関ヶ原の西軍に加担した諸将の中で,最も家康にとって脅威であったはずの上杉が,いかにして取り潰しを免れたのか?
今回の天地人はそのカラクリを解き明かすものでした。
むやみに取り潰しを命じれば上杉の相当な抵抗が予想され,無駄に兵力を消耗することになる一方,上杉を生かせば,後に脅威となりかねません。
上杉をどう処遇するかは,本当に家康の悩みのタネだったことでしょう。
生かさず殺さず・・・
今回の兼続が本多にした提案により,ある種の「和解」が成立しました。
上杉存続のカラクリの大部分はここに集約され,劇中でされた「小早川の上杉助命嘆願」は,キャスト・上地雄介氏ファンへの配慮以外考えられません。
阿呆な福島正則が急にまともな大名になったところも考えられませんし,年端もいかない秀頼君が上杉の助命をすること自体うそ臭いです。
さて,米沢に減封を命じられた上杉ですが,家中が騒然となっている様子は,さながら民事再生手続中の会社を見ているようです。
あれだけの家臣たちを4分の1の石高の土地ですべて受け入れるというのは,はっきりいって無謀以外の何ものでもありません。
愛と義だけでは食っていけない・・・当然ですね。
困窮の道を歩むことになった再生会社上杉家・・・今後も赤字経営は免れません。
そもそも番組の視聴率自体が赤字か!?
ではまた来週
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今回の話、なぜ、上杉の置かれている状況がよくわからなかったので(確かに、城攻めから撤退しましたが、その後の状況は描かれていなかったと思いますし)、何で、家康に呼ばれて出て行かねばならないのか、さっぱりわかりませんでした。
確か、「米沢」って、秀吉から兼続がもらった所ですので、結局のところ、兼続は大家、上杉が店子と言うことになったのですね。
年端の行かない秀頼君の一言には「はあ~?」という感じになっちゃいました。笑
今の楽しみはこども店長の出演のみですね~。
(玉鉄さんもこども店長のようにまた出てこないかしら??)
米沢は確かに兼続がもらった土地ですので,今回の減封は兼続に対する嫌がらせ?それともせめてもの家康の温情?
いずれにせよ転覆しようとしている会社でリストラせずに再生させようとする株式会社上杉…経営陣の責任問題が問われないのが本当に不思議です。
このドラマ,子供店長に頼りすぎているのではないかと思うことがよくありますが,子供店長に頼っているドラマはこの番組だけではないので,それは目をつぶりましょう。
それより,今回は子供店長が成長したら玉鉄に化けるくらいのサプライズがほしいですね!