幌別川ではマガモやカワアイサ、キンクロハジロなど数種類の水鳥がオオハクチョウと共存
しながら冬を越しています。
マガモは、雄の羽の色がとても鮮やか水鳥です。
カワアイサは 独創的な羽色をした水鳥です。ウミアイサに似ていますが、首の下の羽の色が
はっきりとした白なので区別することができます。
キンクロハジロ。名前の通りに目が金色で体は白黒のツートン。頭の後ろには丁髷のような
冠羽が特徴的な水鳥です。
幌別川の河口付近、近くには JR室蘭本線や北海道有数の交通量を誇る国道37号が走っていま
す。さらに川の両岸には家々が立ち並ぶ、けして、人里離れた場所ではありません。
オジロワシがこの川で生息するのは、毎年秋になると大量の鮭が遡上します。すでに時期は
過ぎていますが、餌となる産卵を終えた鮭などが豊富なことが理由かと思います。
オジロワシは、少々の物音やほかの野鳥がそばに来ても動じません。眼光の鋭さは格別、姿形
から風格がみなぎります。
一方、オジロワシは絶滅危惧種Ⅱ類や国の天然記念物に指定されています。個体数の減少が懸念
されている国内で最大級の猛禽類です。