ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年十一月四日]

2008年11月04日 | fine arts
今日は仕事の前と後に展示を見に訪れることが出来ました。ですが、美術館のほとんどが休館の祝日明け火曜日と言うことで、拝観が可能な二軒を訪れました。(写真はミサワバウハウスコレクションで購入した「デザイン&ミュージアム・リンク」。ちょっと変わった観点から美術館・博物館を捉えた記事が興味深い内容の冊子です。)

バウハウスの造形教育 於: ミサワバウハウスコレクション
住宅メーカー、ミサワホームが収蔵するバウハウス関連の作品、資料を公開する展示スペース、ここの企画展示は毎回、楽しみです。今回はバウハウスに於ける造形に関する教育にスポットを当てた展示でした。ヨハネス・イッテン氏、ラスロ・モホリ=ナギ氏、ヨゼフ・アルバート氏、クレー氏、カンディンスキー氏等、各マイスターが行った授業の内容と、当時の学生であった方々の習作を紹介しています。それぞれにいろいろと関心する内容でしたが、それらの展示を通して自分が感じ取ったのがバウハウスの教育はその方法が革新的でありながら物質の本質を見極め、構造を分析することがあくまでも基本で、そこから発想、工夫し造形を行っていると言うこと。だからこそ、現代のあらゆる分野に於いてバウハウスの行った活動が活かされているのでしょう。興味深い展示でした。

↓ ミサワバウハウスコレクション ↓
http://www.bauhaus.ac/

Contemporary Prints FAIR 於: Bunkamura Gallery
近代に於ける国内外、いろいろな作家の版画、写真等のプリント作品の展示・販売です。まぁ、故人、現役を問わず、商業的にも今人気のアーティスト達による作品が数多く並んでいました。中でも草間彌生女史やジュリアン・オピー氏等のシルク・スクリーンが目を惹きましたが、特に自分はロバート・ロンゴ氏の人物をモチーフとしたダイナミックな画面の作品がお気に入りでしたね。この作品は自分が学生時代にも見たことがあり、懐かしさもありました。

↓ Bunkamura ↓
http://www.bunkamura.co.jp/index.html