週はじめだというのになんとなく疲労気味…カゼをひいたとも思えませんが,なんだか疲れたので気分を落ち着かせる話題でもひとつ。
立冬も過ぎたというのに,未だに冬が来たとは思われない暖かな休日
さわやかな陽の光が包む近所の公園を歩いていると,小さな一角に所狭しと咲いていた菊の一団に遭遇しました。
品評会に出てくるような大首のものはありませんでしたが,多種多様,いろいろな菊が美を競っていました。
その外見だけでなく,集団で醸し出すその独特の香りは,フェロモンに似た,ほどよい陶酔を引き起こします。
そのフェロモンに誘われてやってくる蜂たち。
蜂も,その品定めには,贅沢な迷いを感じているのでは?
<本日の一句>
ゆらゆらと蜂も惑いし野菊の香 ぴえる
すいません。写真には蜂が見あたりませんが,よく見ると何匹かいるはずです
アップで蜂を撮ろうと思って携帯電話を近づけたら襲いかかって来そうだったので,蜂の仕事を邪魔しないように配慮させていただきました(逃げの口実…)
菊に関連して余談。
歳時記を紐解くと,秋の季語として「菊膾(きくなます)」という言葉がでてきました。
いわゆる菊の花びらを茹でて酢に漬けたお浸しみたいなものですが,そういえば田舎にいたときは1年に1度くらい食卓に上っていた記憶があります。
東京に来てからは,ここ数年食べてないですね。
わざわざ菊膾を自分で作ることもあまりしませんし…
菊を見ていたら,急に食べたくなってきました
<関連ブログ>
「菊(キク)」(ゆるり,蒼葉月)