空振り三振TOHOシネマ サッパリ暖かくならん春は早く来たが、その後が足踏み状態だ。もうすぐ5月も下旬だというのにまだ朝晩は暖房が必要になる。皆さん風邪ひきまくり。体調崩し......
十人十色というけれど、実際には2〜3色ぐらいしかない。ニッパチの原則通り、実際には全体の8割は上位2割で占められる。
同じ日本人で嗜好がバラバラな事は無いのだね。
で、1年前の記事だが、映画を観に行くと、たまに僕の印象とレビューが全然乖離してる時がある。だいたい僕が面白いと思った映画はみんな面白いと思う様で、
先日観てきた「アベンンジャーズ」の新作は思った通りアメリカでは記録的なヒットになった。
ところが、日本ではコナン君に惨敗という、全く納得がいかないが、これが今の日本人の嗜好のマジョリティなのだろうね。
1年前に観たこの「メッセージ」は繰り返すが、つまらなかった。本当につまらなかった。全くヒットもしなかった。当たり前だ。面白くないのだから。
ところが映画のレビューはやたらに高評価が多い。つまらないと書いたらバッシングされそうな気配だ。その前に観た「インターステラー」も面白くなかった。
まあ僕は映画に娯楽性しか求めていないので、こういうハードSFモノは面白く感じないのだろう。それにしても面白くなかったが。
ヒットもしないしつまらない映画なのに、たまにこういう場違いな高評価の映画レビューを見かける。この両作品はツタヤのレンタルで十分だ。
いや、多分ツタヤでも上位に来ることはないだろうが。こういうつまらない映画に高評価をつける人は一体どこにその価値を感じているのだろう。
それとも、難解なのが良いのかな?僕には難解じゃなくて中身が無いとしか思えなかったが。SF映画と言いながら、最後まで観念的な漠然としたイメージの映像で終わる。
その宇宙人が何者なのかわからない。何を伝えに来たのか分からない。未来を見通す能力を手に入れたような気がしたがよくわからない。最後まで何も分からない。
そして最後は霧のように消えてしまった宇宙人と宇宙船。一体何しに来たんだか、という感じだが、まあ傑作だと言ってる人にケチつけるつもりもないが、
それが本当に思ってることなのかが怪しいからね。つまり、ステマじゃないのか?と言いたいわけ。売れなかった映画を何とかハクつけて売ろうという魂胆しか感じられない。
最近ネットの功罪の罪の部分にこれが多い。勝手にデタラメな口コミを垂れ流すというやつだ。ステマとは、
仕掛け人の存在や意図を,消費者に悟られないような手法によって行う宣伝活動。一般人を装った担当者が,街角でさりげなく商品を持ち歩くような手法など。(Wikipediaより)
これは今時は商品に限らず、今回の映画やドラマの番宣にも、音楽のプロモーションにも使われる。不自然にヨイショしたり、また逆バッシングしたり。
実際に試してみればそれが本当か嘘かすぐにわかるが、昨今のこの不況では試しに買ってみるなんてのは結構俠気のいる事だったりするからね。
こういうネットのレビューを参考にするわけだが、まあユーチューバーどものヨイショ動画を観るにつけ、世の中にはもう本物っていうのはほとんど無いのだね。
そんな値段でそんな良いものが売れるはずが無いだろう、というようなものばかりだ。都内で、それも山手線内でその値段でラーメン売って採算取れるわけが無いだろう、みたいなね。
それを美味い美味い、と言って地鶏動画で出すユーチューバーもねえ、こんなことやってたら早晩、嘘つきはユーチューバーの始まり、なんて言われるぞ。
まがい物ばっかりで本物が見えなくなってしまった時代。まあAmazonのレビューを見れば大体の予測はつくけどね。ただ、それは普通のものに限る。
趣味で使う嗜好性の高い専門的な商品のレビューは全く役に立たない。 楽器とかね。初めて買ったけど、みたいなレビューはもう論外だ。
以前はAmazonレビューを書いたりしていたけれど、実際に自分が買って使ってみて良い物はね。しかし、せっかく情報にケツつける輩ばっかりでウンザリしてしまった。
僕とて何も文句言われてまでその商品を紹介する筋など何処にも無いからね。勝手にしろ、って感じだ。人がせっかく良いことを教えてやろうと思ってるのにケツつけるバカヤロウばっかりでウンザリだ。
だから、ブログではご意見無用の独り言をダラダラと書きなぐってる感じだ。同意して欲しいとか間違ってるから何とかしろとかは無い。
僕はこう思う、ということだけだ。同意する必要は無いし、僕自身も自分が絶対に正しいとも思っていない。 ただ、こう思うということだけを書いてるだけだ。
いや、昔はそういうブログって多かった気がするけどね。でもそういうこと書く人たちはみんな嫌気がさして去って行ったのだろうなあ。
ネットはいつの間にか子供の遊び場みたいになってしまった。大人がいる場所は無い。何か言ったら、出てけ、とか老害とか言われるのがオチだ。
しかし、その罵詈雑言を吐く連中はというと、やり切れないストレスに押しつぶされそうになって、ネットの中で仮面をして誰かを攻撃することで憂さを晴らしてるだけだ。
こういう世の中だから、気持ちもみんな荒んでいくわけだな。
そういえば「働き方改革」。これはね、20年ぐらい前から何度も自民が法案を出してきてる、実に悪質な拝金外道経営者どもの要望なんだよ。
経営者にはサイコパスが多いという話だが、逆にサイコパスじゃなければこんな法案考え付かないんじゃないかと思うね。
残業代を払いたくないだけなんだから。できるだけ給料を抑えたいだけなんだよ。これによって労働者にメリットを与えようなんて微塵もないんだから、気づけよなあ。
誰か言ってたが、つまりは現代の侍を作り出したいのだな。滅私奉公というヤツだ。侍はそれこそ高度プロフェッショナルな職業だからね。
最後は責任を一人でかぶって切腹自害するような絶対服従のサラリーマンを作りたいのだろう。そう考えるとぞっとするね。
他人にここまで冷酷になれるのか?と思うのは僕が普通の人間だから。 僕がサイコパスなら、そんなの当たり前だろ、と何の疑念も持たないはず。
案外、世の中の社会問題に対する姿勢でその人がサイコパスかどうか見極めるバロメーターになるかも知れないね。
もっとも、僕とて立場が変わればサイコパスの様な事を平気でやるかも知れない。実際に昔そういう経験があるからなあ。
そう考えると、立場が人を変えるという考えに辿り着く。思いやりなど、所詮は、、、やめとくか。気が滅入るだけだし。