ダイアモンド~原石さがし

結婚5周年を迎えた夫婦のマイペースな日記です。

第2話「永遠の別れ」

2008年11月04日 | 大長今
第1話も先がどうなるかハラハラでしたが、
第2話もハラハラドキドキ。そして大泣きでした


*****今日はあらすじを書きながら解説や感想を*****


チョンスとミョンイ、そして2人の娘チャングムは
白丁(ペクチョン)として暮らしていた。

→→当時の朝鮮王朝は儒教の教えにのっとり厳しい身分制度が存在。
両班、中人、良人、(、白丁)という順で
白丁が一番身分が低く、虐げられていたそう。
チョンスもミョンイも宮中で仕えていたこともあるので
それなりの身分だったはず。
しかし、チョンスが元妃殺害に関わった武官だったことや、
ミョンイが水刺間(スラッカン)内の権力争いに巻き込まれて
殺された(ことになっている)女官だったので、
白丁として静かに人知れず住むしかなかったんだよね。
でも身分は低くとも、家族で幸せに住めたらいいか
(ということで、わたしもチョンスとミョンイの生き方に賛成~♪)。



さてさて、娘チャングムは、とても利発的で学問好き。
両班(ヤンバン。将来、武官になる)の子供と一緒に遊んだり、
寺子屋に行って勉強したりして、母ミョンイにきつく叱られる。

→→この叱り方がね、チャングムのふくらはぎを何度も木の枝で叩くんだよぉぅ。
も~、体罰にしか見えなかったよーー。><
時代が時代だし、白丁が両班など高い身分の人と同じように学問をするだけで
身分不相応と殺されてしまうこともあったから・・・仕方がないんだけどね。
それでもチャングムの中で納得いってなかったのは、
チャングムのうちは本当の白丁じゃないことを知っていたからなんだよね。
というのも、ある日チャングムは父が武官だった頃の服と身分証を
見てしまって、「これはなに?」としつこく問われて
チョンスが言っちゃったんだよね。
「お父さんは昔、王様を守る武官だった」って・・・。
チャングムに希望を持たせてあげたいという気持ちから父は話してしまうんだけど、
そのことが世間にばれたら大変なことになるんですよ・・・。
父も母もチャングムも三人とも死ぬことになると。
とにかく危険な時代。後にも書くけどヨンサングン(王)がね・・・。
だから、ミョンイはチャングムを厳しくしつけていたのね
ミョンイも辛かったろうに

それにしても、ミョンイの料理の腕はすごい
料理するシーンがあるんだけど、さすが元水刺間(スラッカン)の女官。
ほうれん草の和え物みたいなのを作ってたんだけど、
手際もいいしおいしそうなのよ。
お料理上手で素敵なお母さん。
その上勉強もできて服を作るのも絵を描くのも上手だなんて自慢のお母さんよね。
チャングムも「わたし、お母さんのようになりたいの。」って言うんだけど、
チャングムだけじゃなく、わたしもそんな人になりたいし、
そんなお母さんになるのが夢
そしてチャングムのお父さんお母さんのような夫婦が理想なのだ。
お母さんはちょっと厳しいところもあるけど、
お父さんはちょっとこどもに甘いところもあるけど、
お互いへの愛がいっぱいで、見ていて涙が出てくるのです



一方、暴君・燕山君(ヨンサングン)。
叔母にあたるひとに手をつけたり、
女官を次々と寵愛してスラッカンを人手不足にしたり、
ちょっとしたことで部下に手をかけたりと、目を覆うばかりの暴れっぷり。

そんなヨンサングンが、母の死の真相を知っってしまった。
それはチョンスが常に怖れて続けてきたこと。

→→母の死の真相はヨンサングンの祖母のような人が伝えるのだけど、
このお祖母さん、かなり地味な服装(村人のよう)なのよね。
王様の実のお祖母さまなのに、あの格好でいいのかな?
廃妃された娘(元妃)の母だから?



母の死の真相を知り、母の処刑に関わった者たち全員を探し出し、
次々に処罰していくヨンサングン。
ゆくえのわからないものは、人相描きを貼らせて探すほど。
なんとその人相描きにはチョンスの顔も載っているではないか。
しかしチョンスは人相書きが貼ってあることすら気付いていない。

ある日、チョンスはチャングムと村のお祭りを見物に行く。
相撲大会で盛り上がる村人達。
チャングムは父にも出てほしいとせがむが、
チョンスは自分の身分からか、
身を隠すように生きている立場からか、出場を拒否。
ところがチャングムは無邪気に「私のお父さんが出ます!!」と
言っちゃうのよ~~。チョンスは困惑しながらもチャングムのために出場…。

→→あ~、嫌な予感がしてたんだよ~。
お祭りに見に行くときからずーーっとすご~く嫌な予感がしてたのっ。
チョンス、やっぱり娘に甘いからなぁ・・・。
お願いだから目立つようなことはせんといてくれ~~。><



もともと強いチョンスは楽勝。
すると相手が負けた悔しさからか、自分で腹を傷つけ、
「こいつが俺の腹を刺した」と言いがかりをつける。
観客たちの中に、チョンスが白丁だということに気付いた者がいて
騒ぎは大きくなり、人々はチョンスを責め立てる。

→→あ~あ、お相撲に出たときに、ここでなにか起こるって気がしてたのよ。
(きっとこの回を見た人はみな思ったでしょうけど。)



父が白丁だと言われ責められることに耐えられなくなったチャングムは、
つい「お父さんはぺクチョンじゃありません。王様をお守りする武官です!」と
叫んでしまう。

→→あぁ・・・言っちゃったよ・・・チャングム・・・



チャングムの発言から、チョンスが人相描きにそっくりだと気付いた者がいて、
チョンスは捕えられてしまう。泣き叫ぶチャングム。

→→ここ悲しすぎるよーー。あんなに優しくていいお父さんが
かわいい娘の一言で連れて行かれるなんて、せつなくて辛くて
も~、大変だったよー。チャングム、口を謹んで~って何度思ったことか。
でも、わずか8歳のこどもに口を慎めなんて難しい話よね。
それにチャングムもお父さんが白丁として罵られるのを見てられなかったから
武官ですって言っちゃったんだもんね・・・。
気持ちはわかるよ。辛いけど。



一緒に役人に連れていかれないように気遣った村人に言われ
一人で家に走って帰り、母に父のことを伝えるチャングム。
そしてチョンスの家族としてミョンイとチャングムも追われる立場に…。
ミョンイはチャングムを連れて村を出、
チョンスが捕らえられているという漢陽(ハニャン)
(現在のソウルあたり)へと向かう。

ミョンイは、尚宮(サングン)となっている友、ペギョンに手紙を送る。
ぺギョンは、ミョンイを助けるために口実を作って
最高尚宮(チェゴサングン)に許可をもらい外出するも
口実が嘘だとばれて、かえってあやしまれてしまう。

ぺギョンはなんとかミョンイとチャングムが
チョンスに会えるように手を尽くすと約束するが、
それをぺギョンのあとを追っていたチェ尚宮が目撃。
自分達のかつての悪事を知るミョンイが役所で供述したら
チェ一族の存続が危ういと感じたチェ尚宮は、
兄チェ・パンスルにミョンイを殺すよう依頼。

→→チェ尚宮って、強くなったよね・・・。というか悪くなったよね・・・。
前回、ミョンイ殺害(実際は死ななかったけど)のあとで悔いて泣いてたのに・・・。
完全に悪を悪とも思わなくなってしまったのね・・・。
あの涙はいったいどこへ・・・悲しいわ、チェ尚官。



ペギョンは、ミョンイをチョンスの処刑前にひと目会えるように手配。
そして当日、ペギョンは自分を尾行する女官(チェ尚宮の手下)に気づく。

→→あの手下の女官がかぶってたかぶりモンがものすごーーく気になる・・・。
そりゃぺギョンも気づくわ。



チェ・パンスルの手下は、ミョンイとチャングムを拉致。
ところが、チェ・パンスルの屋敷に「かくまっている罪人の家族を引き渡せ」
と役人が乗り込み、見つけ出されたミョンイとチャングムは役人たちに連れられていく。
ペギョンが密告したのだった。
ミョンイたちがチェ・パンスルに拉致されたことを知って、
命を救うためにはこれしかないと。

チェ尚官は、ミョンイが昔のことを全て話したら、
チェ一族が王族の暗殺を謀ったことまで明るみに出てしまうことを怖れる。
兄チェ・パンスルに頼んでミョンイを襲撃させ、
刺客が放った矢は、ミョンイの胸にも刺さってしまう!!

取り残されるミョンイとチャングム。
自分の命がもう長くないことを悟ったミョンイは、
チャングムに遺書を書こうとし、
以前チョンスから聞かされた『三人の女』の話を思い出し、
女に子が関係する『三人目の女』がチャングムであることに気付く。

ミョンイは、遺書に自分達夫婦が理不尽な仕打ちを受けて宮中を追われたこと、
そして夫婦にとって、娘のチャングムが幸せをもたらす存在であったことを綴る。

そこへチャングムが山で採ってきた食料を持って帰ってくる。
「お母さん、これを食べて。何も食べてないから元気が出ないのよ」
と言って、母の口に野いちごを入れるチャングム。
「とてもおいしいわ…」そう言って、息絶えてしまうミョンイ。
動かなくなったミョンイに、自分が病気の時にしてもらったように
野いちごを噛み砕いて口に入れてやるチャングム…。

チャングムに残された母の遺書。
『チャングム、水刺間(スラッカン)の最高尚官(チェゴサングン)に
なっておくれ。そしてチェゴサングンだけに受け継がれる秘伝の書に、
お母さんの無念を綴っておくれ』
チャングムは母の墓を作り、
女官としてスラッカンに入ることを決意…。

→→うっうっ。こんなに小さな子が一生懸命一人でお母さんのためにお墓を作って・・・。
でもこれからきっと強く生きていくんだよね。
それはお母さんが厳しさと大きな愛をもって育ててくれたから、
そしてお母さんのことが大好きだからできることなんだよね。
ミョンイはチャングムに遺言は伝えるんだけど、
決して強制をしないところが、またまた最後まで理想的の母だな~って
思ったのでありました。
チャングムには「多くの人を救う立派な人になる」という予言があるんだよね。
お母さんの遺言の「水刺間の最高尚官になる」ことでそれが成就するんだろうか?
と、ここでは謎だったのですが。


ではでは、第3話へ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (キャンディー)
2008-11-04 22:36:17
ららさんの解説すご~い!
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脱帽 (kayo)
2008-11-05 20:08:01
ものすごく詳しい解説だね~。
脱帽いたしました。そしてこれを54話分
やろうとしているわけですね・・・。
尊敬します~!!
この回は悲しいよね~~。どこまでも
ついてないというか母を訪ねて三千里くらい
のすれ違いっていうか・・・。
返信する
お返事 (らら)
2008-11-05 20:29:05
キャンディさん
第二話はわたしにとってすごくすごく感動というか
心に来るものがあったのでいろいろ書いてみましたが、
かな~~り時間が取られ、疲れたのでこのような細かい
解説は今回限りにいたします。^^;

kayoさん
今回書いてみたけど、これを54話は時間が足りん~~、
疲れる~~、ということで、次回からは簡単な
あらすじと簡単な感想だけにします~~。
そうなの、この回、悲しすぎた・・・。実はお母さんが
弓で射られて亡くなるシーンよりも、お父さんが
捕まるシーンのほうがわたしには悲しく感じたよ。
チャングムが「うちのお父さんが出ます。」って
お父さんをお相撲に出させなかったら、とか、
あの時お祭りにさえ行かなかったら・・・なんて
思っちゃうんだけど、これもお母さんの意志を継ぐために
必要なことだったんだよね?将来多くの人を救う人と
なるために必要なことだったんだよね?と思うことに
してます。とはいえ、いつかよい時代が来たら、
父母の身分も回復されて、チャングムも普通に宮中に入れる時が
来たんだろうけど。でもでもにならないと医女には
なれないから、やっぱりチャングムが経験していく
試練は必要不可欠なものなのだよね。(・・・・と
勝手に納得・笑)
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