以前、台湾鉄道の花蓮・台東間の電化工事が行われ、完成後は台北と台東間に直通の電車特急が運行され、この区間の所要時間が大幅に短縮されると書き込みしました
その電化工事が完成し、来月１日から営業運転が行われるとの事でして、台北からの直通特急を利用すると４時間を切って３時間台になり、現行の直通ディーゼル特急より一時間半近くの大幅短縮になるとの事です
昨年５月の連休に嫁さん同行での台湾一周旅行の際に、この区間の電化工事が行われていたのがあれから一年で運用開始となった次第で、その区間を日本製の電車特急のピュウマ号が快走する光景は想像しただけでも楽しみ満載ですが、一方、この区間が３２年前まで軌道が762mmのナローゲージでトロッコのような車両で１９０キロを４時間以上の所要時間を要し走っていた事を知っているカメさんにとっては少し寂しくなります
当時の台東線、現在は花東線と呼ばれていますが、ナロー軌道当時は花蓮駅には台北からの北廻線は１９８０年に開通していますので、それまでは独立した路線だった関係で台東線と呼ばれ、ある意味台湾東部の交通の不便で開発が遅れていた区間をノンビリと走る超ローカル線の趣があったのですが、それが電化され、最新型の電車が高速で走るのですから趣はガラリと変わるかも知れません
さて今回の電化工事に伴い、この区間の営業距離が１キロ短縮されて、その関係で運賃が２元値下げになるそうです
台湾鉄道局の公告をコピーしておきます
臺鐵局配合花東鐵路電氣化暨瓶頸路段改善工程完工通車，自103年7月1日起，東部幹線實施新營業里程。花蓮至臺東間營業里程由151.9公里變更為150.9公里。
花東地區票價實施配合新營業里程辦理調整，調整後票價以臺北、臺東間自強號列車為例，由785元降為783元；花蓮、臺東自強號列車，由345元降為343元。旅客凡訂購乘車日為7月1日（含）以後之車票，均依新營業里程計算票價。詳細東部幹線里程，可至臺鐵局網站「各站營業里程」頁面查詢。
