グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

トッカリショに咲く秋の野花

2016年09月27日 | 室蘭・四季の野花&花木



 秋風が緩やかに流れる トッカリショからの眺望です。海から90mほどの高さの展望所に立つと、
海面からそそり立つ断崖絶壁と青い海原が
目に映り込んで来ます。
 灰褐色の断崖の地質は、凝灰岩と安山岩が集まったものです。併せて、長い歳月に渡る海食に
よって、このような奇岩からなる
景観が創り出されたようです。トッカリショは、
国が定める名勝地の
「ピカノカ」に認定されています。






 

 

 断崖の上で、コハマギク(小浜菊)が清爽な花を咲かせています。生育している場所は凝灰岩の
上の
薄い表土や岩の隙間。なぜ、このような過酷な環境下でと思うような所で健気に花を咲かせて
ます。
 ※コハマギクは、茨城県以北から道内の太平洋側の海岸部の岩場や崖に自生するキク科の多
 年草です。

 
 






 オオノアザミ(大野薊)。鮮やかな紅紫色の花を上向きに咲かせます。自生地は本州の北部から
道内の南西部。色・形が薊の花らしいアザミです。
 




 ユウゼンギク(友禅菊)が道路際で花を咲かせています。海岸線から離れた陸部ではすでに花
の時期は過ぎましたが、この場所では今が花の真っ盛りです。










  一帯の海域は魚貝類が豊富な良漁場。操業を終え港に戻る漁船です。遥か遠くに霞む小半島
はイタンキ浜です。

   

コメント (4)
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