なだらかな丘の上からの眺望です。左遠方には噴火湾、右遠方に見える山塊の裏側には、満々
と水を湛える 洞爺湖の青い湖面が広がっています。雲が、頻繁に上空を西風に運ばれ東の空に向
かって流れて行きます。風を遮るものが、ほとんど ありません。これから 春先まで、連日のよう
に季節風が吹き抜けていきます。
後方に見えるのは、標高737Mの有珠山です。2000年には、マグマ水蒸気を3000m
まで噴き上げる大噴火を起こした活火山です。現在は小康状態ですが、稜線の西側からは盛んに
水蒸気をたなびかせています。
彩雲です。澄み切った冬の空、高層を流れる雲が太陽の光に照らされ虹色に輝く。
雪原にエゾシカや小動物が足跡を残す。雪の上に残る歩幅、雪を踏みしめた足形から推測する
と、この場所は2~3種類の動物たちが利用するメインストリートのようです。