振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

値下げしても請求額が増えた関西電力、何で?

2017-08-26 11:31:04 | 日記
数日前、家のポストに今月の電気使用量のお知らせが入っていた。今年の夏は暑い日が続き躊躇なくエアコンをつけっぱなしにしているのでちょっと心配だったが対前年同月比が+4.1%と思ったほどではなかった。

請求金額の8028円をPCの家計簿に入力してお知らせをゴミ箱に一旦捨てたのだが、その後で昨年の支払金額を見てあわててシワクチャになったお知らせの紙をゴミ箱から回収して広げてみた。昨年は7212円で、何と+11%の増加だ。


関西電力は確か8月1日から電気料金を値下げして家庭向けでは3%くらいダウンのはずだ。今月の電力使用期間の内8月分は約2/3になるが、使用量の増加は昨年比4%ほどなのに請求金額はどうして昨年比+11%も増えるのか?

そこで関西電力のHPを開いて「値下げに関するご案内」読みながらお知らせの金額明細をチェックしてみた。明細まで詳しく見るのは初めてで、昨年の明細なんかは残っていない。


この明細で請求金額はA=最低料金、B=1段料金、C=2段料金、D=3段料金、E=燃料費調整額、F=再エネ促進賦課金のA~Fの合算になることがわかり、関西電力HPの値下げ前と値下げ後の電気料金早見表を見た。


今月の請求金額は値下げ前の7月と値下げ後の8月にまたがっているので例えばAの最低料金請求額343.01円は値下げ前後どちらの単価とも一致しないのはわかるが、値下げ前単価の338.67円より高いのは変だ。何故?B~Dの単価も同様に高い。

で、実はここで関西電力HPにあった値下げに関するお問い合わせ先のフリーダイヤルに電話をしてわかったのだが電気料金早見表の中に※印で「値下げ前単価には燃料費調整単価を含む」とあった。

値下げ前の実際の電気料金単価は早見表より更に高く、そのまま記載すると単価が11%程度の値下げになるので燃料費調整単価を含めることで公式の値下げ発表数値の3~4%の単価ダウンに見えるようにしてあるらしい。何ともわかりにくい。

これでほぼわかってきたが、電気料金単価を値下げしても昨年より請求額が増えているのはこの燃料費調整単価の変動が原因のようだ。

フリーダイヤルに出た担当者に「値下げと発表しているのに昨年より請求額が増えているのは何故かと言う問い合わせが私以外にもあるでしょう?」と問うと「多いです」の返事。そりゃあそうだろう。

更に「今回の値下げを利用者が実感できるのは何時からか?」と問うと電話を保留され回答マニュアルを探していると想像したがその説明は曖昧で理解できなかった。



電気代の支払は口座引落しやクレジット払いが大半だと思うがそれをチェックしている人は少数だろう。私も現役時代はそこまで見ていないし、気付いたとしても今年の場合だったら暑いのでエアコンを使い過ぎたかなで終わっているはずだ。

しかしフリーダイヤルを切った後で疑問が湧いてきた。この1年だけでどうしてそんなに燃料費調整額が増えるのか。今回の値下げは原発の再稼働が組み込まれているはずなのに。

もう少し調べてみよう。



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