ダイアモンド~原石さがし

結婚5周年を迎えた夫婦のマイペースな日記です。

第5話「変革」

2008年12月10日 | 大長今
クミョン(チャングムはその少女がクミョンとは知らない)から
松の実さしのコツを教わったチャングムは毎日毎晩松の実さしに励む。
試験当日、チャングムはあの時の少女がみんなが噂しライパル視している
クミョンであるということを知る。
クミョンは試験の課題を変えることをチェ尚官に提案する。
「わたしの怒りとみんなの不満を静めるために、
わたしのしていないことでみんなのしていることを課題にしてください。」
そこで試験課題は松の実さしとなった。しかも灯りを消して。

→→クミョンはこの時、12~14歳ぐらいだと思うんだけど、
とっても大人で賢い態度に感動しちゃった。
思慮分別のあるよい子なのよねぇ。
このときのチェ尚官のロウソクの消し方や話し方や振る舞いもかっこよくて
正義にあふれ、気品がある人なのよね。
チェ一族って権力に身を任せてきた人たちだけど、
普通に実力で戦っても、十分才能もあるし努力で結果も出せる人たちだと思うんだよねぇ。
もったいないわ~。



試験の結果、クミョンが20本で1位、チャングムが8本で2位、チョパンが4本で3位。
チャングムはよくできた理由を聞かれ、クミョンが教えてくれたことを
うっかり話してしまう。そしてまたみんなから意地悪される。
そんなチャングムにハン尚官は、
「だから宮中に入ったその時から口を慎みなさいと言っているでしょう?
明日みんなに謝りなさい。すぐには許してはもらえないだろうけど、
時が経てば忘れるでしょう。」

→→さっすがハン尚官っ。いいアドバイスだわ~。思慮深いというか。
本当にチャングムのお母さんがわりだよね。
人を育てるのがうまい、というかどの尚官もそうなんだよね。
宮中の女官ってやっぱり教養もあるし、気品もあるし、洗練された人が多いのね。
意地悪されているチャングムをかばうヨンセンがみんなに
「チャングムは悪い子じゃありません。優しい子です。」
と言っている姿がかわいい。
弱そうに見えるけど心の優しい友達思いのいい子なんだな~といつもほのほのする。



一方クミョンは
「これからはわたしと仲良くしたらいいじゃない。」
と言う。
チャングムはそれも違うと思う。どうしてかはわからないけど
クミョン姉さんの言ってることも何か間違ってます、と。

→→チャングムって人の意見に流されずに正しいことをしていく子だな~ってつくづく思った。
わたしがみんなから意地悪されて仲間はずれにされたら、
クミョンと仲良くしようかな~って思うような気がするもん。



その頃、スラッカンの最高尚官(あのド迫力の・・・)には病があり、
姪のチェ尚官は外部から男性の医者を呼びつける。
女官は医女に診てもらうぺきであり、
男性の医者に診てもらうことは女官の掟に反することなのだ。
ちょうどその時、女官長による抜き打ちの部屋の検査が。
スラッカンの女官たちの部屋から不適切な持ち物が見つかる。
女官長がスラッカンの責任者のチェ尚官のもとへ来たところ、
逃げる医者が見つかり捕らえられてしまう。

現最高尚官の病のこともあり、最高尚官を新たに選ぶことになった。
現最高尚官は姪のチェ尚官を次期最高尚官に推薦するが若すぎる。
そこでチェ一族ではないが、チョン尚官が新しい最高尚官として選ぱれた。
女官長とチェ一族は、風流を好み権力に興味のないチョン尚官を
「人形」として最高尚官に選んだのである。

→→チョン尚官、どこかで見たことある顔だな~と思っていたら、そうだっ。
「わたしの名前はキムサンスン」のレストランの女史だー。
わたし、この女優さん(ヨ・ウンゲさん)とっても好きなのよね。いい脇役を演じてるわ。
やはり時代劇と現代ドラマとでは全然雰囲気が違うね~。
チョン尚官は大胆でありながら謙遜、ユーモアもあり、わたしにとって模範な指導者なんだよね。
プライマリーの会長をしながら、こんな人になりたいな~っていつも思ってた。
チョン尚官は両班の娘なので身分が高く、今の最高尚官とその座を競ってもよかった
くらいの人なのだけど権力が嫌いで風流を愛する人だけに辞退したそうなのだ。
なんかそういうところも好き。



ハン尚官の元にチョン最高尚官が来た。
「辛い生き方をするか楽な生き方をするか。お前はどう思う?」
と聞かれ、チャングムは
「最高尚官さまは辛いか楽かお選びになれるのですか?
わたしは辛いことはいやなのに辛いことばかりなんです。」
チョン最高尚官は笑う。

→→これは名セリフだよね。たしかにチャングムの言うとおりで、
辛いこととラクなことを自分で選ぷことはできない。
けれど、チョン最高尚官にしてもハン尚官にしてもチャングムにしても
とても前向きで、よき志を持って正しく生きている姿にわたしは共感。
話は変わるが、このドラマを見ていると、上座と下座がしっかりしているよね。
自分より身分の高い人が部屋に入ってきたら、自分が座っていた上座を
その人に譲る、とか。
目上の人に対するお辞儀とかも。身分や上下関係がしっかりしているのがすごくよくわかる。



チョン最高尚官の王様への最初の料理は自分で作った。
助手をしてくれる女官たちに「心をこめてやりなさい。」と伝える。

→→10年間裏方だったとは思えないくらいの立派な料理、そして手際。
しっかり実力をつけて、また丁寧なお仕事をされてきたのだろうな~と尊敬。
王様は「う~~ん。」といつもうなりながら食事の評価をするんだけど、
ひとつひとつ食ぺるものに批評を下すのって王様も大変だよね~。
料理番組のレポーターじゃないのにね。
しかし、いつもおいしいものを食ぺてるからグルメだよね、王様。


スラッカンの女官たち、見習いたちは戻ってみんなで食事。
クミョンが以前の最高尚官がいたときと同じように上座に座っていた。
チェ尚官がクミョンのことを「卓越した味覚を持った子です。」と
新しい最高尚官に紹介する。
チョン最高尚官はクミョンに
「これを食ぺてみなさい。味付けに何を使っているかわかるか?」
と言う。クミョンが完璧な答えを出したかに見えた。
最高尚官はみんなに「味見をしてみなさい。」と言う。
みんな同じ答えだった。
チョン最高尚官が答えを言おうとすると
「柿でございます。砂糖ではなく、熟した柿です。」
それはチャングムだった。
「料理の腕には差があっても味覚には差がない。」
「いずれはこの最高尚官の座も実力ある者に私たちと思うゆえ、
そのつもりで精進しなさい。」
クミョンは上座から自分の席に戻される。
チェ尚官の部屋でチェ尚官が怒りに満ち、クミョンは目から涙が溢れていた。
「身の程知らずが。5代も続く我らチェ一族を侮辱するとは。
われらに勝てると思っているのか。」
一方、ハン尚官はチャングムに100日間毎日違う薬草を取ってくるように言う。
一つ一つの薬草の効能を教えるためだった。
クミョンはチェ尚官の元でトレーニングを受けていた。

→→他の女官や見習いたち誰一人柿の味を言い当てることができなかったのに
唯一チャングムは言い当てた。チャングムは本当に才能のある子なんだね~。
それに加えて、どうしても最高尚官になりたいという強い意志もあるし、
努力家だし、これは強いと思うわ~。このシーンでこの子、これからも
どんどん才能発揮していくと思ったわ。
一方、これまで神童と言われてきたクミョンにとっては屈辱だっただろうね。
クミョン、ちょっとかわいそうだったかな。
でも、実力で勝負するぺきだと思うし、
このことが料理の腕をあげるよい機会になると思うし。
クミョンは十分実力で勝負できる子なのだから。
それにしても、チェ尚官、本性出してきたわ~。
ちょっと曲がってる・・・。



そして舞台は8年後。
チェングム18歳。

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