ダイアモンド~原石さがし

結婚5周年を迎えた夫婦のマイペースな日記です。

1年7ヶ月を振り返る

2007年11月26日 | 着物・着付け
思えば「自分で浴衣が着れるようになったらいいかな。」
と、本科の3ヶ月だけのつもりで気軽に通い始めた着付け教室。
それがだんだん
「もっときれいに着れるようになりたい!」
「早く着るコツが知りたい!」
と思うようになり、専科(4ヶ月)、師範科(6ヶ月)、
高等師範科(6ヶ月)の合計1年7ヶ月通いました。


着物を着る上で大切な補正を学んでから、
それまでは「とにかく着れればいいや~。」と
お相撲さんのようだったわたしの着物姿も
だいぶ一目にさらしても大丈夫なほどになりました。


最近、写真を見ました。
本科終了時(1年ちょっと前)に先生を囲んで
みんなで写っている写真です。
先生以外のみんなはヨレヨレ状態・・・ちょっと微妙な着物姿。
まだ補正もしてなかったし、着るのに一杯一杯で
おはしょりも襟元も全く気にしていられなかった時。
あの頃は「どうして先生はこんなにきれいに着物が着られるのだろう?」
と不思議でたまりませんでしたが、あれから1年以上の月日が流れ
まだまだではありますがずいぶん着れるようになりました。


さらに上のクラス(教授科)に進むこともできましたが、
いったん高等師範科で修了することにしました。
当初の目標であった「自分である程度きれいに着れる」ことは
それなりに達成できたと思いますし、プラス、ほかの方に
着付けてあげられるようにもなり、また
全く知らなかった着物についての知識も増えて
ダブル、トリプルと収穫が多く、わたし自身
大変満足しているのです。


もちろんもっともっと振袖の着付けや
着物についての幅広い知識も身につけたい気持ちはあるのですが
家事や週3回のパート、フラワーアレンジメントのお稽古に加え、
これ以上着付けに通うのは実はいっぱいいっぱい。
10月に風邪をひき、体調を崩したあたりから
これ以上ムリはできないな、と思うようになりました。
今まで続けられたのは、お教室が家から徒歩10分圏内と
とても恵まれた環境にあったことが大きいです。
教授科からは梅田のお教室まで行かなければならず
曜日がパートと重なること、都合のよい曜日にあわせて通うとなると
さらに遠いお教室になってしまうことで、
今回は体力的にムリとあきらめました。
わたしのお小遣いではもう通えないというのもありますが。


この1年7ヶ月を振り返って思うのは、
「やればできる!」ということ。
もちろん着物が好きということが大前提だと思うのですが
わたし自身、着物に触れるのがほぼお稽古の2時間ぐらいで
家では全く練習しませんでした。
インターンに行かれている方は週2回は着物を着ているので
やはり着るのが速いし上手。
「慣れる」って大切だと思いました。
お稽古ではみなさんの足を引張り気味なわたしも
実技審査前はそれなりに練習して先生にも
「本番に強いね。」といわれるほど上達したのだし
授与式の日も気合を入れて着ればなんとかきれいに
着れるようになったので、本当にやればできるんだな、と
思わずにいられません。
お稽古の日以外にもちゃんと復習していたら(実際は時間的に
できなかっただろうけれど)もっと着実に上達できたのでは
ないかなと思います。
そう考えるともったいない。。ちゃんと練習すればよかった。。
いえ、そう思うなら今からがんばればいいのです!


みなさんおっしゃるのは、お稽古をやめてしまうと
自分で着ることさえも忘れてしまうということ。
妹も結婚前は美容師で着付けの資格も持っていて
成人式にはたくさんの方の振袖の着付けをしていたのに
今ではもう忘れたわ~と言っているので
その言葉が痛いほど胸にしみるのです。
これからは着物でお出かけしたり
自分で練習する機会をたくさん作ろうと思います。

本当に楽しい1年7ヶ月でした!
これまで学んだことを絶対無駄にしないよう
がんばりたいと思います!