振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

仙厳園と尚古集成館に来て思う

2017-06-13 09:43:48 | 日記
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島津家の別邸の仙巌園だが前面にある錦江湾と桜島を借景にした大名庭園とある。

後楽園、兼六園、偕楽園と言えば日本三大名園でいずれも大名庭園だが仙厳園はそのランクにはない。庭園を比較できるような知識はないが仙厳園は別名「磯庭園」と呼ばれるように海岸線近くまで断崖のような山が迫った狭隘な場所に造られ三大名園に比べて半分以下の広さだ。

それでも小雨の降る中を園内をほぼ一巡したが見る者を充分に楽しませてくれた。

しかしながらこの仙厳園には他の名園にはない歴史的産業遺産を内蔵していることが一番のポイントではないだろうか。


水力発電設備跡や反射炉跡、そこで製作した大砲。隣接の尚古集成館にはそれらの資料や遺物が多く展示してあった。

幕末に維新をリードしてゆくのは西郷や大久保だがそれ以前に西洋の文明を導入しようとした島津家の動きがあったことも重要だ。この磯庭園の一部で日本の歴史を転換させる初動があったと言うべきだろう。


話が脱線するが仙厳園から隣の尚古集成館に移動する際に左手の日豊本線を「ななつ星」が!すぐにカメラを取り出して撮ろうとしたがあわててスイッチを入れ間違い、遅ればせながらパチリとしたのが下の画像。よくわかりませんね。残念。


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