グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

厳寒期の港点描

2012年01月20日 | 室蘭港の蓮葉氷・薄氷


  明日は大寒、二十四節気の第24番目。暦では後、15日で二十四節気の
第1番目の立春。
立春を迎えると言えども、暦と現在の季節感とは少々ズレてい
る事は否めない。明治時代、新暦に改暦時の明治5年を1か月ほど早め 、明治
6年1月1日に移行した事が理由らしい。
 当地は厳寒期と言うのに2~3日前から、日中の気温はプラス。季節を取り違
えたかのような寒の内
の中休み。陽気に誘われ港周辺をカメラの被写体を求め
て散策。
 港内を挟み対岸には、当ブログに度々、登場する標高911メートルの雪を抱く
室蘭岳が、真冬の柔らかな日差しを受け浮かび上がる。
春から秋には登山、今の季節はスキー。さらに、キャンプ場や研修設備を備えた
総合運動公園などのある市民に親しまれている山です。





先日の寒波で、防波堤やテトラポットに吹き付けられた波しぶきが凍り付く。
下の画像は、絵鞆半島の最西端に位置する絵鞆漁港の外防波堤。小型船舶は
厳寒の海、沖合の漁場から港に帰還するホタテ養殖漁船です。


 蓮葉氷 (Part 2



本格的な蓮葉氷が出現。蓮葉氷は、海面に出来た薄氷が日ごとに厚さ増し
ほぼ円形に成長する。さらに、波にもまれながら互いに接し合い、氷の周囲を盛
り上がらせる。この形が水面に浮かぶ蓮の葉を連想させる。
 蓮
葉氷は海水温度が最も低くなる、この時期から2月初旬頃まで、港内の波の
静かな海面に出現する真冬の風物詩です。

コメント (5)
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