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カメさんのチャイナ♪チャイナ♪

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内湾線復路は特等席

2012-05-21 20:30:41 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

内湾線往路の旅は、多くの乗客による混雑の関係でほとんど車窓を楽しむことが出来ずに終点の内湾駅に到着

 

内湾駅でも竹中駅行きの折返し列車を待っている多くの乗客の関係もあり、一旦下車することを断念し、そのおかげで発車までの僅かな間を利用して復路での最高の車窓を楽しめる運転席横の最前列の座席を確保出来、復路は内湾線を十二分に楽しむことが出来ました

 

内湾線そのものは戦前の日本統治時代に建設計画があったものの戦争の関係で未着工となり、戦後に内陸部からの物資輸送を目的として建設された盲腸線との事

 

その関係かして途中の九讃頭駅付近にはセメント工場があり、駅構内には工場からの引込み線が多く、この鉄道を使って出荷されていたのでしょうが、今では鉄道利用の中心が台湾でのレトロブームに伴ってローカル鉄道散策を楽しむ観光鉄道にシフトした感があります

 

さらに新竹の街そのものが台湾でのハイテクランドに変貌し、それら関連の研究・工業団地がこの内湾線沿線に立地し、また新竹のベッドタウンとしての通勤圏となっている関係もあって竹東駅周辺まではマンションを中心とした新興団地が形成されており、その中を単線・非電化のディーゼル車両が一時間に一本程度走る光景は同じローカル鉄道である集集線と比較しても味わいは変な感じです

 

そんな感じの中、列車は満員の乗客を乗せて一路新竹方面に進行していきますが、往路と違って復路は下り坂中心ですからエンジンの音も軽やかに走行していきましたが、電車との乗換駅の竹中近くになる頃に空模様が怪しくなり、風が強く吹き、真っ黒な雨雲で空が覆われ、竹中駅に到着し新竹行きの電車をホームで待つ間にスコールのような大雨が降り始めました

 

新竹駅には予定通り16時7分に到着し、今日の残りの予定は台北に移動するだけとなり、窓口で台北までの予定している16時36分発の自強号座席券を申し込みましたが売切れ。

次の自強号も満席との事で、17時40分発のなら有るとのことで、それに決定し座席券を受取りました

 

よくよく考えれば今日は日曜日でお休み。行楽から台北に帰る利用者でこの時間帯は混み合っている事は事前に予想していなかったから希望通りの時間帯の指定席が入手出来ないのでしょう

 

そう言えば今日の二水からの莒光号にしても、二水から乗車した時点ではガラガラ状態でしたが、気が付いてみればいつの間にやら満席となって、座席の無い乗客がデッキ付近に立っていたものでした

 

仕方ありません。指定された自強号の発車まで新竹駅で時間潰しをすることとなりましたが、その時間帯も外はまとまった雨が降っておりましたので付近の散策も出来ず、駅前のデパート新光三越に入り暫しの冷やかしとなりました

 

画像は内湾線竹東駅

単線の内湾線はこの駅で上下列車の行き違いをしています。駅周辺は今や高層住宅が立ち並んぶ住宅街


行きは地獄の内湾線

2012-05-20 21:18:45 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

竹中駅にて区間電車から単線ディーゼルカーの内湾線に乗換え、14時8分に終点の内湾駅に向かって発車です。車内は50パーセント位の乗車率でしたがねこの列車に乗車する際に集集線と同様に先頭車両の最前列を狙ってホームで乗車待ちをしていたのですが、残念なことに先頭車両の大半は他の乗客に確保されてしまったので、中央部のロングシートに座って沿線の景色を楽しみました

 

しかしこの状況は竹中駅を出発して三つ目の竹東駅で一変しました。この駅から多くの乗客が乗り込んできて空席は無くなり、通路も乗客で反対側の車窓も見れなくなると言った最悪の状況

こんな混雑した状況で半時間の乗車のまま終点の内湾駅に14時52分に到着し、13分後の15時05分にこの列車は折り返しとして発車します。その間に一旦下車して駅前での記念撮影をと考えていましたが、内湾駅の改札口を見て即に断念しました

 

それはこの折り返し列車を待ちわびている乗客で改札口は溢れ返っており、一旦下車してこの列車に再び乗車することになれば100パーセント立ったままで竹中駅に戻ることになり、また一本遅らせて一時間後の次の列車を利用するとしても内湾駅付近の観光客の混雑状態からすればさほど状況は良くならないと判断して、下車せずに帰りの先頭車両に向かい最前列の席を確保した次第です

 

画像は内湾駅


内湾線はどこから?

2012-05-19 23:09:08 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

昼食に食べた車内販売の駅弁が美味しかったのかして、30年振りに通過する西部幹線の海線沿線の風景を夢の中で見てしまい、気付いた時には海線・山線の合流区間である竹南駅手前、次の停車駅は下車予定の新竹駅でした

新竹駅には途中で遅れを取り戻したのかしてのほぼ定刻13時半過ぎに到着し、次の内湾線方面列車の乗車時刻は13時47分ですから、その僅かな乗換え時間を利用して急いで新竹駅構内の行李房を捜し、カバンの一時預けをしたものです

 

新竹駅の内湾線方面行き発車ホームは3Bですが、行先表示には六家駅方面との表示になっております

これはもともとの内湾線は台湾新幹線新竹駅開業に伴い、在来線である台湾鉄道との接続駅として内湾線の竹中駅から延長された六家駅を設け、新竹・六家間を直通で結ぶ複線高架電化路線として改修工事を進め昨年開業したとのことで、その為に従来は新竹・内湾間を単線・非電化で直通運転されていたのが、今や一旦竹中駅まで六家行き電車に乗車し、その竹中駅で乗り換える必要が生じてしまっております

 

不便ですが内湾に行くためには仕方ありません

何ら変哲の無い都市近郊区間を走る電車に乗車して竹中までの間は真新しいコンクリート橋脚の高架路線を走り、途中の景色は全て台湾のシリコンバレーと呼ばれるほどに成長したハイテク産業の工業団地とそれを取り巻く高層マンション群だけの景色を眺めること15分余りで乗換駅の竹中に到着

 

この竹中駅では内湾方面のホームが反対側にある関係上、一旦ホームを降りて再度反対側のホームに移動する必要があります。エスカレーターは設置されていましたが、この日の内湾線行きホームに上がるエスカレーターは故障・点検の為かして停止中で階段を上がるしか方法はありません

この時ばかりはカバンを新竹駅に預けてきて良かったと息子と顔を見合わせたものでした

 

画像は新竹駅3Bホームで発車を待つ六家行き区間車


海線は夢の中

2012-05-18 21:01:45 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

思い掛けない列車の遅延のおかげで本来諦めていたタバコを二水駅で吸え、吸い終わると同時に目的の列車が到着してくれ、待ち時間が実質ゼロ状態で二水駅を11時16分に出発です

 

次に考えることが昼食をいかにするかが問題でして、この列車は海線経由ですから台中は通りませんし、海線経由の場合は台中のような大型駅は無く、その為に車内販売用の駅弁の入手がどうなるのかが分かりません

 

場合によっては降車予定である新竹駅までは何も食べれない可能性もあると考えて、ホテルでの朝食をしっかりと食べておくように息子に言い、同時にこちらも十二分に食べたつもりでしたし、朝食後は運動らしき体力を使う行動はなんらしていなく、ただ単に列車に座っているだけの単調な行動だけですから腹が減りにくいのではとも思っていましたけど、実際はこの列車の移動によって生じる振動が食物の消化に効果があるのかして、この時点では二人とも空腹状態に陥っていました

 

二水を発車して最初に停車する駅は田中駅。停車すると同時に弁当を積込むか否かをデッキから見ましたが、それらしい光景は無く、次の停車駅の員林でも同様

しかし彰化駅では何やら台車に乗せたボール箱を最後尾の車両に積んでおります

 

当然の事ながら弁当が売り切れる心配があるので急いで最後尾に向かい、ワゴンに積み替えている弁当を二個購入し、座席に戻ると同時に二人が昼食の開始です

 

息子にしてみればこの弁当が台湾鉄道での駅弁第一号でして、蓋を開けて少し驚いたような表情をしながらまずは一口、お味の方はまずまずとの嬉しい評価でした

 

弁当を食べながら車窓の景色を眺めていると海線・山線の分岐となり、列車は海線の方向に進み台北に向かって順調に進行

しばらくの間、車窓を楽しんでいましたが満腹が災いしたのか何時の間にやら昼寝となり、目が覚めたのは海線・山線が再び合流する竹南駅の手前でしたので、30年振りの海線から望む台湾海峡は見ることが出来ませんでした

 

海線から見る台湾海峡は、30年前の台湾一周の際に台北から乗車した自強号で体験し、その際に車両故障かして海岸近くの途中駅に臨時停車で10分ほど停車・点検した間に夕日が台湾海峡に沈みかけていく光景が未だに記憶に残っておりますが、今日は駅弁の誘惑に負けてしまい夢の中での再現にもなりませんでした

 

画像は昼食として食べた駅弁

値段は60元とお買い得価格です


二水駅で一服

2012-05-17 19:09:46 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

台湾で禁煙防止法が施行されている関係上、愛煙家にとっては非常に厳しい情況で気楽にタバコを楽しむことが難しくなっています

公共施設や人が集まる場所での喫煙は禁止されており、台湾鉄道も車両内はもちろん駅舎内、ホームも全て禁煙指定されております

 

4月29日の喫煙は朝食のあとに集集線に乗車する前に台中駅前の喫煙可能場所で一服したのが8時前、その後は集集線に乗車していましたし、終点の車埕では観光客で混雑していた関係もあって改札口を出て一服する時間的な余裕もなく、折返し乗車して二水駅に11時過ぎに到着。

 

本来はこの二水駅での乗り換え時間は6分程の時間しかなく、旅行カバンを持って地下道を利用してのホーム移動をする必要があるものですから、その後に一旦駅舎を出てタバコを吸える時間的な余裕はないものと考えていました

そうなると次にタバコを吸うことが出来るのは新竹駅に到着する13時33分過ぎとなる予定しかないと当初諦めていました

 

そんな中で一つ淡い期待を抱いていたことがあります

それは台湾鉄道の場合、日本と比較すると列車の遅延が多く発生し、その関係で時間的な余裕が出来るのでは?

しかしそれは反面、ギリギリの時間的な乗り継ぎを日程として組み入れている場合は逆に乗り遅れが生じ、後の日程が大きく狂ってしまう可能性を含んでいるとも言えます

 

ところが神様の粋な計らいかして二水駅1番ホームの電光案内板には乗車予定の11時09分発の莒光号の到着が6分遅れとの表示が出ております

と言うことは乗車までに8分程度の余裕がある訳でして、しかもホームは1番ホームですから改札口と同じ位置のホームですし、二水駅そのものが地方の小振りな駅ですから改札を過ぎれば直ぐに駅前広場となっている絶好の造りの駅舎

このチャンスを逃す事はもったいないと考え、急いで改札口をTR-PASSを提示して通過し、駅前にて一服を楽しむことが出来ました

 

その姿を見て息子がひと言、『そこまでして吸いたいのか?禁煙すればよいのに!』

 

タバコを吸って再び改札口を通りホームに戻ってからまもなく莒光号が到着してきました

 

画像は三時間振りにタバコが吸えた有難い二水駅


二水駅

2012-05-16 19:53:55 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

元々集集線は戦前の日本統治時代にダム建設用の資材運搬用として敷設され、その後は台湾鉄道では超が付くほどの赤字ローカル盲腸線であった集集線ですが、その後の観光ブームが幸いしたのか、今や多くの観光客が訪れる観光地に変貌しており、初めての集集線乗車は観光客の渦に巻き込まれての移動

 

終着駅での短い折返し時間も混雑の関係で駅前付近の見学も出来ないままに10時14分発の折返し列車で二水方面に戻って行きます

折返し列車の乗車率は来た時と比べてほとんど乗車しておらずガラガラ状態でした

途中の駅に停車する都度、往路に乗車していたであろう多くの観光客から手を振られると言ったまさに観光列車の旅です

 

帰りも濁水駅で往路と同じく数分の行き違いの為の停車。こちらの列車が早く着いて、行き違いの列車を待ちますが、やって来た車埕行き列車はやはり満員状態での運転で、乗客からまたまた手を振られこちらも笑顔で手を振りかえします

本当に長閑で良い雰囲気で定期運行されている路線と言うよりかは観光路線とも思える雰囲気

 

しかしこの雰囲気もこの濁水駅で終了

後は二水駅までは沿線の人から列車に向かって手を振ってくれる人は見かけませんでした

 

二水駅には定刻通りの11時02分に到着。休日の観光客で混み合う路線の運行に関らずなかなか正確な運行に思わず感謝でした

と言うのもこの二水駅で6分後の11時09分発の台北方面行きの莒光号に乗換える必要があったからです

この莒光号は海線経由でして次の目的地である新竹駅に到着予定時刻と、その新竹駅から乗車予定の内湾線との接続の二点を考えると日程的に非常に有難く、この列車に乗り遅れると次の海線経由は二時間近く待ちぼうけ状態になり、新竹での内湾線との接続も待ち時間が長くなり、この日の日程が大きく狂ってしまう可能性が生じてしまうものですから、この日の定時での集集線運行は本当に希望通りに移動出来ることとなりました

 

もし集集線が延着し莒光号に間に合わなければ、この集集線の列車に乗車したまま終点の彰化駅まで行き、そこで自強号に乗れば新竹からの予定通りの内湾線には乗車可能ですが、そうすると西部幹線の海線は乗車出来ずしまいになってしまいます

 

息子同伴の台湾鉄道周遊旅行ですから基本的には台湾鉄道のほぼ全ての路線を乗車体験させてやりたいのが親心?

その気持ちが神様に通じたのかして集集線列車は二水駅に定刻の到着となり直ぐに西部幹線の線路に合流し彰化方面に走り去って行きました

 

画像はいまや観光列車の趣が発揮されている集集線・濁水駅での行き違い風景

車両も観光列車としてフル装飾されています


集集線乗車体験記その3

2012-05-15 20:28:06 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

濁水駅でのすれ違いを終えた車埕行き列車はほぼ満員の観光客を乗せて出発し、龍泉駅を通過しこの路線の名称になっている集集駅に到着

集集駅は各種ガイドブック等によりますと1999年の台湾大震災の震源地がこの近くであったことから駅舎は倒壊し、この集集線も大きな被害を受け、そのまま廃線になる可能性もあったのが無事に復旧し、その後の観光ブームに支えられて今や台湾中部での有名な観光地の一つとなり、休日ともなれば多くの観光客が訪れる等と記載されておりますとおります。

 

実際、この駅に到着すると乗客の大半は下車して行き、また入線してくるこの列車を撮影しようとする観光客や、駅周辺には観光客目当ての各種店舗が営業しており大変な人だかり状態の中を列車は二駅先の終点を目指して出発

 

次の水里駅も多くの観光客で賑っており、通過する列車に向かって手を振りながら列車を背景に記念撮影の連続。この駅では残りの乗客の多くが下車し、日本人の鉄オタさんも下車して行きました

 

次は終点の車埕に短いトンネルを過ぎるとそこが広い駅構内となっており、過去の木材運搬の目的で設置され運用されていた引込み線を始め、蒸気機関車の給水塔等が保存されており、駅舎からホームまでの間の広い引込み線跡は多くの観光客で大層賑っています

 

この駅でカメさん親子を除いた全ての乗客は下車し、この駅付近の観光を楽しみながら次の列車か、そのまた次の列車を利用しながら終日集集線沿線の観光を楽しむのでしょうが、こちらはその時間がありません

8分後の10時14分発の折返しで再び二水駅へと戻る必要があるのです

 

せめて折返しの間の短い時間内に駅舎を見学・撮影したいと考えていましたが、改札口付近は混雑している関係上、行って戻ってくると絶対に折り返しの出発には間に合わないと判断しての断念

 

しかし初めて乗ったこの集集線、南国風情をタップリ味わえることが出来る単線の長閑な感じで、まさに昔の国鉄ローカル線を彷彿させる印象でしたが、台湾ではこのような路線が脚光を浴びての観光地となっていることにはうれしい反面、のんびりとした旅を目的として訪れた者にとってはいささか拍子抜けの感がしました

 

画像は終点の車埕

正面には水力発電用のダムが見られます。駅舎は1999年の台湾地震によって倒壊し、その後地元特産の木材を使って風情豊かな木造建築の駅舎として生まれ変わったとか


集集線乗車体験記その2

2012-05-14 19:02:54 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

4月29日、最初の台湾鉄道旅で乗車した集集線・車浧駅行き区間車は定刻に台中駅を出発し、途中彰化駅手前で海線との合流も確認出来、さらに列車の最先端部の座席をキープできている関係上、運転手と同じ目線で連続しての沿線風景が楽しめます

日本・台湾の鉄オタとおぼしき人物は立ったままで貫通部のガラスに釘付けとなって次々とシャッターを押して撮り鉄を楽しみつつ列車は一時間近く走行し、定刻の9時10分には西部幹線と集集線が分岐する駅である二水駅に到着

 

到着したホームは三番線で、一番線は西部幹線の台北方面行きで二番線と三番線が島式ホームとなっており二番線は西部幹線の高雄方面行きとなっています

 

この列車、二水駅では五分間の停車時間があり、その間に乗務員が交代となり定刻の9時15分には発車して、しばらくの間は西部幹線と平行しながら南下しますが、まもなく架線もなくなり単線の趣を感じ出す頃にはゆるやかに東に向かって大きく曲がりながら進んで行き、同時に沿線風景も徐々にローカル食が豊かな感じられるようになります

 

二水駅から終点の車埕までは30キロ。途中に6駅があり全て停車の各駅列車となり、速度は幹線からローカル単線に入ると同時にガクンと低速走行となり最初の停車駅源泉に到着

乗降客はありません。この辺りまでの地元の方はバイク・マイカー利用の方が運行本数の少ない列車に比べ便利でしょうから列車には見向きもしないのでしょう

それが証拠にこの駅は片面のホームに駅舎も無い簡易駅

 

しかしこの駅を発車するとつぎの駅は濁水。この駅では集集線ならではの光景が見られます

単線でのすれ違い駅でして、しかも日本ではもう見ることの出来ない懐かしいタブレット交換です

その関係で停車時間は五分ほどあり、こちらの列車が先に到着して行き違い列車を待ちます。その間に列車から多くの観光客がホームに降りていっせいに入ってくる列車を撮影

まさに今の台湾にはローカル線大好き鉄オタが多くいることに敬服した次第です

 

画像は二水駅から集集線が分岐する風景

右側の架線が見えているのが西部幹線


山線と海線

2012-05-13 19:57:54 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

台中駅発の集集線直接乗入れ列車が台中・二水間は西部幹線を走行すると昨日カキコしましたが、この台中を通過する台湾鉄道の西部幹線は台北・高雄間の間、一部が二路線に分岐運用されております

台中から台北寄りの竹南駅と台中から南にある彰化間の間約90キロが二路線となっており、台中を通る路線を山線と呼び、西側の台湾海峡側を通る路線を海線と呼ばれ運用おります

 

日本植民地当時に設置された台湾鉄道の主要幹線であるところの台北・高雄間は主要都市である台中経由で建設されたところ、台中経由の山線だと山越えの障害があり、それに対処する目的で海線が設けられたとのことです

 

その山線・海線が分岐・合流する竹南駅と彰化駅、30年前にも二度ばかり乗車通過しておりましたが、どのようにしてそれぞれに分岐・合流するかは車窓から何度か見てみましたが分からないままに通過していました

台湾鉄道は日本と同じ左側通行ですが、この付近を通過する際は一時的に右側通行になって、一時的に単線通行となり、何時の間にやら左側通行に戻っていると言った経験はありました

 

しかしこの謎が今日の集集線乗入れ列車の先頭部に乗車することで全てが理解できました

先頭部からの車窓を見ていますと彰化駅の一つ手前の駅が成功駅、この駅を過ぎると左側から複線の軌道が並行に見え、やがて近付き山線と合流すると言った、至って単純な結果でした

更にオマケとしての成功駅と海線側の追分駅を結ぶ連絡線が成功駅から大きくカーブしている単線として見る事も出来ました

 

これも台中駅に早く行き、絶好のポジションを確保で出来たからでしょう

しかし昔の台湾鉄道関係の資料を見ますとこの山線・海線の合流する際はそれぞれの線が一時的に単線となり、それが分岐してから各複線に戻っていたみたいですが、今日見たのは最初から複線としての分岐・合流となっていました

 

画像は彰化駅手前の山線・海線が並行している風景

右側のの路線が海線


集集線乗車体験記

2012-05-12 21:00:20 | 2012年5月息子同伴のグルメ台湾

昼食を含めたホテルでのバイキング形式の朝食を十二分に食べ、ホテルを出発して徒歩2分余りで台中駅に到着です

この台中駅から8時17分発の集集線乗り入れ直通列車に乗車するのですが、終点の車埕間での距離は約80キロあり、所要時間は約二時間掛かります

その為に乗車前に駅構内に営業しているコンビニでお茶のペットボトルを二本調達し、8時にはホームに入りましたが、やはり予想したとおり休日の集集線乗車客が多くホームに列車の到着を待っています

 

列車は8時10分に到着し乗車開始となりましたが、早い目に待っていた効果が早くも出ました

先頭車の最前列のドアから乗り込み、座れた座席が運転手の隣の3人掛けのロングシート。最高のポジションと言いたいのですが残念ながら先頭部の座席には地元の方が座ったために二番目のポジションとなった次第です

 

列車は定刻通りの8時17分に台中駅を出発。台中から二水駅までの50キロ余りは西部幹線を走り、その間には計13駅ありますが停車するのは台中を含め7駅でして、残りは全て通過となりますからなかなかの快速列車となります

 

台中駅を発車して2ツ目の停車駅・新烏日は台湾新幹線台中駅との接続駅で、この駅からも多くの乗客が乗り込んできて乗車率は軽く100パーセントを超え、運転席隣の最前列通路まで乗客が流れ込んできます

そんな中で意図的にこの位置に乗り込んで来る乗客が数名居ました

一人は日本人の鉄オタ、残りは地元台湾の鉄オタでしょうか?高級一眼レフを首からぶら提げて、時折ガラス越しに進行方向を撮影しては画像をチェックしています

 

当然、絶好のポジションを確保したカメさんも負けては居ません

最前列の地元客が途中駅で下車してくれたものですから最高席に順位が上がり、その時点からはカメラを前方ガラスに付けながら画像をパチパチの連続でした

 

画像はその際の一コマ

向こうからやって来ているのは電気機関車に牽引される莒光号