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『大統領の陰謀』の謎がついに!

『大統領の陰謀』の謎が!!!!!


1972年、アメリカ ワシントンDCのウォーターゲートビルにある民主党本部
に盗聴器を仕掛けようとした5人組が逮捕。この「ウォーターゲート事件」の
真相を突き止め、ニクソン大統領を失脚にまで到らしめた、ワシントンポスト
の実在する二人の新聞記者カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードの
活躍を描いた実話の映画化。

二人の記者を演ずる、ロバートレッドフォードとダスティンホフマンがかっこ
いいこと。実話だ、というこの話と、事件の真相をつきとめる、というスリリ
ングな話の展開と、派手なエンターテイメントの演出のなさ、しゃれた会話が、
この映画の魅力。

映画の中でも出てくるが、現実に、
彼らに重大な情報をもたらしたこの事件の情報源は、「ディープスロート」
(匿名情報提供者)と言われ、彼らはその情報提供者の名前を死ぬまで公表し
ない、という約束を守り続け、結局、その後その名前が明かされることはなかった。
その「ディープスロート」の謎も、それをかたくなに明かさない、という記者
の姿勢も、まるで本当に映画の世界の出来事のようで、かっこいいなあ、
とずーっと思っていたものだ。

しかし!しかし!
今日のニュースで、米紙が「ディープスロート」の正体を明らかにし、
ワシントンポストもそれを事実であることを認めた!と報道されたのだ!

「ディープスロート」は、連邦捜査局(FBI)の当時ナンバー2だった
マーク・フェルト元副長官(91)
本人が月刊誌などで明らかにしたものらしい。
そして、死ぬまで情報源を明らかにしないとしていた、ウッドフォード、
バーンスタイン両氏も、これを受けて、、「フェルト氏がディープスロートで、
ウォーターゲート事件取材で計り知れないほどの支援を受けた」との声明を発
表した。

この最大の謎が明らかにされたのは、実に33年ぶりだそうだ。
しかし、これほどの秘密が、こんなに長い間守られてきた、ということは本当に
驚きだと思うのだ。

この33年の間、この謎を追求してきた人たちにとって、この事実はどう受け入
れられるのだろうか。うーん、もしかしたら、これってすごい歴史的瞬間なのか
もしれない。

いろんな思いを胸に、もう一度、このかっこいい映画を観てみよう。
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