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カメさんのチャイナ♪チャイナ♪

中国大好きなカメさんの自由空間

やっぱり池上弁当

2013-05-21 21:53:55 | 2013年5月台湾汽車の旅

高雄から乗車した花蓮行きの特急に乗車して車窓からの台湾海峡、太平洋を堪能し2時間20分後の午後1時過ぎにやっとのこと台東駅に到着です

お腹が減りました。この駅での停車時間は時刻表では約8分ありますから駅弁を買う時間はありますし、また台東駅に到着する前にと言うよりかは高雄駅出発時に駅弁の積込みをしており、車内販売が何度か販売に廻っていました

 

しかし我慢です。台東駅を出発し半時間辛抱すればあの池上駅に到着しますので池上弁当が手に入るのです。

でも少し不安材料があります。この列車は池上駅には停車はするのですが、行き違い列車との待合わせではなく、単なる乗降客の取り扱いの停車ですから1分程度となっております

 

台東駅を発車して2つ目の停車駅『関山駅』が上下線の行違い列車との交換駅となっており、この駅では5分程度停車し、ホームには何と関山弁当を販売する御姐さんが大きな声で『ベェンタ~ン!』とホームを行き来しています。それを尻目に見ていると車掌が近付いてきて『美味しいよ!』と笑顔で囁きます

でもやっぱり今回は嫁さんの為にももう一駅我慢して池上弁当を買うことし、同時に車窓に、次の池上駅で弁当を買う時間はあるか?と問い合わせると、またまた笑顔で『OK!』

 

その池上駅に到着したのは午後の2時。列車が停車する前にデッキで待ち、ドアが開くと同時に売り子目掛けて猛ダッシュし2個を買い求める事が出来、発車と同時に食べ始めました

 

画像はその時の池上弁当

具材の一部が変わっていました。前回食べたときにはウナギが入っていた記憶がありましたが、今回の分はありません。勘違いかも・・・

でも次回台東地区に行く機会があれば買いそびれた関山弁当を是非食べてみたいと思います


大武駅からの太平洋

2013-05-20 22:30:02 | 2013年5月台湾汽車の旅

高雄駅にて20分余りの乗換え時間を過ごし、10時40分発の特急が高雄駅に到着し乗車。列車は定刻に発車し、暑かった高雄駅ホームから冷房の良く効いた車内に入り、快適なリクライニング式の座席に座り、適度な列車の揺れが相乗効果となったのかして高雄駅を発車してから10分も経たないうちに居眠りモードに突入してしまい、気が付いたのは一時間後の枋寮駅に到着する寸前でした

 

高雄・枋寮間の屏東線は一昨年年末の30年振りの台湾旅行の際に乗車して以来、昨年のGWにも乗車しておりまして、今回の乗車ではもう目新しさは感じられませんが、それでも30年前の乗車の際にはこの区間は全線が単線の非電化区間でして、高雄からは古びたディーゼル機関車が旧式の客車を牽引する各駅列車でして、それもドワが閉まらないままと言うよりかドワその物が無くチェーンを掛けただけの車両ですから走行中はまだ風が入っては来るものの、停車すればたちまち車内は蒸し風呂状態になって60キロ余りの距離を二時間掛けて走っていて、若かったからか我慢して乗車出来たものだと今更思い出します

 

枋寮駅から台東駅までの90キロ余りの南廻線は台湾鉄道ファンにとっては見ごたえのある路線でして、枋寮駅を出発すると進行方向右側には台湾海峡が見え、半時間ばかりの山越えをすると今度は同じく右側には太平洋を見るとこが出来ると言う楽しい車窓の続く路線です

幸いな事にこの日の天候は晴れですから台湾海峡を見て、山越えが終わり大武駅付近に近付くと壮大な太平洋が望めました

 

画像は大武駅ホームから望む太平洋。ちょうどこの乗車した特急はこの大武駅に停車する列車だったものですから停車時中に揺れることなく撮影が出来たものでした


台湾3日目ゆったりの出発

2013-05-19 20:01:53 | 2013年5月台湾汽車の旅

台南での2泊3日の滞在を終え、台湾3日目の4月29日は花蓮に向けての移動日となります

台南から花蓮までの鉄道での移動では距離が350キロあり、その区間を最短時間で走る特急でも4時間以上掛かりますが、それよりかは台南から花蓮までの直通特急・急行は一日一便のみの運行となっており、しかも台南駅発の時刻が午前6時23分発と非常に早い時間帯であるものですから利用しづらい列車でもあります

 

その為に新左営駅または高雄駅で乗り換えることによって花蓮行きの特急の本数は多く、大半の特急は新左営駅発で運行されております。当初、新左営駅発8時30分の特急自強号の指定席を台南に到着した4月27日の夜に台南駅にて購入していたのでしたが、その列車だと花蓮には13時前に到着し、午後から少しでも花蓮の街の観光が出来るのではと考えておりました

ところが二つの問題が発生しその次の高雄駅を10時40分発の特急自強号に変更したのです。

 

二つの問題の一つは嫁さんから朝のホテル出発を少しノンビリしてチェックアウトしたいとの希望。

新左営駅発8時30分の特急自強号に乗車するには台南駅を最悪でも7時50分の高雄行き特急に乗車する必要があり、そうするとホテルをどんなに遅くとも7時半には出る必要があり、朝が慌しく、折角の誰にも気兼ねの無い個人旅行だからノンビリと移動したいとの理由からです

もう一つの理由は、この新左営駅発8時30分の特急自強号だと池上駅は停車せずに通過となり、そうなれば大好きな駅売りの池上弁当が買えなくなります

このような理由から利用列車を変更し、高雄駅を10時40分発の特急自強号にしたのでした

 

この列車だと台南駅を9時28分発の急行列車に乗車すれば高雄駅で待合せ時間が20分近く生じますが、ゆっくり・ノンビリと移動が可能であり、当日の朝はホテルを9時前に出て台南駅に向かった次第です

 

画像はこの日の台南駅の高雄行き急行列車を待つホーム

朝から暑い日差しが差しているものですから、乗客は日陰で列車の到着を待っています


火車出没注意!

2013-05-18 20:32:53 | 2013年5月台湾汽車の旅

高雄駅から高雄を代表する夜市『六合観光夜市』までは徒歩約10分で到着できます

皮を剥かれた虎にがっがりしたものの蓮池潭観光を終え、左営駅から各駅電車に乗って次の停車駅である高雄駅に到着したのは夕刻6時半過ぎでして、そこから徒歩で六合夜市に向かい、六合夜市では楽しみにしていたタコの足のフライを食べる希望があり、中山路から直ぐに六合夜市の通りに入り300メートル程の夜市の通りの左右の屋台を交互に見ながら早足で進みます

 

ところが楽しみにしていたタコの足のフライを販売している屋台が見当たらないのです?タコの足を焼いたのを販売している屋台は何店かあるのですが、フライにしたのを販売している店は何故か無いのです

 

カメさんの場合は以前ここの夜市で見掛けた大タコの足のフライを目的にこの夜市に来ています

この日の夕食はあのタコの足のフライをまず食べて、その後物足りない場合は追加で何か食べようと事前に計画しておりました

 

一方、嫁さんの場合は昨年3月の某旅行社主催の台湾一周ツアーにて高雄に宿泊した際に、ガイドに案内されてこの六合夜市を案内されたが、何分見学時間は20分で切り上げられてホテルに連れて行かれたものですから不完全燃焼でもう一度ゆっくりと時間をかけて見物・ショッピングを楽しみたいとの要望が事前に出ていました

 

目的は別々ですが、この夜市に行く事は二人の間で事前に合意出来ていたものですから、それぞれの思惑で楽しむつもりだったのが、タコの足フライは見つからずじまいで、嫁さんの方は一通り時間を掛けて屋台を見て廻りましたが昨年と比べて楽しさは半減以下との評価です。

仕方ありません。昨年の高雄での夜市は嫁さんにしてみれば生まれて始めて台湾で体験する夜市ですから大変感動したのでしょうけど、その後昨年10月の台湾旅行での台北二箇所と基隆の夜市を巡っていましたから、それと比較すると目新しさは初めての時と比べれば大幅に印象が低下したものでしょう?

それに今の六合夜市の一番の客は大陸からの団体さん。殆どの店で人民元での支払いが出来るようでして、多くの大陸客がまとめて土産物を買い込み、支払いに人民元でやり取りしているものですから、一瞬ここは大陸?と思ってしまいました

 

一通り夜市を散策し、途中の店で夕食を済ませ、帰路は高雄駅まで歩くを止めて高雄の地下鉄を利用して新左営駅から台南行きの列車に乗ることとし、最寄り駅である美麗島駅に降りて行き、美しいステンドグラスのパプリックアートの前を通り過ぎましたが、嫁さんはなんら反応無しで地下鉄に乗車。車内に入ると空席が無いものの何故か突然、二十歳ぐらいの女性がカメさんに席を譲ってくれるではありませんか?

そこは愛妻家のカメさんですから嫁さんに席を勧めると同時に譲ってくれた女性に礼を言い、ついでにつたない中国語で『私はまだ若い!』と言って笑うと、相手の女性も笑みを返してくれ、同時にそれを聞いていた隣に座っている30代後半位の女性がカメさんに席を譲ってくれる羽目になりましたが、その時はもう目的の新左営駅到着間近だったものですから丁重に辞退申し上げ降車となった次第です

 

画像は台鉄・新左営駅のホームに掲示されていた注意案内板

この駅、台鉄では新左営駅との名称ですが、台湾新幹線並びに高雄地下鉄では『左営駅』が名称となっています

台鉄でもこの新左営駅から一つ高雄寄りの駅が『左営駅』です。大変ややこしい駅の名称


虎の皮が無い?

2013-05-17 21:42:40 | 2013年5月台湾汽車の旅

蓮池潭は台鉄左営駅から西に徒歩7~8分で行けます。

新装なった左営駅から嫁さんと二人で日が傾きかけた5時半過ぎに蓮池潭の一番の名所である春秋閣に到着しました

 

この春秋閣はそれぞれの塔の入口が龍と虎となっており、入口は龍側。中華圏・台湾では一番良い動物は龍と考えられ、一番悪い動物は虎と信じられているのだそうでして、その為に龍の口から入り、虎の口から出てくると、災い転じて吉となすとのことになるとの事でして、昨年のGWに息子と来た際にはそのようにしたものでした

しかし嫁さんは昨年3月の台湾一周ツアーの際には夜間にこの蓮池潭に案内されていたものですから、暗闇の中での龍虎を見ただけで終了したものですから、この日の龍虎を始め蓮池潭の景色を大層楽しみにしていました

が、到着して大変残念な光景に出くわしたのです

 

それは虎の皮が無いのです?

つまり虎のペンキの塗り替え工事中でして、その為に春秋閣は入口で立入り禁止となって外見だけの見学なんですが、それでもペンキの剥ぎ取られたコンクリート色の虎では迫力は全くありません

 

この時間帯でも大陸からの観光客が大勢やって来ていましたが、皆さん賑やかにコンクリートの虎を背景にして撮影を楽しんでいました

こちらも小一時間程度池の周りを散策して再度左営駅に戻ると、先程の親切な駅員さんからまたまた声を掛けて頂き、再びお別れの笑顔でのバイバイ

 

左営駅から各駅電車で一駅乗り、高雄駅で下車して次に六合観光夜市へと向かいました

 

画像は修復中の春秋閣の虎


新装左営駅

2013-05-16 21:08:38 | 2013年5月台湾汽車の旅

台南のホテル近くの餃子店で安くて美味い餃子の昼食を済ませ、その後はホテルに戻り一時休息してから再度観光に出掛ける予定を考えていましたところ、お連れの嫁さんが満腹感からかしてお昼寝モードに突入し、カメさんは持参したタブレットPCで情報収集をするべくwifiの接続可能な1階のビジネスセンターで二時間近くゴソゴソとネット遊びをしてしまいました

 

と言うのもこの日の台南の天候が初夏を通り過ぎて日本で言う真夏並みの気温となったために日中日差しの中を観光に出るのは大変辛いものがあります。午前中の烏山頭ダム見学だけで夫婦共に体力はバテバテとなっていたものですから夕方涼しくなるまでホテルで休息し、台南観光については今回はご遠慮させて頂き、休息が終了した4時過ぎからホテルを出発して再度駅へと向かいました

 

目的地は高雄。高雄にある蓮池潭に行くためです。

カメさん自身は昨年のGWに息子と一緒に蓮池潭には来ていまして、また嫁さんも昨年の3月の某旅行会社の駆け足台湾一周ツアーで来ているとの事ですが、その際の日程が非常に厳しい日程だったらしく、蓮池潭には夜の8時頃到着して真っ暗な中での観光でしたので何が何やら判らないまま終了し、その後のこちらの訪問画像を見て『こんなんだったら是非明るいうちに行って見たい!』との強い要望があり、同時に高雄の観光夜市で有名な『六合夜市』もゆっくりと時間を掛けて見てみたいとの事となって、台南二日目の夕方からはその方向に行くことに計画していた次第です

 

台南駅からはTR-PASSを提示して特急に乗車。適当に空いている席に座り乗車する事半時間程度で台湾新幹線の左営駅との乗換駅である在来線の新左営駅に到着。この駅で各駅に乗換えて次の左営駅に向かいます

 

この在来線の左営駅は蓮池潭の最寄駅になりますが、残念なことに各駅列車しか停車しませんので、在来線利用者にとっては至極不便な駅とも言えますが、今回到着した左営駅を見て超ビックリです

一年前にもこの駅を利用しておりますがホームが単式・島式の3面ホームだったのが島式のみになって駅舎が無くなっており、その跡は台湾新幹線の高雄乗り入れ工事が行われており、現在の駅舎は地上駅から高架駅に変身していたのです

 

真新しい駅舎に階段を登っていくと改札口があり、係員にTR-PASSを提示すると愛想のいい係員が笑顔で『イラッシャイマセ!』と応対してくれ、そしてどこに行きたいのか?との問合せをしてくると同時に何と沢山の付箋の付いた『地球の歩き方』を出してきて観光案内に対応しますよとの説明

折角ですから蓮池潭と申し出ると詳しく説明をして頂き手を振って見送ってくれました

 

画像はその新装なった在来線の左営駅


台南のグルメその3

2013-05-15 22:03:48 | 2013年5月台湾汽車の旅

台湾二日目の午前中、烏山頭ダム観光を終え一旦台南に戻る事にして、午後の1時前には台南駅に到着。その台南駅周辺にて昼食を食べようと嫁さんとの意見が合意したものの、駅周辺の食堂のあまり清潔感の感じられない雰囲気と、気温が30度を超える暑さの中ですから空調の効いた店に入り食べたいとのリクエストが出たものですから、そのような条件に適う店を今更捜すのもめんどくさいと感じ、それならホテル内のレストランでランチをと考えてホテルの方向に向かって歩き出しました

 

駅からホテルまでは徒歩で10分も掛かりませんが、途中道路の反対側に何やら若者の出入りの激しい餃子の店を発見し、丁度近くに居た若い女性に『あのお店は美味しいですか?』と聞きましたところ、『悪くはない!』との返事を頂いたものですので、その店に決め突撃です

 

店内に入りますとお昼を廻ったというのに若い世代のお客で賑わっており、メニューを見てみると各種餃子がチョイス出来るようになっており、中にはカレー餃子なる余り聞きなれないメニューもありましたが、こちらは無難な肉餃子と海老餃子プラス肉団子の入ったワカメスープを注文しましたところ、人気のある肉餃子はすぐに着ましたが、高い値段の海老餃子はオーダーしてから作り出す関係上、出てくるまでにはそれなりの時間が掛かりました

 

画像はその際の肉餃子

中国・台湾での餃子と言えば本来蒸し餃子が中心ですが、このお店はオーダーの際に指定できましたので二種類とも日本風に焼き餃子にしてもらいました

昼食代は合計120元で済みました。ちなみに昨日の度小月で食べた小振りの担子麺と安平エビロールのお値段は250元でしたからガイドブック掲載のお店より自然に見つけたお店の方がある意味B級グルメではないかと考えられます


烏山頭水庫訪問その3

2013-05-14 20:33:23 | 2013年5月台湾汽車の旅

隆田駅にて乗車したタンシー運転手のお陰でダムに関する観光を2時間近く掛けて全て見て周り、最後に最近出来たというダム建設当時の八田與一氏始め日本人技術者の再現された官舎の見学を希望しましたところ、生憎当日は休館日となっており内部の見学場不可能との事でしたが、外部からの見学だけは案内してもらい全て終了し、再びクルマで隆田駅に戻りました

 

隆田駅に戻ってきたのはほぼ12時でして、そこで料金を支払い12時24分発の各駅電車に乗車して台南のホテルに一旦戻る事にしました

 

電車を待つ間に一組の日本人観光客が駅前に降り立って来て、その観光客に素早く駅前の木陰で休んでいた別の運転手が近付き、カメさん夫婦に声を掛けたようにしきりに『烏山頭?』と誘っていた光景がこの駅前での日本人観光客をもてなす儀式かと思わず微笑みました

 

画像はカメさん夫婦を案内してくれたタクシー運転手

名前は『李勇勲』さんで、お年は65歳との事です

残念ながら日本語は全く出来ませんが必死で八田與一氏の台湾に対して行った業績を感謝説明してくれ、更に両親から聞いたと言う戦前の日本統治時代の台湾に対するインフラ整備を説明し、この地方の台湾人は日本に対して悪意はなくむしろ感謝していると説明してくれました

また今年3月にダムを案内した若い日本人女性から貰ったという似顔絵とそれに中文での感謝の言葉が書かれたノートの切れ端を大切にされており、見せてもらいました

この運転手さんの画像公開に関しては李さん本人より、帰国後ブログに紹介するとこの了解を取り付けております

このブログを参照にして烏山頭水庫訪問される方がいらっしゃいましたら李さんのクルマを是非利用してください。安全運転ですから安心して乗車出来ますよ

 

この隆田駅前のタクシー運転手、日本人相手の烏山頭水庫訪問は申し合わせで一律700元にしているみたいですね

下手な料金交渉は不要ですし、またタクシー以外での交通機関もない事から走行距離こそ往復で20キロ未満ですが2時間程度のチャーターからすれば妥当だと改めて認識しました


烏山頭水庫訪問その2

2013-05-13 21:47:12 | 2013年5月台湾汽車の旅

日本ではほとんど知られていない八田與一氏。しかし台湾では教科書で台湾の近代化に一番貢献した人物として、その命日である5月8日には台湾総督までもが参拝するといった台湾の恩人

 

その八田與一氏が造った烏山頭ダムの最寄り駅 隆田駅に到着し改札を出て駅前広場に出るとタクシーが数台停車しており、運転手が数名広場の木陰の下で休憩しています。その中の一人の運転手が近付いてきて『ウーシャントウ?』と聞いてきますので『往復でいくら?』と質問しましたところ『700元!』と素早い返事

 

事前に調べた烏山頭ダム訪問の口コミ通りの金額でして、グーグルマップで調べた駅から烏山頭ダムの往復が18キロ程度プラス現地滞在時間の待ち時間を含めて700元なら適正価格ですので利用する事にしました

嫌だと言っても他に交通手段もなく、まさか歩いて移動するには距離があり過ぎますから

 

早速タクシーに乗車して烏山頭ダムに向かいます。田舎の道ですから渋滞・信号待ちも無く晴れの初夏の暑い長閑な南部台湾の田舎道を走る事10数分で烏山頭ダム公園の入口に到着し、そこで入場料一人200元とタクシーの駐車場代50元、嫁さんと併せて450元を支払い公園内部に進んでいきます

 

交換入口からダム湖畔にある八田與一氏の銅像とお墓のある地点に到着。そこで墓参りをしていると公園整備の作業員が近付いてきて、こちらが日本人であると分かると熱心に八田與一氏の功績を説明してくれ、来月の命日が近付いてきているから慰霊祭の準備をしていると説明してくれ、改めて台湾に於ける八田與一氏の功績を知る事になりました

 

その後はダム建設に用いられた当時の蒸気機関車の展示に案内され、ダム湖の遊歩道を20分ばかり歩きながらダム湖の見学を始め何箇所かの見学場所を案内してもらい、最近出来た『八田技師記念館』に入り、そこではダム建設の由来を日本語案内でのビデオで鑑賞しましたが、鑑賞しているのはカメさん夫婦の二人だけ。そこに20数名の台湾人の団体さんがやって来ましたが、判るはずの無い日本語の放映中静かに待っていたのには台湾の民度がお隣の大陸客とは大変違うものだと感心した次第でした

 

画像は八田與一氏の銅像とお墓


烏山頭水庫訪問

2013-05-12 21:10:58 | 2013年5月台湾汽車の旅

今回の台湾旅行に於いて台南での滞在は2泊を予定しておりますが、初日の昨日は夕刻に台南到着し花園夜市の観光だけで、明日の三日目は朝から列車で花蓮に移動予定を考えている関係上、実質的な台南での観光は今日一日だけとなります

 

台南には何度もカキコしますが30年前に一度来ただけでして、その際には2・3時間滞在してタクシーを利用して有名観光地である赤崁樓と鄭成功の像は見学し、それ以外に汚れた運河を見学した記憶があります

一方、嫁さんの方も昨年3月に某旅行会社主催の団体旅行に参加し、その際に台南に立ち寄り三箇所を駆け足で観光したとの事であり、その中に赤崁樓と鄭成功の像は見たと言っていました

 

それならば市内の古都台南を代表する神社仏閣の見学は今回はパスして、団体ツアーではなかなか連れて行ってもらえない烏山頭水庫を訪問してみようとのことになったのです

 

この烏山頭水庫とは烏山頭ダムの意味であり、戦前の日本統治時代に日本人技師『八田與一』なる人物が作り、その結果、台湾南部の嘉義から台南県にかけて広がる大きな嘉南平野を、不毛の地から大穀倉地帯に変えた人物として台湾では教科書にまで載って、命日には台湾総統までが参拝に訪れると言った台湾の恩人として非常に有名な日本人

しかし残念ながらこのダムの事も、また八田與一の事も最近まで全く知りませんでした

カメさんが持っている1980年版の台湾のガイドブックにも、このダムの名称は珊瑚ダムとの名称で数行案内文が掲載されてはいますが、残念な事に八田與一の事はなんら記載されてなく、知る由も無かったものでした

 

一昨年の年末に30年振りの台湾訪問を計画し、いろいろと事前調査をしていく際にこの人の名前を知り、また同時に業績を知ることとなり、今回の台南滞在も古都見学よりこのダムを是非とも訪れたくなり予定に組んだ次第です

 

その烏山頭水庫に台湾二日目に行く事となったのです

この烏山頭ダムに行く手段としては公共交通機関がなく、ホテルからタクシーをチャーターして行くか、最寄り駅の在来線『隆田駅』まで電車で行き、駅前からタクシーを利用して行くかのどちらかとなりますが、ホテルからだとタクシー代が2000元程度必要との事で、それなら当然の事ながら電車で行くこととし、朝食を済ませた後8時40分にホテルを出て台南駅に向かい、台南駅発9時02分の各駅電車に乗車し、半時間後の9時33分に隆田駅に到着しました

 

画像は隆田駅まで乗車した際の車内風景

このタイプの電車には何度か乗っており、加速速度が電車の割には遅いですが、冷房が効いて快適です

この日も朝から真夏並みの暑さでして、昔のように各駅列車に冷房設備が無い車両なら奮発してタクシーで行っていたかも知れません