まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ 95

2013年09月29日 | Weblog

たかじんさんの「0db HyCAAヘッドホンアンプ」基板を箱に入れましたが、中身の説明も少しします。

 

まずは、お約束のボリューム軸(本体?)のアースです。つまみが金属製を使うため、手で持つと

ハム音が聞こえる場合がありますから、そのための対策です。

0.2mm径の真鍮線が頼りないですが、一応繋がっています。

そして真鍮線が繋がっている先が、実はGNDですが、見事な基板アートワークだと感心しました。

ボリュームの反対側に入力用ジャックがあるのですが、L,Rの信号ラインがボリュームの所まで

引かれていますが、GNDパターンも併走?しているため、安定していますしノイズの心配も

ほぼないようです。これは今後見習うべきところだと思いました。

 

 

そして電飾。

この手の電飾としては、真空管を底からLEDで派手に照らすというのが定番?のようですが、

ここはあえて違う方向を目指してみました。

 高級機などでは使われている、ボリュームつまみの根元部分に照明を付けます。

プラ板を切った貼ったなので好き勝手に作ることします。

製作途中の写真をどこかに保存しているはずですが、みあららないので、塗装後と組み込み後の写真です

これではおおよそしかわかりませんが、表側には同じ厚みのプラ板で1枚上から被せています。

そして、本来の表パネル部分は、上から貼った板より2mmほど小さく四角の穴を開けています。

そこに、600番程度の紙やすりで細かく傷を入れた1mm厚のポリカーボネートを、表パネルと同じ面で

押し込んで固定させようとしたのですが、僅か厚みが足りず実測で0.93mmのため、裏側にメモ用紙を

同じ大きさに切って挟み込みました。その紙を押さえるために、もう1枚ポリカーボネートと同じ大きさに切って

シューグーで3枚の対辺を固定しました。

 LEDはチップLEDを使いました。ただ、青色をシートで注文したはずなのに、どういうわけか点灯させると赤色でした。

(またもや秋月電子です。こまったものです)

両面基板の切れ端(1x5mmサイズ)にLED側は2個のランド、裏側は抵抗を付けるため3個のランドに切り分けて

表と裏は0.2mmの真鍮線で繋ぎました。

チップLEDは斜めに取り付けています。

ポリカーボネートの穴は、裏側から横幅5mm程、斜めに切れ込ませて1.5mmほど、カットしているので、

チップLEDはポリカーボネートの斜め横から照らすことになります。

上にも書いたように表面を荒らしているので、中に入った光が乱反射して、ほぼ均一に近い光に

なってくれました。

 

分解可能にするため、あえて小型のコネクタを使用しました。本当ですと2ピンがあるのですが、模型店の在庫は

3ピンしかなかったので、白色の配線とコネクタを抜いて使う事にしました。

 

電源は、真空管のソケットの根元部分からとりました。

12AU7系の真空管なのでヒータに12Vがきているので、1KΩの抵抗を入れてLEDを点灯させるようにしています。

1度仮組みしたのですが、LEDが明るすぎたのか、光が真空管の根元まで漏れてきていたため、マジックで

ポリカーボネートの裏を塗ると、光の漏れもなくなって、ボリュームの根元だけ輪になって光るようになりました。

 

ちなみに真空管ソケットの中央に見える銀色の物は、一応シールドです。

これは、お約束という事で取り付けていますが、0dbHyCAAは箱がプラスチック素材のため外来ノイズには

強くありませんが、基板と回路設計が素晴らしいので、ほぼノイズは聞こえません。

それでも、お約束ということで、あえて、取り付けています。真空管ソケット4ピン(GND)から基板裏を通って

真空管ソケット中央の穴まで通しています。