室蘭岳のすそのに広がる牧草地の上空に、さわやかな夏空が広がる。牧草地内では、牧草の
収穫作業用の大型自走式車両が動き回る。今日は、牧草の収穫作業のメインイベント。乾燥した
牧草を、ロール状に成型する光景が繰り広げられました。
※7/11投稿しました「牧草刈りの季節です」の継続記事です。
2日ほど前に刈り取られた牧草は、天日での乾燥を終える。次の工程は、トラックターに牽引さ
れた「レーキ」と呼ぶ自走式機械で、乾燥させた牧草を集め、幾筋もの畝作りが行われます。
次に登場する自走機械は、牧草刈作業の主役 「牧草ロール」の製造機 ロールベーラーです。
レーキで作られた、乾燥した牧草の畝を跨ぐように走行。乾燥した牧草は、ロールベーラの中に
採り込まれ、ロール状に成型されます。完成すると、後部のハッチが開き牧草ロールが転がり出
てきます。
牧草の刈り取り作業が完了した牧草地です。牧草ロール(ロールベール)が、ランダムに並ぶ
光景は壮観、この時期の風物詩です。
牧草地から運搬されてきた牧草ロールは、「ラップマシーン」にかけられ特殊なビニールで梱包。
その後、農家の敷地内に積み上げられ長期保管されます。
※ビニールで梱包された 牧草ロール(ロールベール)の最終の正式名は、ロールベールサイレー
ジ。大きさは直径1.5m、重量は250~300kg程もあります。昔はサイロ、今は、この方法で牧草
は、貯蔵されています。