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大井川の風

春夏秋冬、四季それぞれの風をお届けします。
富士山静岡空港をはじめ大井川流域のさまざまな
情報を掲載しています。

富士山静岡空港の今! その512 863マイルを飛ぶ 静岡沖縄便K席 その2

2011-07-09 23:45:00 | 富士山静岡空港
ただいま静岡沖縄便K席(右)側の空の散歩をお届けしています。今日はその2日目。
太平洋に飛び出すと、窓の外は梅雨前線の雲でした。はるか遠くまでずっと続いています。これでは下の景色が拝めません。


というものの、この路線はほとんどが洋上のフライトです。山や川、街並みは見えませんが、晴れていれば行き交う貨物船や漁船を見ることができます。


昼食をとって、ちょっとのんびりムード。搭乗しているB37もゆっくりと南に向かって飛行していきます。(お食事メニューはNo.510をご覧ください)


今回はプレミアム席でのフライトです。熊の様な体の私でも十分余裕があります。シートピッチも50インチで、プラプラした足の置き場に困ります。


デジタルオーディオプレーヤーで好きな曲を聴くのもいいのですが、たまには人の選曲で音楽を聴いてみるのもいいですね。曲選びのセンスやらいろいろと”気づき”があります。(オーディオメニューは機内誌に掲載されています)


そんなのんびりムードで過ごしているうちに、最終の着陸態勢です。残念ながらずっと雲の上のフライトでした。


沖縄本島の西側をたどり、雲の下に出ました。左側A席からはちょうど本島西部の海岸が見えておりますが、今回はK席のフライトですので、我慢我慢。K席側からは着陸直前に慶良間列島の島々を見ることができます。


那覇空港には北側から進入します。
"おっ"と着陸直前にゆれて肝心な写真を撮り損ねました。その写真とは、防波堤に書かれている「めんそーれおきなわ」。申し訳ありませんが実際の写真はGoogle-Mapにて失礼します。


着陸後は海上自衛隊基地を見ながら、ターミナルに向かいます。途中でJALのターミナルを通過しますが、ちょうどJAL系の沖縄三役が揃い踏みでした。


ターミナル付近にはJEXの「がんばろう日本」機。こうして北へ南へと飛んでいるんですね。この日はなぜかJ-AIRのE170も停まっておりました。

ということで、「空の散歩」になり得たか、甚だ疑問ですが約2時間半のフライトで那覇空港に到着です。
<つづく>

富士山静岡空港の今! その511 863マイルを飛ぶ 静岡沖縄便K席 その1

2011-07-08 23:30:00 | 富士山静岡空港
久しぶりのUP…しかも書き溜めた記事で申し訳ございません。今日は東海地方の梅雨明けでしたが、沖縄もまだ梅雨時のK席(右窓)側からの「空の散歩」です。3日間ごゆっくりとご覧ください。

さぁ富士山静岡空港から出発です!お取引先から貴重なご優待を受けましてANA静岡沖縄便で「空の散歩」に出かけます。(本当にありがとうございました)
この日は「12(西側)」からの離陸です。飛行機がこの辺りを通過する頃は、気分も最高潮に達しています。


大韓・FDA・ANA・アシアナ・中国東方とお昼前後は次々と飛行機がやってきますね。この日は当機が4番、アシアナが2番に入りました。


ふゎっと浮いて離陸しました。窓から東南端展望台が見えます。珍しいことにこの日は誰もおりません。冬季は富士山ショットが撮影できるので、たいへんな人気ですが、富士山がなかなか顔を出さない時季の人出はどんか感じなのでしょうか?


離陸しながら機体は右へ曲がっていきます。そうなるとこのK席(右側)の窓いっぱいに、牧之原市の坂部地区が広がります。


東名高速を越えて、駿河湾に向けて上昇します。


あっという間に牧之原市片浜上空です。表現が難しいのですが、冬の海と違って「ゆったりとした色」に見えます。


湿度も高く、上昇すればするほど「もや」がかかった状態になります。見えているのは御前崎です。(晩秋の様子はこちら


遠州灘に出ると、本格的に雲の波が続きます。


ところどころ雲の隙間から海が見えます。延々と続くオレンジの帯。これは赤潮でしょうか。この後も所々でこの帯が見えました。
<つづく>

富士山静岡空港の今!その510 ANAプレミアムクラス お食事時間拡大

2011-06-19 01:00:00 | 富士山静岡空港
ANAのプレミアムクラスといえば、重厚なシートとお食事やお飲み物。空の上の食事はこの上ない贅沢を感じます。

さて、静岡空港にやってくる札幌―静岡―沖縄便。プレミアムクラスのないB737-500で運航される場合もありますが、基本は50インチのシートピッチを持つB737-700です。


今までは、食事が提供されるのは朝9時までと、昼11時30分から13時まで、そして夕方18時以降に出発する便でした。これ以外の時間帯、9時から11時30分に出発する便(札幌―静岡がこれにあたります)はスープブランチ、13時から18時までに出発する便(沖縄―静岡、静岡―札幌)はマグカフェが提供されていて、静岡発着で食事の提供があるのは、12時台に出発する静岡―沖縄便のみでした。


ところが、この6月1日から夕方の食事提供時間が拡大。今まで18時以降の出発便だったところが17時以降になり、静岡―札幌便が新たに食事提供路線になりました。


こちらは、ある日の静岡沖縄便のお食事です。登別温泉の旅館「滝乃家」が札幌市内で出店している「茶寮 滝乃家」調整の懐石重。


お品書きはこちら。お料理は絶品でしたが、個人的には「ミニトマトの甘煮」のおいしさに感激しました。トマトもここまで来ると果物ですね。


お飲み物はフリードリンクですが…


到着してから、タラップを踏み外さない程度にいたしましょう。

なお、シリーズ506回でご紹介したANAの週末割引、7月10日まで延長されました。JALの特割7も同様です。スカイマークが6/19・26・7/3に全路線一律10,000円にしたことの対抗策でしょうか?…夏前にすごいことになっていますが、利用者には嬉しい限りです。



富士山静岡空港の今!その509 アニバーサリーゴールド ANA

2011-06-05 01:30:00 | 富士山静岡空港
日付は変わってしまいましたが、6月4日は富士山静岡空港の2回目の誕生日。
この日にANAは札幌―静岡―沖縄便でゴールドジェットを運航しました。


今月この札幌―静岡―沖縄便は、イルカでおなじみのスーパードルフィン(B737-500)の運用だったはずですが、この記念日だけは特別にゴールドジェット(B737-700)での運航です。


そして、「みなさまに支えられて開港2周年」と「ふじのくにからこころひとつにがんばろう●ニッポン」の横断幕。富士山と茶畑をあしらったすばらしい横断幕の前で、地上スタッフの方が搭乗する皆さんの写真を撮影されていました。


しかもこの横断幕は単なるスローガンだけではなく、この日は福島の農産物を札幌経由で運び、展望広場で即売するという実践を伴ったもの。こんな所に静岡空港に対するANAの心意気を感じることができます。
こちらの下から2番目の写真にあるように、去年(1周年)の時も、記念の横断幕を掲げてくれましたね。


普段の運用を変えてゴールドを運航してくれたANAの皆さん、そして運航に向けて取り組んでくださった皆さん、さらに当日空港で素敵なおもてなしと思い出づくりをしてくださったスタップの皆さん、本当にありがとうございます。これからも末永く静岡と各地を結ぶ翼として活躍してほしいと思います。


ついでにちょっと欲張りですが、ANAは大型機を所有しておりますので、いつの日にかぜひ747をこの牧之原台地に下ろしてほしいと思います。

富士山静岡空港の今! その508 開港2周年に寄せて!

2011-06-03 01:00:00 | 富士山静岡空港
"「富士山静岡空港の今!」。お陰さまでついに500回に到達しました。”で始まるこの記事を3月11日に掲載しようと準備を進めておりました。この「富士山静岡空港の今!」は2008年3月11日に始まったのです。<こちら
ただ、ご存じのとおりこの日に東北地方太平洋地震が発生。地震の対応をしている間に自動更新で20分ほど記事が掲載されました。いつもコメントをお寄せいただくねこさんさまがこの間にコメントをお寄せいただきましたが、その後記事を閉鎖したためお返事もまだしておりませんでした。ねこさんさま申し訳ございません。

そこで、今日改めてその日記事を掲載いたします。「富士山静岡空港の今!」もすでに508回まで進みましたが、この点はお許しください。そして明日は富士山静岡空港の2歳の誕生日です。


さて、この500回で掲載した写真はおよそ2,100枚。実際撮影したのは2万枚近いと思います。その内訳はご覧のとおり。最初は空港施設や周辺のアクセス道路の工事進捗状況ばかり掲載しておりました。そして開港後は離発着する航空機や搭乗した路線の窓から見える景色を中心にお届けしました。中にはダイバートや欠航の体験レポートもありましたね。懐かしいです。


そしてこちらは撮影した航空機の内訳。FDA・ANA・JALの国内線で50%強。少し前には国際線搭乗客数が全体の4割を超えましたので、それに近い割合になっています。大韓航空よりもアシアナが多いのは機種や塗装のバリエーションによるものでしょう。その意味では中国東方が最も多くの機種を運航しました。


こちらは今年2月の時刻表。多くはチャーター便ですが、定期便で毎日この程度のフライトがあると便利ですね。展望台ももっとにぎやかになると思います。運航便数と就航先の数はそのまま空港の賑わいにつながります。8月からは熊本便も運休となり便数がさらに減ることになりますが、ぜひ当初の就航便数まで戻ってほしいと思います。何度も書いてますが成田便や仙台便など東に向かう路線がほしいですね。西部の方も利用できると思います。新幹線は西に向かうよりも東に向かうほうが距離比例で割高になりますので(鉄道会社を乗り換えるため)、価格競争力もあると思うのですが、いかがでしょうか?
そして開港の頃のように午前中に1日の半分の便が出発するようになるといいですね。朝連続で3便飛び立っていたころが懐かしいです。


そんな訳で叶わぬ夢を書き込んでしまいましたが、この「富士山静岡空港の今!」はこれかれも"ぼちぼち"と1000回目指して更新してまいります。


さて明日6月4日は静岡空港開港2周年。いわば年に1回のお祭りです。最近は展望台やターミナルビルもご無沙汰しておりますが、この日は少しだけお祭りを楽しみたいと思います。



富士山静岡空港の今! その507 フライトインフォメーションのJAL鶴丸

2011-05-25 07:00:00 | 富士山静岡空港
先週から静岡空港にJAL鶴丸が登場しました。といってもフライトインフォメーションボード上です。


私の世代ではJALといえばこのマーク。わが家にもこのマークのついたトラベルバッグがありました。


JAL運休後の静岡空港で見ることのできるのは、時々やってくるJAL系のJTA(日本トラスオーシャン航空)のチャーター便。


これから写真の様にJTA機にも鶴丸の塗装が施されるはずですので、いつかは静岡空港でも見ることができると思います。


これは私の希望なのですが、鶴丸が復活しましたので、ANAのモヒカン塗装機のようにぜひ鶴丸以前の塗装機を飛ばしてほしいですね(B6を使ってささっとイメージしてみました)。


6月から中国東方航空の日中間路線に搭乗した場合にもJALのマイレージが加算されることになりました(今までは対象外)。静岡空港発着の中国東方航空上海便はJALとのコードシェアではありませんが、今後はマイル対象路線となります。JMBホルダーには嬉しいお話ですね。


間もなく開港2周年を迎える富士山静岡空港。6月4・5日は様々なイベントが用意されています。ふじっぴーも皆さんのお越しを待ってます。


さて、次回からは昨年1月以来久々の「空の東海道」シリーズをお届けします。お楽しみに。

富士山静岡空港の今! その506 週末割引やってます ANA札幌・沖縄便

2011-05-22 07:00:00 | 富士山静岡空港
ANAでは6月26日までの週末(土曜・日曜)日に7日前までの予約で"旅割"並に安い運賃で搭乗できる「週末割引」を行っています。


通常は28日前予約の「旅割」を逃すと、割引率がぐんと小さくなるのですが、こちらの「週末割引」は搭乗7日までの予約でOKという活気的なサービスです。


静岡空港のANAは札幌便と沖縄便。1週間前の予約ですと沖縄便の場合には特割で片道33,000円前後ですが、これが週末割引だと16,000~22,000円。札幌便は特割で片道29,200円が15,800~17,800円と、非常にリーズナブルな運賃で、パッケージツアーでは難しい片道のみの利用や急な出張などに便利です。


JALも同じ様な週末のみの割引運賃「特割7」を販売しておりますが、静岡空港発着のコードシェア便では、その設定はありません。期間は6月最終日曜までですので、それほど日数はありませんが、ぜひ一度週末の空の散歩をしてみてはいかがでしょうか。


富士山静岡空港の今! その505 思い出のFDA静岡小松便K席 その3

2011-05-08 07:00:00 | 富士山静岡空港
福井県に入るとと徐々に高度を下げていきます。ベルトサインも点きましたのでここからはフイルム撮影です。いつも思うのですがこの雲の中を飛んでいる時は、空の高さも奥行きも分からず何とも不思議な心地がします。


雲を抜けるとちょうど日本海が見えてきました。ここから洋上でぐるっと反時計回りに270度回ります。


そして地上が見えました。福井県あわら市の北潟湖のあたり。


そして柴山潟が見えてきます。奥には片山津温泉。操縦室からは小松空港の灯が見えていることでしょう。


気温3度、みぞれの中を小松空港に着陸です。
到着時のFAさんのアナウンスは「・・・皆さま飛行機をお降りになりましても、この後"最終の目的地までは"・・・」と、降りた後もお気をつけてというアナウンスでした。"最終の目的地"というアナウンスは、別のエアラインでは時々聞くこともあるのですが、FDAの機上では私は初めでしたので、ちょっと"ほんわか"した気持ちになりました。


定刻の到着です。ロビーに出ると湿気と暖房と長靴の音。北陸に着いたんだと自然に体が感じます。


今はこのカウンターはどうなっているのでしょうか?本当に路線撤退が残念でなりません。いずれの日にかぜひ北陸の空へのルートが開かれることを祈りたいと思います。

FDA静岡小松便(運航期間2009.7-2011.3)。

さて、お弁当11食溜まっております。うち数食は季節物ですので、それ以外のお弁当もこれから少しずつご紹介してまいります。

富士山静岡空港の今! その504 思い出のFDA静岡小松便K席 その2

2011-05-06 07:00:00 | 富士山静岡空港
ご存知の通り、FDA機のシートには機体の色のヘッドカバーが取り付けられています。オレンジもなかなかいい色ですね。


さて、静岡から小松に向かうFDA5号機。菊川を過ぎると掛川市東部の工業団地が見えてきます。


そして掛川市街上空・・・待ちきれなくてシャッターを早く切りすぎてしまいました。掛川城はもう200m先(左)ですね。


掛川市北西部を流れる原野谷川です。奥に見えるのは工事も最終段階に入った新東名、写真左端に森・掛川ICが設置されます。


出発から10分余り、天竜川を越え浜北区上空にやってきました。


ズームで見る天竜区二俣の市街地です。


この後は低い雲がかかって、その隙間から所々奥三河の山々が見えるといった状況になりました。


出発から20分弱、愛知岐阜の県境にある奥矢作湖の上空です。


その後、中央西線の釜戸駅、高山線の白川口駅上空を経て、岐阜県郡上市の和良地区(旧和良村)の上空にやってきました。近くの和良川はオオサンショウウオが生息する清流です。


さらに北西に進み、郡上市白鳥地区へ。本格的な銀世界です。右に見えるのは白尾山にある「しらおスキー場」です。


飛騨地方には面積の大きな市が続きます。この郡上市は東京23区の1.6倍の面積があります。こちらは東海北陸道のひるがの高原SAです。


出発から30分、大日ヶ岳と白鳥リゾートスキー場が見えました。県境を越えて福井県に入ります。ここからはさらに厚い雪雲が地上を覆い、景色は全く見えなくなりました。
<つづく>



富士山静岡空港の今! その503 思い出のFDA静岡小松便K席 その1

2011-05-05 07:00:00 | 富士山静岡空港
すでに「思い出の・・・」「懐かしの・・・」という言葉が頭についてしまうのが残念ですが、今年3月まで運航されていたFDA静岡小松線の空の散歩をお届けします。小松線はFDA路線の中で、私が最も多く利用した路線だけに、ちょっと思い入れも強いのですが、そのあたりはどうかお許しいただきたく存じます。
さて、この日の静岡小松便は5号機(みかんフジ E175)です。予定ではE170でしたが機材変更になったようで、これでようやく全色に搭乗できました。


出発時刻は16時35分。夕日を背に受けて滑走路東端へタキシング開始です。
※以下、菊川上空まではフイルムによる撮影です。


普段は駐機している飛行機がいない時間帯ですが、この日は「青フジ(2号機)」がいました。旭川へのチャーターだったのか?今となっては記憶がありません。


途中の何箇所かで重機を見かけました。何かの工事をしているのでしょうか?展望施設以外の工事はちょっと把握できません。


ゆっくりと滑走路の東端に入っていきます。


そして島田市街を見ながら離陸。


いつものように牧之原市の片浜から駿河湾に出ます。こちらは夕暮れ迫る牧之原市の平田港


そして駿河湾上で反転して、再び牧之原市へ。見えているのは牧之原市榛原地区です。


そして今飛び立った空港を見ながら西に向かって飛行していきます。


離陸から5分、デジタル解禁となって最初の写真は菊川市。少し霞んでいますが、地上の様子がはっきり分かります。5号機は夕日に向かって西へ西へと進んでいきます。


<つづく>

富士山静岡空港の今! その502 小松暮色 FDA静岡小松便 その2

2011-03-26 18:00:00 | 富士山静岡空港
仕事上でブログを使った実験をいくつかすることになりましたので、過去の搭乗記で申し訳ありませんが、昨日と今日はFDA静岡小松便の空の散歩をお届けします。
さて、本日でFDA就航から続いていた静岡小松便はなくなります。北陸と静岡を結ぶ貴重な路線で、当初は2便でスタートしましたが、その後の変遷はご存知のとおり寂しい限りです。


離陸から20分余り、もう浜松の夜景が見えてきました。


その4分後、袋井の夜景です。


そして掛川上空。この時はきれいな夜景だと思っていましたが、今この写真を見ると「電気が通じていることのありがたさ」を感じます。


定刻より10分以上早く富士山静岡空港に到着です。


小松便には島田駅行きの無料送迎バスが接続しています。これも便利なサービスでした。


バスの時計は18時46分。小松を出発してから1時間も経っていません。この日は団体旅行のお客さんも乗せて、島田駅に向けて出発しました。

※本編以外の「小松空港発着便 空の散歩」は季節はずれになってしまいますが、日を改めてお届けします。

富士山静岡空港の今! その501 小松暮色 FDA小松静岡便 その1

2011-03-25 23:45:00 | 富士山静岡空港
なかなか落ち着かない日々が続きます。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
仕事上でブログを使った実験をいくつかすることになりましたので、過去の搭乗記で申し訳ありませんが、今日から2日間FDA静岡小松便の空の散歩をお届けします。


ご存知のとおり、この静岡小松便は明日26日をもって路線廃止となります。小松空港の展望デッキには飛来するエアラインの機体とともに、FDAのE170が展示されています。


北陸の冬は「寒ぶり」ですね。


空港2階の飲食街、この日は宇出津港(能登町)からネタが届いています。


17時55分発。とっぷりと日が暮れた小松空港に搭乗案内のアナウンスが流れます。


この日のお供は「赤フジ」です。時折、小雪が舞う中で静かに出発を待っています。<明日に続きます>

※小松空港からの空の散歩は、FDAはもちろんIBEX編、ANA編などまだ何編もお届けしていない記事があります。また落ち着きましたら掲載をいたします。

富士山静岡空港の今! その500 被災地救援特別便飛ぶ

2011-03-20 01:00:00 | 富士山静岡空港
東北地方太平洋沖地震から8日経ちました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?阪神の時には大切な友人を失い悲しい思いをしましたので、この1週間旧友の消息が気がかりでした。一昨日それもようやく確認がとれ、個人的にはほっとしています。ただ被災地の皆さまはまだまだ厳しい状況が続いています。「燃料がほしい」・・・その声に応える事ができない歯がゆさを痛感しました。


その中で19日夜、富士山静岡空港から「いわて花巻空港」に向けて、医療品と医師団を乗せた特別便が出発しました。


担当はFDA4号機の緑フジです。最終便の後で出発し、花巻を往復して帰ってきます。到着便は時間外の運用で、21日にも1便が予定されています。


花巻までは約1時間。たいへんな環境下でのお仕事だと思いますが、一人でも多くの命を救ってほしいと祈りながら、緑フジを見送りました。

私はこの1週間、仕事の大半を地震の対応に割きました。震源からは離れておりますが、直接的には委託先の被災・物流・欠品、間接的にはBCP(事業継続計画)構築に向けての対応など、かなりの影響がありました。ただここで経済活動を留まってはいけません。直接被害を受けていない地域にはそれなりの役割があるはずです。しばらく忙しい日々となりそうですが、体調に注意して頑張っていきたいと思います。

※「富士山静岡空港の今!」500回目用として用意してあった記事は、後日改めて投稿いたします。

富士山静岡空港の今! その499 FDA静岡松本便左側A席 空の散歩 大井川から御岳乗鞍駒ヶ岳 その7

2011-01-30 16:00:00 | 富士山静岡空港
FDA静岡松本便空の散歩A席編、今日はその7回目です。
※今回の飛行コースは左側A席の機窓を基準に相良港→川根本町→遠山郷→伊那盆地というコースです。天候やその他理由で航路が変更となる場合がありますので、ご了承ください。

北アルプスの山々が近づくとそろそろ着陸体勢です。


離陸から28分。広がる雲の中を突き抜けていくと、ご覧の雪景色。流れる川は梓川、ちょうど松本電鉄の三溝駅付近の上空です。


フイルム撮影に切り替えます。いつもの場所・・・安曇野市明科でUターンです。こちらは地上に雪がありません。


高度が下がりました。長野道豊科ICが見えます。A席側では松本の市街地を眺めながらの着陸です。


ところどころに雪の残る松本空港に着陸です。


定刻より20分早く到着しました。PBBを渡ってターミナルに向かいます。札幌への乗り継ぎは出口右側へ松本で降りる場合には出口左側に進みます。


温度の電光掲示に横棒(マイナス)がついていますが、無風なのでそれほど寒く感じません。静岡空港の出発時は+2度でしたが、風速8m/sなのでたいへん寒く感じました。さ、ここからは路線バス。発車までは温かいコーヒーでも飲んで過ごしましょう。

わずか40分のフライトを3週間にわたってお届けしました今回の「空の散歩」。天候にも恵まれブログタイトルの「大井川」を見ながらのすばらしいフライトでした。ただこの松本便も冬季限定のため3月27日からは運休となります。往復9,900円のリーズナブルなチケットもありますので、ぜひ搭乗してみてくださいね。

さて、静岡松本便をお届けしている間にもその他のネタが貯まってきました。次回は再びお弁当の紹介です。

富士山静岡空港の今! その498 FDA静岡松本便左側A席 空の散歩 大井川から御岳乗鞍駒ヶ岳 その6

2011-01-29 07:00:00 | 富士山静岡空港
FDA静岡松本便空の散歩A席編、今日はその6回目です。
※今回の飛行コースは左側A席の機窓を基準に相良港→川根本町→遠山郷→伊那盆地というコースです。天候やその他理由で航路が変更となる場合がありますので、ご了承ください。

2号機青フジは伊那谷の上空を松本に向かって飛んでいきます。正面に見えてくるのは御岳山(御嶽山)。標高は3,067m、長い日本列島で御岳山より西には3,000mを超える場所がありません。逆に富士山より東にも3,000mを超える場所はありません。


真横には中央アルプス駒ヶ岳が広がっています・・・が、ちょっと座る席を間違えましたでしょうか。16番の席は下を見るのにはいい席なのですが、真横は翼が邪魔をして全体を眺めることができません。(5番より前の席ならきっと全体が見えることでしょう)


そして遠くに見えてきたのは標高3027mの乗鞍岳。


信州で育った人は必ず歌えるといわれる長野県歌"信濃の国"。その2番の歌詞に出てくる御岳・乗鞍・駒ヶ岳、お天気が良ければこのA席側から全て眺めることが出来ます。


離陸から25分。松本平に入ったところで雲が広がってきました。


雲の隙間から見えるのは木曽路です。写真左上の家並みは中山道屈指の宿場町で、たくさんの旅人で賑わった奈良井宿(塩尻市)。


遠くには雲を突き抜けた穂高連峰とそれに続く北アルプスの山々が見えます。松本まではあと少し、いつもの場所でUターンですが、この続きはまた明日お届けします。

追記:ご存知の方も多いと思いますが、この静岡松本線は今年3月26日をもって運休することとなりました。路線開設時には「冬季限定」ということでしたので予定通りではありますが、ぜひ今秋にはまた路線が再開されることを期待したいと思います。