振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

航空運賃は高いし円安で一時1ドル145円台、海外旅行へのハードルが高くなった

2023-07-02 14:37:39 | 旅行
今月(6月)上旬、関西空港からシンガポール経由チェンマイに飛んだ。搭乗したシンガポール航空のエコノミー席は搭乗率90%以上でほぼ満席。

しかしながらチェックインの行列に並んだ時から周囲を観察していたが、日本人乗客はせいぜい1〜2割と思われた。このシンガポール航空便は全日空のコードシェア便でもあるのだが。

10年くらい前までは海外の航空会社便でも日本発着路線の場合は乗客の半数以上が日本人だったのに。

そして関西空港までのアクセスとして今回は京都駅から19時台発のリムジンバスを利用したが、乗客は途中の高速京田辺からの乗車を含めて全部でたった6人。これも少な過ぎやしないか。

今年になってコロナウイルスに関わる海外渡航規制はほぼ無くなり、日本から海外旅行に出かける人が増えるかと思いきや、全く違う。自分の周囲では海外在住の子供や孫に会うためや仕事で渡航する者はいるが、海外旅行だ海外ツアーだという人はあまりいない。

東京などではパスポートの更新や新規申請の人が多く、窓口に長蛇の列が出来ているとのニュースがあったが、その割には渡航者が増えた、または増えそうな兆候が見られない。 

一方で円安は更に進み、一時は1ドル145円台になったようだ。やはり航空運賃の高騰や円安の進行、海外での物価上昇が日本人の海外渡航にブレーキをかけているとしか思えない。

今回のチェンマイ往復の航空運賃は約9万円だったが、航空会社は違うがコロナ前に何度も利用していた当時の約7割増しだ。他の航空会社でもコロナ前のおおよそ2倍になっている。安いはずのLCCでも2〜3倍になっていると思う。

たまたま先日配信された旅行会社のダイレクトメールの中に、バンコク・アユタヤ5日間(関西空港発着)というプランが、129,800円〜169,800円て掲載されていた。但し燃油サーチャージ別、空港施設使用料別とあり、それらを加算すると、支払総額は172,770円〜212,770円となっている。

このプランは往復とも日本航空の深夜直行便、ホテル・ニッコーバンコクで2泊、全食事付、観光バスツアー付と内容は充実しているので、初めての海外旅行、初めてのタイ旅行と言う人にも安心できるプランだと思う。が、それにしても高いなあ。以前でこの金額ならビジネスクラス利用のプランかと思う。

試しにこの旅行社のWEBサイトで9月出発の支払い総額10万円未満のタイ・バンコクツアーを探すと、最安値で8万5千円台だった。エアーは直行便ではなく香港乗継、またはベトナム・ハノイ乗継で、スタンダードホテルに3泊。食事はホテルでの朝食のみで、フリープランのため観光や現地空港との送迎は無し。直行便の飛んでいるバンコクまでを、乗継便で行くのも何だかなあ!

バンコクまでの直行便利用で安価なプランはエアアジア便利用プラン(ホテル2泊)で8万7千円台があったが、9月の催行日がたった2日だけでは対象になり難い。

コロナ前のこの旅行社のバンコクプランだとタイ国際航空の直行便利用が大半だったと思うが、現在はタイ国際航空利用での9月プランで最安値は13万6千円台。ホテル2泊で、食事はホテルの朝食のみ付いてフリープランだ。自分のイメージだと以前には半値以下の5〜6万円台であったような気がする。

他の旅行社にはもっと手頃な価格のプランもあるのだろうが、それらも以前より高くなっていることは間違いない。また、旅行先が異なっても似た状況だろう。  

このように航空運賃が高くなり円安も高止まりすると、気軽に海外へとは行けなくなる。2回を1回に減らしていると残り時間の少ない自分のこの先、楽しみが無くなるなあ!


下の画像はシンガポール・チャンギ空港のラウンジと、その中に設えてあった日本庭園風の坪庭?



















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