ちょっといいな、ちょっと幸せ

映画、アート、食べ歩きなどなど、私のちょっといいなを書き留めました。

東京JAZZ 2009 JAZZ IS BEAUTIFUL 

2009-09-07 23:12:47 | おでかけ
 
 「東京ジャズ2009」 9月5日夜の部 -JAZZ IS BEAUTIFUL- 。東京国際フォーラム・ホールAにて。出演は、第1部・メロディ・ガルドー、第2部・上原ひろみ、第3部・リマージュ。
 メロディ・ガルドーは、スモーキーでクール、そして艶やかな印象。もっと小さなホールでじっくりと聴きたいと思いました。リマージュは、円熟した演奏に安らぎ、ゆったりとした気分になりました。第2部で上原ひろみが登場すると一気に会場が沸き立ちました。

東京JAZZ 2009 ~JAZZ IS BEAUTIFUL~ 第2部 ・ 上原ひろみ
  The Tom And Jerry Show
  Sicilian Blue
  BQE
  Choux A La Creme
  Pachelbel's Canon
  Viva! Vegas: Show City,Show Girl
  Viva! Vegas: Daytime in Las Vegas
  Viva! Vegas: The Gambler
 ~アンコール~
  Place to be

 上原ひろみのソロのステージ。小柄な彼女がピアノを叩くように弾いたり、弦を使って弾いたり、なだめるようにいとおしむように弾いたり、卓越したパフォーマンスに驚き、熱くなり、酔いしれました。彼女の音楽を聴いていると、音楽は言葉以上のものだということを感じます。しっかり心に響き届く音楽というのがあるのだなと思います。この日の演奏は、シチリアから始まって、パリ、ラスベガスと、音楽と一緒に旅をする「ひろみトラベル」というコンセプトのようでした。シチリアの青い空と海、美しいパリの街並み、華やかなラスベガスを感じました。持つ力を全て出し切って、そんな演奏が終った後、鳴り止まない拍手に「Place to be」 で応えてくれました。すばらしい演奏でした。この晩感じたのは、「Jazz is beautiful !」そして、「She is beautiful ! 」。

Summer Reading

2009-09-05 08:38:42 | 読書
   
 私にとって、夏は読書の季節です。家の中のいつもの場所で本を開きます。この夏は、前々から読みたいと思っていた本ばかりを集めて読みました。

 特に心に残った本。
「どこから行っても遠い町」川上弘美著
「夜の公園」川上弘美著
「キッチン」吉本ばなな著
「しのびよる破局―生体の悲鳴が聞こえるか」辺見庸著
「最終目的地」ピーター・キャメロン著、岩本正恵訳

 フォトはこの夏に読んだ本。(何冊かは既に図書館に返却済み) 初めて吉本ばななを読みました。しなやかな文体と、繊細な心の描写に、時折込み上げてくるものがありました。この夏、吉本ばななの作品と出会えたことは、とても嬉しい出来事でした。次に読むのは「TUGUMI つぐみ」、「デッドエンドの思い出」。読書の夏から秋へと続きます。

名和晃平 「L_B_S」

2009-09-04 09:43:54 | おでかけ
  
 銀座・メゾンエルメスで開催中の名和晃平 「L_B_S」。
 「L_B_S」とは、リキッド(LIQUID)、ビーズ(BEADS)、スカム(SCUM)。
 大きなエルクの表皮を大小の透明な球体で覆った「PixCell-Elk#2」。大小のガラス球はどこからか飛んで来てエルクに張り付いたようにも見えるし、エルク自身から湧き出てきたようにも見えます。近づいてみると、エルクの毛並の表面を顕微鏡で覗いたように映し出しされていたり、会場の壁面を映し込んでいたり、物体との不思議な距離感を感じます。近づけそうで近づけない、見えそうで見えない。剥製の生々しさが無くなって、軽やかでとてもきれい。新たな生命体のようでした。
 「SCUM」は、白いポリウレタン樹脂で様々なモチーフを覆った作品。手榴弾から仏像まで、全てが同じ質感になって整然と並べられています。
 「LIQUID」は、シリコンオイルを発光させ、グリッド状に泡を発生させたもの。規則的に泡ができては消えるのを見ながら、突然違うものが湧き上がってくるのではないかと思ったり、終わりが無いことを感じたり、沸々と生まれ出る生命を見ているように感じたり、同じことの繰り返しがとても心地よく、催眠術をかけられたみたいでした。    ~9月23日まで

Cool Night

2009-09-03 23:11:12 | お気に入り
    
 デュランスのピローミストは、香りが柔らかです。短時間だけ香って、あとに残らないのもいいです。「クールナイト」は、オレンジブロッサムがメインのブレンド。初めて試した時、憶えのあるような香りに妙に惹かれました。ゼラニウム、ラベンダー、ほのかにジャスミンが香ります。晴れた日の夏の庭の匂いに似ています。蒸し暑い夜の空気に芳しく溶け込む香りです。
 今夜は、秋の気配を感じる涼しい夜。今宵の「クールナイト」は、明け方の空気のように静かに香りました。

新しいパートナー

2009-09-01 14:40:35 | ランニング
  
 新しいランニングシューズ。アシックスの”LADY GT-2140 NEW YORK ”。クッション性と安定性を重視して選びました。何度か試してみて、軽さと走りやすさ、徐々に足に馴染んでくるのを感じています。今日は青空の下、爽やかな風に吹かれてのジョギング。真新しい靴はまだどこか他人行儀で、一歩一歩、確かめ合うようにして走りました。
 この夏は、気負いや窮屈さが無くなって、気楽に気持ちよく走ることができました。やっと走ることが身に付いたような、そんな気がします。8月の走行距離、320㎞。