宇都宮の中心部。そこだけが異空間であるかのように佇むラーメン店がある
その名は
【もちもちの木】
～ もちもちのき うつのみや.Ｓｔｏｒｙ。～
埼玉出身の高橋さんは、前職は今と系統の異なるラーメン店で修行していたそうです。しかし千葉県野田市にある「もちもちの木」で食べたその味、ラーメン屋さんとは思えない異空間のその雰囲気にカルチャーショックを覚えたと言います。そして約4年前に「もちもちの木」に入社を決意。思い出の野田店へ配属となります。次々と押し寄せてくるその行列の波に圧倒されながら多忙な日々を過ごし、3年前に宇都宮店へ配属され、現在は店長を任されるほどに。人気店にも関わらず「地道に一歩ずつ頑張っていきたい」と謙虚な姿勢を崩しません。
店の雰囲気扉を開けるとそこは異空間
ここはラーメン屋と疑ってしまう自分がいることでしょう
玉砂利を敷き詰めた待合室を通り抜けると、ライトダウンされた心地良い癒しの空間が広がります
見回すと年代物のワープロや、アンティーク調の家具が
違和感なく同調していました。
客席はテーブル席のみ。単調にならないように角型、丸型を組み合わせて使うあたりはさすが人気店
一問一答Q.店名の由来は？
A.さだかではありませんが、一つは社長が栃木に関わりのある方のようで「栃の木」が由来という説と、もう一つは「もちもちの木」という絵本があるのですが、そちらからという説もありますが・・・。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは？
A.スープの部分です。小鍋で煮込みすぎてしまうと鰹の風味が飛んでしまうし、煮込みが足りなければ旨味が抽出されないので、一番気を遣います。
Q.店主にとってラーメンとは？
A.趣味の一つでもあるし、生活の一部でもあります。
Q.将来の展望は？
A.将来は独立して自分の店を持ってみたいです。
Q.好きなラーメン店は？
A.『花菱さん』には何度も通わさせてもらっています。竹藪等を使って自然を取り込んだ店造りが素晴らしいと思います。
Q.店主がオススメするメニューは？
A.太麺を使った「つけ麺」です。もちもちした食感を熱々のスープで味わって下さい。
ではその自慢のつけ麺を作っていただきましょう
調理の様子汚れ一つ見当たらない
ピッカピカの厨房で調理開始です約6分ほどかかる麺から茹で始めます。そして注文を受けてから小鍋でスープを温めます。この時点で鰹の香りが厨房を支配します
冷水で締められた麺を盛り付け、チャーシューなどをトッピング。鰹の旨味と風味が引き出された熱々のスープを注ぎ、アクセントとして三つ葉と柚をすりおろし、
そして完成したスゴ腕店主の一杯
つけ麺（小）〔700円〕
麺の特徴麺は埼玉の水屋製麺所に特注で依頼した機械製麺を使用。添加物を一切使用せずかん水のみで練り上げているため、小麦の風味が際立つ。形状は丸みを帯びた太麺ストレート。冷水で締められることによりもちもち度が飛躍的に増します。
スープの特徴火傷しそうな熱々のつけ汁は、鶏油、ネギ油、ラードなどの香味油で蓋をする。その熱々の香ばしい風味の中に魚介テイストの旨味が渦巻き、立ち上る強烈な鰹の香りがたまりません。アクセントで加えられる三つ葉や柚子がより一層つけ汁の完成度を高めます。
トッピングの特徴豚バラを巻き込んで煮込んだチャーシューが2枚と、トッピングとしては珍しいナムルが添えられます
そのチャーシューはつけ汁の中へ、ナムルは直接食べてほしいとのことお客様へのメッセージぜひこの異空間でラーメンを食べて見て下さい。精一杯のおもてなしをさせていただきます。
店舗Data
住：宇都宮市峰1-24-6休：無休
営：（平日）11:30-14:30/18:00-22:00
（日・祝）11:30-16:00/18:00-22:00
他：土・日・祝は禁煙/スタンプカードあり
修：もちもちの木 野田店 開：2005年2月
他メニュー
中華そば（小） 中華そば（大）つけめん（大） など
※もちもちの木さん取材協力ありがとうございました。
