果報は寝て待て!

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いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

篤姫(第37回)

2008年09月15日 | 大河ドラマ
今回は会見三昧の話に仕上がっていましたが,「微妙な空気の会見」や「心温まる会見」などバラエティに富んでいました。

まず,朝廷勅使と幕府との会見は,襖の向こうに薩摩の刃が光っている緊迫した会見でした。
あのまま,幕府が要求を呑まず,幕府の交渉役が大久保らに斬られていたら,圧倒的に朝廷・薩摩が不利な状況に追い込まれ,歴史は微妙に変わってしまったかもしれませんね。

次に,久光公と天璋院の会見は,これまた微妙な会見でした。
前藩主・島津斉彬公は,ある意味堂々たるタヌキだったのに対し,このドラマにおける久光公は,姑息なタヌキとして,あまりにも小人物に描かれている嫌いがあります。
この天璋院との会見でも,正義と称する悪丸出しの姑息な発言に,天璋院からも「二度と会うことはない」宣言をされるほどでした。

薩摩のやり方に悩む小松帯刀は,後日,勝先生に出会い,「力」ではなく「心」による対話の重要さを解かれ,帯刀サマの悩みはまさに一刀両断されました。
彼らが会ってわずか2分程度で心の友となるのが,ある意味すごいドラマでした。
それにしても帯刀サマ,あまりにも簡単に「お言葉,心にしみました」ね…
勝先生恐るべし…

そしていよいよ天璋院と帯刀サマの会見。
今となっては敵同士の幕府と薩摩。
しかし,昔の友は,今も友でした。
天璋院の心の強さ,帯刀の優しさは,共に桜島を眺めていたときと何ら変わらないものでした。
過激な者達でひしめく薩摩の中にも,未だに帯刀という優しさを持った友が存在していることを信じ,天璋院は帯刀に薩摩の未来を託しました。
プラトニックな二人…なんかいい感じでした。

そんないいムードで終わった今回の天璋院と帯刀だったのに対し,生麦事件を機に早くも…

というわけでまた来週


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4 コメント

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いやぁ (とれえず)
2008-09-16 23:40:35
もー、このたびのあおいちゃんは、もー食べたくなりました(謎)。

かわいいねー。もーなおごろーさん、
脳内で襲いかかっているのに、あのジェントルぶり。

もーーーーたまらん。

           脳内悶絶。。。。

  今回は特にかわいかったなぁ。

ってゆーか、こんなこと書いてる俺ってば・・・・
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>とれぇずさま (ぴえる)
2008-09-17 00:11:57
コメントありがとうございました!
とれぇずさま,脳内悶絶してしまっては,兵たちへの士気に関わりますぞ!
しかし,堀北和宮なら,ワタシも宮崎天璋院を取るかも…
でも,やはり最後の切り札は稲森滝山サマでしょう!
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はいー (とれぇず)
2008-09-17 23:01:30
正直、あの皇居の中に、大奥があったって想像するだけで、最近、ぞくぞくです(謎)。

でもさー、昔は家柄とかいろいろあるから、単に美人さんなだけではダメだったのでしょう?

クオリティとしては、遊郭の太夫の方がよかったのかなぁ?

その当時の生の大奥に潜入したいですねー。
ヒルデにでも頼もうか・・・
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>とれぇずさま (ぴえる)
2008-09-21 21:48:13
うーん,生の大奥よりも遊郭の方がレベルは高いのではないでしょうかねぇ。
残されている皇室や大奥の方々のお写真を見ても,私の基準での美が感じられません。

遊郭で100両程度払えば夢の世界かもしれませんぜ!
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