このところ考えている。私たちは、「政治には関わらない方がよい」という感覚へと、無意識のうちに誘導されているのではないか、と。
■政治をめぐる「呪いの言葉」
私たちは、政治的な発言をすると面倒なことになると思わされている。政治的なことには関わらない方が無難だと思わされている。自分が何を言っても、何 . . . 本文を読む
1970年代に目撃が相次いだ、謎の類人猿「ヒバゴン」。広島県北部の山あいの町に全国から報道陣が押し寄せ、フィーバーに沸いた。あれから半世紀、「ヒバゴンの町」の人たちに会いに行った。(東谷晃平)
高度経済成長期まっただ中の1970年7月20日夜、ヒバゴンは姿を現した。西城町(現・庄原市西城町)の山道を軽トラックで走 . . . 本文を読む
■キレる中高年が増えている
ずいぶん前から、キレる中高年が増えていると言われるようになりました。最近もツイッターで話題になった事件として、こんなニュースがありました。
男は、4月23日朝に札幌市中央区内の歩道で、長女(7)と長男(5)と手をつないで歩いていた20代女性に対し、後ろから「邪魔だ。どけ」と怒鳴った。 . . . 本文を読む
【校門圧死事件】
元教諭の細井敏彦の現在!事件の概要やその後など真相に迫る1990年に起こった校門圧死事件は、当時学校で行われていたブラック校則を浮き彫りにさせる事件でした。そんな校門圧死事件の概要や被害者の石田遼子さんについてご紹介します。また加害者である元教諭の細井敏彦さんの現在や事件について語った本について迫りましょう。
& . . . 本文を読む
世界的に感染が広がる新型コロナウイルス。アフリカのマリ共和国出身で京都精華大学学長を務めるウスビ・サコ氏に、新型コロナウイルスがもたらしたさまざまな問題点を語ってもらった。今回の事態から私たちは何を学んだらいいのか。日本の社会や教育のあり方について提言する。
―――新型コロナウイルス感染拡大をどのように受け止めてい . . . 本文を読む
緊急事態宣言や外出自粛要請が出るなかで、「自粛ポリス」の存在感が日に日に増している。店舗に貼り紙をする、県外ナンバーの車を監視する、バーベキューの写真を投稿した個人のSNSを晒す、芸能人がSNSに投稿した写真の粗探しをする――。こうした嫌がらせだけでなく、無自覚に行う相互監視も含まれる自粛ポリス。「他罰する快楽」に溺れてしまう人々が後を絶たないのは . . . 本文を読む
言葉は大切である。政治家の発言はたいへんな影響力を持ちうるので、慎重を期さなければならない。大学トップの発言も、最高学府の責任者として注目される。新型コロナウイルス感染症問題で、大学学長、総長はさまざまな言葉を発している。このなかで学ぶことが多い発言もあれば、首をかしげたくなるような発言もある。いくつか紹介しよう。
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<緊急事態宣言の1カ月延長が事実上決まった。日本で新型コロナウイルスへの急激な感染拡大が起きたのは中国より2カ月、韓国より1カ月遅れで、その教訓を汲んで準備を整える時間があったはずなのに、なぜ日本の対応は失敗したのか>
5月1日現在、日本の新型コロナウイルスへの感染者数は1万4119人、死者は435人。比較されること . . . 本文を読む
国内では、新型コロナウイルス(2019-nCoV/SARS-CoV-2)への感染例が連日報告されている。感染経路をたどれない感染例が増え、流行期のフェーズに移ってきた。しかし政府によれば、国内での新型コロナウイルスの遺伝子検査のキャパシティーは、2月12日時点で1日最大300件止まり。2月18日から1日3800件に増強されたとは言うものの、実際に検 . . . 本文を読む
■報道機関幹部の意識について
●報道の自由が明らかに制限されるような事態(例えば、記者が逮捕されたり、危害を加えられたりということ)は今の職場には起きていない。最大の危機は、政権や世の中の風潮への忖度であり、上の指摘に過剰に反応する現場幹部の対応にあると思う。自らが自らの報道を貶めているように見える。我々の職場では常時同時配信などを実現するために放 . . . 本文を読む
テレビ朝日が『報道ステーション』を長年支えてきたベテランの社外スタッフに対し、一斉に派遣契約終了を通告する問題が起きました。放送・新聞・出版などのメディア関連労組でつくる「日本マスコミ文化情報労組会議(通称MIC)」では、真摯に番組制作に取り組んできた労働者の権利と尊厳を踏みにじる行為であるとともに、「雇用不安がジャーナリズムの萎縮を招く深刻な事態」ととらえ、2月 . . . 本文を読む
▽活動の拠点とするバスの前に立つ仁藤夢乃さん。2018年12月、東京都新宿区
コロナウィルスは、「貧しい人から犠牲になる」ということも、世界ではすでに言われている。
ダイヤモンド・オンラインの記事では、「そもそも、生活に困難を抱える人、経済的弱者といった人々に基礎疾患が多く」「経済的な難しさを抱える人は、健康状態が悪いだけ . . . 本文を読む
▽10代女性限定の無料カフェ「Tsubomi Café」の案内。改装したバスを拠点に、渋谷、新宿で定期的に開催している。筆者提供
新型コロナウィルスの影響が長期化する中で、普段から社会的に弱い立場に置かれている人たちがさらに苦しい状況を強いられている。 私が代表を務めるColaboでは、10代女性 . . . 本文を読む
2017年、刑法の性犯罪規定は、法定刑を引き上げる厳罰化や、被害者に男性も含めるなど、110年ぶりに大幅改正され、3年後に見直しを検討すると、定められました。
3年後の今年、2020年は刑法性犯罪見直しの年です。
本日は、今年3月に出された愛知県の 逆転 有罪判決を軸に、性暴力と司法について、考えたいと思います . . . 本文を読む
政府はやっと重い腰を上げ、緊急事態宣言の発出に踏み切りました。この間のスピード感のなさといい、ピント外れの1世帯に布マスク2枚配布といい、国民の多くがゲンナリしているのではないでしょうか。非常時に政府の揚げ足とりばかりではダメなことは百も承知です。でも、そもそも非常時とは何か。法治国家の秩序そのものが根底から危殆に瀕した時、国家は例外的に何をなすべ . . . 本文を読む