cafe powa

ぽわわーん日記

「Ken’s Bar」 in 海の中道

2006年07月08日 | ひとりごと
「Ken's Bar へようこそ!」

で始まるこのライブは
平井堅が”店主”として会場をバーに見立てて
おもてなしするというコンセプトライブ。
なので1ドリンク付きなの。

6年ぐらい前はイムズホールでこぢんまりとやってたけど
これだけ人気でちゃうと広いというか無限に人を呼べる(?)海の中道で。
昨日は1万5千人だそう。

七夕の夜に大好きな平井堅の声で酔えてうれしい!
店主からのプレゼント、空に大きく咲いた花火も今年初でうれしい!

平井堅の魅力は、
やっぱり甘くやさしい声。
かすれると切なくさせる声。
そして何よりも繊細すぎるほどの想いを言葉で伝えてくれること。
こんなに繊細な男の人いるのかな?と疑問に思うことはある。

 ”いつかは君のこと なにも感じなくなるのかな?
  いまの痛み抱いて 眠るほうがまだいいかな? ”
                    「瞳と閉じて」より

えー?powaはヤダ。
早く痛みなんか感じないようになりたい。
パソコンのデータを消去するように跡形もなく記憶から消したい。
だけど、本当はその気持ちあって、
弱い私はそれじゃ辛すぎるからそういう思いは心の奥に封印しちゃう。
そんな風に人が葬りさった認めるが怖い気持ちを言葉にしてくれるから
きっと心に琴線に触れるんだよね。

ヒットした「瞳を閉じて」「Life is」「Pop Star」も大好きだけど
powaが一番好きなのは「even if」。
声にして出すことはできない、心の中の溢れる思いを言葉にした切ない歌です。

片思いの女性を飲みに誘う

  ”たまたま見つけたんだって さっき言ったけど
   本当はずっと前から 君を連れて来たかったんだ”

でもね、彼女には恋人がいて隣にいても彼からもらった指輪を眺めてみたり
彼の話ばかりを繰り返すの(なんて失礼な女!)。

  ”君のこころに 僕のしずくは落ちないけど
   このバーボンとカシスソーダを飲み干すまでは
   君は君は僕のものだよね?”

  ”君も少し酔ったほうがいい そして僕の肩によりかかればいい”

2番になると
  ”君のグラスは 他の誰かで満たされてる
   このバーボンとカシスソーダを飲み干したら
   君は君は彼の元にもどるの?”
   
  ”君もいっそ酔ってしまえばいい そして彼のことを忘れちゃえばいい”

とますます苦しくなる。

  ”鍵をかけて 終電を越えて 時間を止めて”

時間を止めて、彼女とずっと一緒にいたけど「帰らないで」で声にすることも出来ず、
お酒を飲み干して時計の針を気にして彼の元へ帰って行く彼女を止めることが出来ない・・・。
すべての言葉をまた飲み干してしまう。
平井堅の声とピッタリの切ない歌です。

powaは心のなかに感情のコップがあるんだと思っています。
「好き」という2文字を声に出すまでに
ある人はコップの3分の1で「好き」という、
ある人はコップがいっぱいになったとき「好き」という、
そしてある人はコップの水が溢れだしてやっと「好・・・き」と小さい声でいう。
このギャップに苦しい思いすることってあるんだよな~。
「even if」を聞きながらぼんやりそんなことも考えてしまいます。

平井堅の声を聴いて1日経った今日はCDを聴きながら
ぼんやりいろんなこと考えたり思い出したりしてしまいました。  


*つけたし*

kenが最近一番心に響いた言葉は
映画「嫌われ松子の一生」の松子の言葉
人間の価値って人に何をしてもらったかじゃなくて
人になにをしてあげたかだよね。

だそうです。

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