まるふじ山脈

夏本番、空梅雨…。
今年度も1/4を終了。

スポーツ大陸「冨田洋之」

2009年02月15日 | TV・映画・マンガ・娯楽


美しい体操を体現した選手の特集。
少年時代はなかなか芽が出ない遅咲きの選手だったということらしい。
さらには声が小さいとか返事が聞こえないという指導の方が多かったようだ。
アテネ五輪といえば、冨田選手の鉄棒の「コールマン&伸身の新月面」。
「冨田が冨田であることを証明すれば日本は勝ちます。」
「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ。」
というアナウンサーのコメントは未だに聞き覚えがある人は多いはず。
アテネ五輪で金をとったものの、北京五輪では採点方法が変わった。
それに加えて「つり輪」でのアクシデント。
それでも今までやってきた体操を捨てず、最後まで貫き通した「美しい体操」。
アテネの競技以上に、北京五輪は完成度の高いもののように見える。
この頃すでにこの五輪が最後と決めていたのかもしれない。

貫き通した冨田選手の美しい体操が、新たな潮流を作り出していたようだ。
世界の体操は技の難度から再び完成度を重視する方向に動き出した。
冨田選手の熱意が見ている者だけではなく、ルールさえ動かしたと言っていいだろう。
スペインでのワールドカップ、冨田選手最後の鉄棒の着地は乱れた。
クールな男が最後の最後で気持ちがこみ上げてきたのかも。


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