緩やかに吹く南西の風に運ばれて、港内に海霧が流れ込んで来ました。海霧が、発生すると
何時も、数か所の撮影ポイントが頭を駆け巡ります。海霧は、時間の経過にっ伴って刻々と周り
の景色を変化させます。海霧の撮影時は、自分の分身が2~3人欲しいと何時も思うほどです。
室蘭港を抱きかかえるように噴火湾にせり出す絵鞆半島。半島の先端部は、港内に流れ込ん
でくる海霧の通り道です。
太陽が高度を増すにつれて気温が上昇すると、海霧は瞬く間に消滅し始めます。「エンルムマ
リーナ室蘭」の近傍から、薄っすらと海霧が残る室蘭港の光景です。
室蘭岳の山麓、標高350メートルほどの場所からの噴火湾の眺望です。湾全域を覆うように
海霧が発生しています。