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磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

「四季の美」展 No.3 - estate : "Top art di Le quattro stagioni vol.3

2025-04-19 12:00:38 | 「美」展カタログ(陶磁器) /教室見本&生徒作品
estate
6月完成



彼女は、海外での西洋陶磁器絵付の経験あり。今は技法や表現方法の違いを、異文化として楽しみながら、「こんな方法もあったですね」と、ジノリ様式を堪能している。多岐に渡る手仕事の趣味は、相当な腕のいい先生方に学ばれていた様子。目利きの確かさで、おりおりの仕上りを見極めることが出来るのです。私とコラボで完成させた作品も多い中、彼女の作品の特徴は、アニバーサリー。何かの行事と結びつけ、ご自分のために特別な1枚を作り上げていくよう。ご自宅の一室で、より魅力が増し、主役のような存在となり、見ていて心が満たされるだろうと感じています。







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7月完成





入門・初級編の課題に向き合われる姿勢は、未来の楽しみのために。「ちょっとした筆遣いや色重ねで、美しく変わるのですね。」と細やかに育まれる。茶道の世界に長い彼女は、師匠ために菓子皿を描けたらどんなに素敵だろうと力(つと)められ、ご自分の気持ちも豊かにされている。一方で、新たな芸術の世界で自分流を見直し、デザイン力やバランス感覚を鍛えたい、と真剣。師匠のための器は、お2人の思い出が重なるように、2枚制作。「本当に良いものを自分で作ってみて、百貨店などでも、あれこれ見て歩いて、気持ちが豊かになりますね。」彼女の未来は楽しそうです。しっかり並走してきます。





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8月遊覧



陶磁器は白という美しさが背景あるから、絵柄に意味があると感じさせてくれる。彼女の作品には、そうした色彩豊かな装飾があり、何かを入れたくなる空間と時間のゆとりが、いつも存在しているのです。くらしの中で、お茶の時間にホッと一息、歓びを味わうプレートの数々という印象。その後、紅茶やハーブディーに精通され、現在はプロとして活躍中。課題をきっかけに仕上げた、花文字のマグカップは、手描きだからこその温かみも漂い、その道に適った茶器になったと思います。労働と休息、自然に寄り添われる、丁寧な日々のくらしが見えてくる。彼女の洋の器と和の器をとりまぜて、食卓の愉しみも多いようです。




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Blog「四季の美」展
la felicita' ora e semple
美をみて美に満ちあふれて
2025年3月22日~

毎週土曜日12時、更新予定


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inf: tmksimmon@gmail.com / piattoscana.com



過去の展覧会は、ブログページ内「【カテゴリー】「美」展カタログ」から、ご覧いただけます。


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