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ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

年間24万2292件の中絶手術

2009-11-30 23:53:27 | Weblog
12月1日は世界エイズデー
昨日に引き続いて「性」のことを続けてみます。

24万2292件。これは2008年に日本で人工妊娠中絶をした数です。

年間出生数は約110万人ですので、少子化が問題とされる中で24万。
5人に1人は生まれることが出来ないでいるという大変な数の命に驚きます。

中絶をしなければならなかった事情を見てみると以下のようでした。

・結婚前の妊娠
・生みたくない妊娠
・経済的な理由
・職業上の理由
・避妊の失敗
・健康上の理由
・相手の反対
などと続いています。

中絶数の推移を見てみると、年々下がっていて
ここ最近は30~24万あたりで下げ止まっているようです。
以前は100万件もあったことを思うと、それもすごい数だったなと思えます。

随分少なくなってきたともいえますが、それでも24万はまだ多いように感じるのです。
望まぬ妊娠、これだけたくさんの命を生かさないことに選ばねばならないこととは・・

そもそも、避妊がうまく行っておればこのようなことにはならないのでしょう。
避妊行為に気をつけながら妊娠してしまったという数がここまでとは思えません。

コンドームはちゃんと使われているのでしょうか?
昨日書いた出荷数の激減にあわせてみても、コンドームの使用意識が少なすぎるようです。

コンドーム自体の不良率というのは1%以下でなければならないとされています。
でも、使っていたのに妊娠してしまったという率も3%~14%とされていて
使い方にも問題があることも明らかになっています。

妊娠してしまうような性行為とは、コンドームを正しく使わないということ。
そのことはそっくり、性感染症の予防が全く出来てないということになります。

コンドーム以外の避妊方法といわれるものの大半は
「膣外射精したから」とか「安全日だと思った」とか「知らなかった」・・

オギノ式は妊娠するために生み出した計算だったはずなのに、妊娠しない安全日を
知るためのものと勘違いしているものや、外へ出せば大丈夫と思っている。

妊娠のこと、性感染症予防のこと
二人の行為にもっと愛情を込めた責任をもてあう意識が必要なのですが
その学習機会というのも、振り返ればあったかどうか?

大切なことがほとんど伝わって無い中で10代の中絶が次々と起きており
責任ある判断が出来るはずとなっている20代以上でも次々と・・

性のこと、あまりに向き合わないでいる社会
軽く捉えすぎてしまっているようです。

セックスは楽しくするもの。
純潔で済む問題ではありません。

でもそのためには、しっかりした実践方法を学んでおかねばならないのだけど
社会も、自分たちも、向き合わないままに毎年大変な数の命を絶ってしまっています。

HIV/エイズのことも、運の悪かった少数者のこと、他人事としないで考えるには
もっと知らなければなりません。

ただただラッキーなだけであった。
まだ感染して無いだけであった、ということのように思えます。


過去記事
(コンドーム出荷数が激減している!)
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60668732.html
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コンドーム出荷数が激減している!

2009-11-30 00:33:53 | Weblog
12月1日の世界エイズデーを前に松山でも街頭での啓発イベントが11月29日(日)
に行われていました。

地元放送局や保健所、検査技師会、予防啓発NPOなどが集まって
大街道や島屋前で街行く人に予防啓発を訴えていました。
ラジオ中継もあったようです。

自分たちも終わりかけの頃に合流できて、島屋前の坊ちゃん広場での様子を
応援することが出来ました。みなさん曇り空で寒い中、一生懸命アピールしていました。

地元で人気のタルトくんが予防啓発に一肌脱いでくれていました。
コンドームくんとの2ショットには少々人だかりが出来て携帯カメラにおさめられてました。

予算の無い中で、多くの人が手弁当で出来る限りの啓発を!と声をかけていましたが
街行く人のどれほど伝わったのかは・・・

12月1日から始まるエイズデーとその予防週間では
市民それぞれが自分たちの「性」と向き合う時期としたいものですね。

このゲイリーマンブログでも、毎年この時期にこのテーマで書いていますが
今年もいろいろ書いてみたいと思っています。

まず、今日みなさんに見てもらいたいデータはこれです。

これは、日本におけるコンドーム出荷数の推移と性感染症感染の伸びを表しています。

この表上でのピーク時、約500万グロス(1グロス=12ケース144個)だったものが
ここ最近は300万グロスにまで激減しているというのです。

少子化で若者が少なくなったとはいえ、ここまで減るとは衝撃ではないでしょうか!!

コンドームを使うものは各世代に及ぶはずですので、若者だけが使わなくなっている
と考えるのはおかしいのかもしれませんは、この減り方は異常すぎる。
4割減とは・・・いったい!

何が起きているというのでしょう?

あまりにもコンドームを使わない性行為が蔓延している。
そのもの、を表しているということでしょうか。

皆さんはコンドームを使ってセックスを楽しんでいますか?
コンドームを使いにくいと思って、まあいいやとすることも多いですか?
相手が付けなかったり、用意してなかったら、そのまま付けずに続行することも?
妊娠防止にのみコンドームを使っている、ということはないですか?
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全国LGBTの皆さん~愛媛にパブコメを!

2009-11-28 04:13:22 | Weblog
愛媛県の人権基本方針の改定案で、性的マイノリティがより大きく取り上げられることになって
いることについて、先日ゲイリーマンブログの記事で紹介したとおりですが、
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60600453.html
この改定案のパブリックコメントが、12月3日の締め切りと迫っているのです。

ぜひとも、全国の多くのLGBTの皆さんからも愛媛にコメントをお寄せいただきたいのです。
今週末のあいだにコメント考えてみてもらえませんでしょうか~!!


■愛媛県人権施策推進基本方針(見直し案)に対する意見の募集について
http://www.pref.ehime.jp/comment/21-11-13jinken/index.htm

見直し案すべては上記URLからと、下記PDFで見れます。
http://www.pref.ehime.jp/comment/21-11-13jinken/04honbunyougo.pdf
特に下記の重要課題が自分たちの関連でしょうか。
●「10性的マイノリティ」45頁、59頁を参照
●「 7エイズ患者・HIV感染者」39頁、55頁を参照


今日の写真にあるように、他の重要課題も読んでみるといいですよ。

読んで思ったことを何でも送っていいのですよ。
嬉しい!ここがいい!ここの表現はどうだろう?これはおかしい!
愛媛県民の方はもちろんのこと、県外全国からパブリックコメントを送って欲しいです。

さて、その送り方ですが、
Eメールで「愛媛県人権施策推進基本方針(見直し案)に対する意見」という件名の上
必ず住所、氏名、電話番号を明記して送ってください。
住所、氏名、電話番号が明記されてないと意見が受付られません。

送付先→jinkentaisaku@pref.ehime.jp

メールに本名を書いて送らなければならないというのは、とても躊躇してしまう行為ですけれど、
今回の意見を送るにあたって、カミングアウトまでしたくないぞという方は文面を工夫してみてください。
「当事者としての意見」としないでいいと思います。そこは無理しない表現でよろしくです!

様々な立場の方がそれぞれに意見を出すのがパブリックコメント。
集まった意見を参考に、さらに検討されていく可能性がありますので、自分たちも大いに声を
上げておきたいところです!!

意見を出さないと、勝手に決められてしまったり
異なる多数意見があれば、その意見の方向に変更されてしまったりする場合も。

今後愛媛では、この基本方針に従って様々な施策がされていくのです。
あらゆる行政、さらに人権教育の指針にも繋がっていく重要な方針案。

愛媛での変化が、全国にも影響を与えていくこともあるでしょう。
何卒よろしくお願いしまーす!

俺もいろいろ整理して、重要課題になることが、いかに勇気をもらえるかという感想と
気になるところを意見しておきたいと思ってます。
今週末に下書きしとかなきゃ週明けは時間なさそうだ(笑)








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えひめ男女共同参画フェスティバル2009

2009-11-27 04:28:47 | Weblog
12月5日・6日、愛媛県の女性総合センターで
えひめ男女共同参画フェスティバル2009が開催されます。
http://home.netcrew.co.jp/~ehime-joseizaidan/pdf/festival2009_02.pdf

5日にはダニエル・カールさんの講演もあるようですが
中でも気になったのは5日朝9時半からの
「これでいい?女と男の人権 ~女のぼやき・男のぼやき 聞かせて~」

県内の人権擁護委員さんたちの企画イベントだそうです。

愛媛県の男女共同参画関係のイベントにはまだ参加したこと無いので
寄ってみたいなと思っています。
参加者でグループ作ってディスカッションするそうなので
自分もゲイの自分としてのぼやきでも話してこようかねえ!!

参加費無料、申し込みいるとなってるけどたぶん当日直接で大丈夫だと思うよ(笑)

愛媛県女性総合センター
http://home.netcrew.co.jp/~ehime-joseicenter/


 
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大学生の息子が同性愛を告白

2009-11-25 00:47:13 | Weblog
読売新聞のホームページに「人生案内」というコーナーがあって
毎日新たな人生相談が寄せられています。

先日の日曜日にこのような相談が寄せられていました。
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/shinshin/20091122-OYT8T00211.htm?from=yoltop
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
~大学生の息子 同性愛告白~
40歳代女性。大学生の息子のことで悩んでいます。小さい頃から優しく、親バカですが、イケメンで女の子からも人気でした。1年前、そんな息子から同性愛者だと打ち明けられました。息子は涙を浮かべ、「将来結婚して子どもを持つようなことはないから」と言いました。私はしばらく涙に暮れましたが、私が悲しむことは息子を否定すること。気持ちを切り替えようと思います。

 息子は「後悔しないで生きていく。大丈夫、母さんが知っていてくれるだけでいい」と申します。でも、本当にこれでいいのでしょうか。息子の希望で他の家族には知らせていません。カミングアウト(公表)の意思もないようです。

 息子は今、難しい資格の取得を目指していますが、将来幸せに生きていけるのでしょうか。独りぼっちで寂しい人生を送るのではと心配です。母親のせいではと自分を責めてしまいます。どうか助言をお願いします。(東京・E子)
     ◇◇  ◇◇  ◇◇  ◇◇  
 息子さんの将来を案ずるお気持ち、お察しいたします。

 正確な統計はありませんが、いつの時代にも同性愛者は必ず一定の比率でいます。芸能界や接客業だけでなく、会社員やフリーランスで働く人などさまざまです。理解者が増えたとはいえ、世間の風当たりはまだ強い。異性と結婚し、子どもをつくったあとで、カミングアウトについて悩み苦しむ方もおられます。息子さんもあなたに打ち明けるには、大変な決意が必要だったと思います。でもあなたならわかってくれると信じた。息子さんはあなたという理解者を得て、勇気百倍だったことでしょう。

 性的指向は変えられません。親が自分を責めることでもありません。息子さんの幸せは息子さんが自分でつかむもの。あなたにできることは最後まで息子さんの味方でいること。努力を認め、応援団であり続けることではないでしょうか。

 あなた自身、息子さんを通してもっと多様な生き方、さまざまな価値観の存在に目を開かれ、強くなれるでしょう。それは息子さんからの、すばらしい人生の贈り物だと思います。

 (最相 葉月・ライター)(2009年11月22日 読売新聞)
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

とても素敵な回答ですね。

大学生の息子さんも相当な思いでカミングアウトしただろうなと思います。
でも、今のお母さんには不安となっているようです。

「お母さんだけが分かってくれたらいい」ということが誰にも相談できなくて
一人抱えて、ネットの人生相談に投稿したのでしょう。
息子の人生が大丈夫か、心細く思ってるだろうなと思うのです。
情報も少ない中で、より不安になっていたことでしょう。

学生さんということもあり、まだ自立してない中で
どうやって生きていくのだろう、みんなと同じ行き方をしないということは
大変な苦労をしていくのではないか?と心配するだろうと思います。

本人の希望で他の家族には知らせないで!と言われていることが、逆に
堂々と公表して生きて行くことが出来ないのか?というように伝わってしまい、そのような生き方で
人生や社会を乗り越えていけるのだろうか?と不安になっているようにも思えます。

息子さんや母親の立場を考えると、複雑な思いになります。

ここだけ見ていると、やっぱりこんな親不孝なことを子供はするべきではない!
子供の自分勝手、不安を分けただけにしかなってないじゃない??・・

自分自身にあてはめながら、そう思う人も多いかも知れませんね。

カミングアウトは始まり!
親へのカミングアウトは、するまで以上にその後のフォローが大事なようです。

就職し、経済的に独立してからカミングアウトすればより良いのかもしれません。
自分の自信を伝えられるようになってからした方がいいのかもしれません。

でも、するしない別として
同性愛者であることはいづれ伝わるだろうと思います。

なぜ結婚しないの?なぜなぜ?
あの男性は誰?・・本人の人生の幸せとは全く方向の違う幸せに親の妄想は広がり
答えの無い中で、この子は何なんだろうか?と悩むでしょう。

そのとき、ちゃんと伝えられるか?
それとも黙って触れ合わないようにするか?

どちらにしても自分を堂々と語らないことは親を不安にするだろうなと思います。

親御さんたちが、一人で悩まないように
親同士のつながりに早くコンタクトをして欲しいなと思います。

そういう情報や、活き活き生きていけることを伝えられる書籍やサイトを
息子さんは伝えてあげられたら良いなあって思います。

■LGBTの家族と友人をつなぐ会
http://lgbt.web.fc2.com/
http://blog.goo.ne.jp/family2006
(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会です
 来年2月には家族の会in松山を開催しますよ!)


ちょっと大学生の息子さんには厳しめに書いたようになっちゃいましたが
これから社会に出て行こうという不安の中で、家族の一人の誰かが自分を受け入れて応援して
くれるなら、どれほど力強く漕ぎ出していけるだろう!!と思う気持ちも痛いほど分かるのです。

このお母さんならきっと大丈夫だと思いたい。
息子さんも長く母親をみてきて、信頼しているから伝えたのだと思います。
カミングアウトする時期や順番による行き違いは、親子なら何とでもなると思う。
本当の自分のことをちゃんと伝えていけば、絶対に親孝行が出来るときが来ると思うのです。

◆◆◆

逆に、
同性愛者の娘さんが、親にカミングアウトをすべきか悩む相談もありました。
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/shinshin/20090202-OYT8T00380.htm
これも大変深い回答をしてくれていますので一番下にも載せさせてもらいます。

場合によっては一時期に親子の距離が開くこともあるでしょう。
長い時間がかかるかもしれません。

あえてお互いが向き合わず、玉虫色に時を過ごしていくというやり方が
良いときもあるのかも分かりませんが、ゆっくり向き合っていくということであれば
良いように思います。

でも親は親で、情報不足で不安に思っているということにも気がつかねばならない。

カミングアウトまで一気にするのではなくて、結婚はしないけど自分の人生はちゃんと
考えているから安心してと、連絡をまめにとり、親孝行を積極的に企画するのも方法でしょう。

親が「なぜなぜ」と聞きたがるなら、伝えて大丈夫な相手なのかもしれません。
あえて「親も聞きたがろうとしない」のならば、
その時はそれが良い親子の距離感なのかもしれません。

どちらにしても、活き活きと幸せに生きていることを
いろいろな方法で伝えていかなければ、自分たちの親は他人と比較して
不幸に陥ってしまうように思います。

方法はいろいろであっても、真摯な親子の向き合いをし、絆を深め続けていくことは
親子共々長い人生の課題で、生きていくことの目的でもあるのだろうと思えてきます。


◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□
~同性愛 親に話せない~
20歳代女子学生。私は同性愛者です。現在大切な恋人がおり、一緒に住んでいます。もちろん両親は私が異性を愛せないことを知らず、単に友人と一緒に暮らしていると思っています。

 この先もずっと男性と付き合う気はないし、結婚願望もありません。同性愛者であることは一部の友人にしか伝えていませんが、自分のことを恥ずかしいとは思っておりません。

 しかし、このまま特定の女性と暮らしていたら、両親が気付くのも時間の問題だと思います。一人娘なので、両親は恐らく大変なショックを受けることでしょう。私にとっての不安は、ただひとつ。両親のことなのです。

 私は自分に素直に生きていきたいです。でも、両親のことを考えると、そんな気持ちを押し殺して、好きでもない男性と家庭を持つべきなのでしょうか。この先、どう生きていけばいいのでしょうか。(東京・A子)
     ◇◇  ◇◇  ◇◇  ◇◇
 同性愛者の子どもを持つ母親の取材をしたことがあります。彼女は、事実を知って大変な衝撃を受け、悩んだけれど、「子どもがしあわせなことが一番大事」との結論に至って、受け入れたと言いました。そして、自分の狭い価値観が壊れ、子どものおかげで、考えが自由になれたとも言いました。

 思いがけない事実を受容するには、時間がかかるかもしれません。でも、いずれはご両親は受け入れるでしょう。親の愛情とは、そういうものだと思います。

 いきなりよりは、だんだんと気がつき、なんとかしようとあがき、悩むというプロセスを経た方がいいと思います。悩むことは悪いことではありません。

 途中、葛藤(かっとう)はあるでしょうが、時間が解決すると信じて焦らないことです。親のために安易な妥協をして、好きでもない男性と結婚することは、相手の人もまた苦しめることになります。

 親の理解を得るには、あなたが、結婚せずとも自立して生き切ろうとしていること、女友だちとシアワセそうに暮らしていること、それが一番大事かと思います。

 (久田 恵・作 家)(2009年2月2日 読売新聞)
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□







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心の忘れもの

2009-11-23 05:03:25 | Weblog
フジテレビの特別番組「探そう!ニッポン人の忘れもの ドラマ 『ハッピーバースデー』」
を見て大泣きしてしまった。
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2009/09-273.html

自分の幼い頃のこと、10代の事。厳しく逃げ場の無かった両親との関係。
心の底に仕舞い込んでいた傷が、プチプチ湧き出されてくるドラマだった。

健やかではいられなかったあの10代の事がポロポロと思い起され
とても悲しくなって、悲しくなってしまって・・号泣した。

あの頃をやり直すことは出来ないし、俺も前を向いて生きていくしかない。

とりあえず、
何かと余裕が無く面倒がって、聞いた振りにしたりして、ちゃんと話を聞いて
やれてなかった彼氏くんの話を聞こう。

あれもコレもしなきゃいけない、休養もとらないと、と疲れ気味で
ゆっくり彼に向き合ったデートが出来てなくて悲しい思いをさせてきている。

二人の時間をもっと大切にしなくては。

そして、妹は妹なりに同じ思いをしてだろうに、兄弟として共有してなかったことに
気がついた。自分が悲しかった気持ちを妹にも伝え、一人で抱えてないか
聞いてやらないといけない。そんなことも長い間気がついてやれてなかった。

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スタディーズの御礼と整理

2009-11-22 00:20:39 | Weblog
昨日書いた学習会のこと
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/60632861.html

一日たって、何人もの方からメールでその後で思ったことを寄せていただいてます。
自分もゆっくり整理しているところです。

以下は当日配ったプログラムから。こんな感じの進行予定でしたが
観てもらったビデオの感想が広がる形で進んでいきました。

今日はお世話になった方や参加していただいた方に御礼のメールなどで1日が過ぎてました。


~性的少数者への理解を深める学習会~
「レインボー・スタディーズ」(同性愛・性同一性障がいで学ぶ)vol.6

多様性のある社会と性的マイノリティ2 差別と偏見を考える
      (松山市男女共同参画推進財団 市民活動支援事業)

トークセッション ■NPO法人 Do  ■レインボープライド愛媛 各代表者

1、同和問題から人権を考える
・今回のスタディーズ、なぜ同和問題と性的マイノリティ?
・Doさんの活動説明

2、ビデオ「ぬくもりを感じて・・」を観て差別を考える
・ビデオ30分
・ビデオを見ての感想、質問
・結婚問題
・民宣言(カミングアウト)とは?
・見えなくなってきた都市部の問題
  ・差別は無くなっていくのか?

3、同和問題と性的マイノリティ
・カミングアウトするから差別されるの?
・同性愛者や性同一性障がいへの差別と、差別を比較してみる(別紙)
  ・似ている点
・活動が差別を表面化させる?
・差別は消えていくのか?
・差別相手の順繰り?
・運動としての問題点(社会が恐れてしまうこと、人権というとっつきにくさ?)

4、みなさんと考えるこれから
・参加の皆さんのご意見、感想を教えてください

5、皆さんにお願い
  ・愛媛県人権基本方針の見直し案パブリッックコメントに県民の声を送ってください!
  ・性的マイノリティが重要課題の大項目に 
    http://www.pref.ehime.jp/comment/21-11-13jinken/index.htm(愛媛県のHP)
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白熱した同和問題でのスタディーズ!

2009-11-21 04:14:53 | Weblog
昨日のレインボースタディーズ、無事終了できました!

大学生から年配の方まで幅広い年齢層(小学生も!)や行政の方、政治家の皆さん、学校関係の方
様々な立場の市民の皆さんが今回も30人も集まっていただけました。
継続して参加いただける方も増えてきていて心強い限りです。
性的少数者の当事者の参加は8名ほどだったでしょうか。

今回のテーマは「同和問題と性的マイノリティ」

同和問題を考える市民の会(NPO法人Do http://www1.ocn.ne.jp/~npodo/index2.html )の
皆さんとのコラボ企画で、日本の人権を切り開いてきた同和問題の現在に向き合いながら
同性愛など性的少数者の人権問題についても考えていくというものでした。

これまた難しそうなテーマでどうなるか!とドキドキだったのですが、
なかなか挑戦的に成功できたのではないか?と一安心です。

参加の皆さんが次々に発言してくださって、参加者を巻き込んだ今まででも一番充実したかも
しれない大変盛り上がった意見交換ができた、面白い学習会となったのですよ。

小学生の子供さんがお母さんと一緒に参加してくれていたのですが、
「差別って何?」と素直な質問をしてくれたのですね。

いざ出た質問にみんなでどう答えるだろうか考えてみるのですが、
参加の皆さんもポーンと分かりやすく説明できる言葉が出てこず、説明に窮してしまう
ということに気がついた場面がありました。

同和問題について、自らの言葉で語る機会がいかにないものだったか?
躊躇したり、堅苦しくとらえてきたことで、問題を難しく捉えすぎている現状を
表しているようでもあり、そのような気つきくから始めることができたのです。

「同和問題を他の人権課題といわれるものと一緒にとらえるべきじゃないのでは?」
「趣味・嗜好と同和問題を同列に語るのはどうなんだろう?」
といった意見のあたりからは意見が白熱し、会場の参加者同士により意見が飛び交って
積極的な意見が皆さんから次々出てくる素晴らしい刺激的な議論の機会となっていったのです!

人権問題を話すとき、何か自分は問題発言をしてしまわないか?という不安から
発言を控えてしまうことってよくあること。

今回のスタディーズもそこが心配で、大人しい当たり障りの無い会になったらつまらない、
どうすれば参加の皆さんに自由に発言してもらえる場にできるかが不安だったんですね。

レインボースタディーズが目指したい多様性を認め合える雰囲気というんでしょうか?
自らのことを自らの言葉で語りましょうよ、言葉足らずは目をつむりあいながら
忌憚の無いそれぞれの意見を伝え合うことから気がつくことができたら?といった
柔軟で理想的な場に、参加の皆さんで出来たように思えて興奮!(奇跡か!?)

参加の皆さん同士が刺激的な思考の時間を共有できて、それぞれが思いを持って帰れる
そんな、レインボースタディーズの発展が見えてくるような・・・??
うーん、自分としてはえらい上出来な展開でできたもんだ(笑)と驚きと手ごたえを感じてます。

同和問題という長く取り組まれてきた蓄積があってのことでもあるなということも再確認した気持ちです。
NPO法人Doさんもありがとうございました。

皆さんにお話いただきたくて閉館時間ギリギリまでマイクを廻させてもらったので
遅くまでお付き合いいただくことになりました。
後片付けも皆さん総動員でお手伝いいただくことになってすみません。
初めて参加の方にご挨拶もしたかったのですがバタバタで・・

また良かったら感想などお送りください!deep8822@yahoo.co.jp
今回もありがとうございました。またこんな機会を作って行きたいですね!
今後ともよろしくお願いします。

またやらなくちゃな!と元気をいただきました!!


■□■レインボー・スタディーズ vol.6■□■ 無事終了

「多様性のある社会と性的マイノリティ2 差別と偏見を考える」
http://blogs.yahoo.co.jp/rainbowpride_ehime/56812204.html
日 時:2009年 11月20日(金)18:30~20:45
場 所:コムズ http://www.coms.or.jp/
主 催:レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org

レインボースタディーズは、同性愛者や性同一性障がいなどの性的少数者への
理解を深めていただくために市民向けに定期開催している学習の場です。

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

次回のレインボー・スタディーズは・・・
来年2月6日(土)16:30~19:00 コムズフェスティバルの市民分科会で開催!!

レズビアンとして日本で初めてカミングアウトした政治家、元大阪府議会議員の尾辻かな子さんを
招きます!あわせて性的少数者の子供を持つ家族の会の皆さんも松山に来てくれる特別企画。

「家族や友達からのカミングアウト・・そのときあなたはどうする?」

誰にとっても大切な人のことは理解したいはず、分からないから悩む、距離を置いてしまう・・・
当事者とその親御さんたちによる元気が出るトークをお楽しみに!!!
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本日はレインボースタディーズ開催

2009-11-20 01:57:13 | Weblog
いよいよ本日レインボースタディーズですが、集まっていただけるかどうか。
毎度不安がありますが、今回も愛媛新聞などで宣伝も出してもらえたので・・

今晩もどういう話をするか、いろいろ考えては見るけれど、これってのも思いつかないし
どんどん夜更けていくし、もうこうなったらいつもの勢いで行くしかないなと(笑)

新聞のイベント欄を見ると、県内でもいろいろな人権の講演などがあるようですね。
ちょうど「健全な男女共同参画・・・」というあの団体も企画しているようで
健全って何だろうねえ。
過去記事http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/archive/2008/09/23

自分たちは大きな団体がバックアップしての活動ではないし、コツコツとだけど
手堅く心に響いて広がっていけるように、今日も頑張りたいです!

週末金曜日の晩ですが、来てくださいね~


■□■レインボー・スタディーズ■□■
「多様性のある社会と性的マイノリティ2 差別と偏見を考える」

今回のテーマは同和問題から性的マイノリティの人権を考えてみます!

日 時:2009年 11月20日(金)18:30~20:45

場 所: コムズ http://www.coms.or.jp/

参加費: 一 般    500円(お茶菓子代・資料代等込み)
     大学生以下  無 料 (カンパ受け付けます!)

定 員: 30名程度     

主  催 レインボープライド愛媛
      http://rainbowpride-ehime.org

参加申込:特にございません

今回のスタディーズはコムズの支援事業となっています。


お問い合わせは
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org
deep8822@yahoo.co.jp






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ささやきと遠い視点の揺らぎと

2009-11-19 01:13:57 | Weblog
頑張らないと、頑張らないとと出勤する。

本当は人と話すのが苦痛であったり、電話が怖かったり、人のきつい反応に
心が裂けていくのを日々何とか誤魔化している。いや誤魔化せているのか。

いい加減そのくらいで、その場から去れ、逃げろ!逃げるんだ!
そんな声が最近特に聞こえるのだけど、そうも出来ずにいる。

何か軽く受け流せない。
悪意を持って降りかかるものを振り払うパワーも実はない。
自分が悪いのだろうと内に込めてしまう。

陰謀めいた想像ばかりが広がる。
傍若な自己主張には、その無邪気さを前に途方にくれてしまう。

もっと出来る、もっと出来るはずと言われるけれど
本当はもう精一杯だったりで、何とか立って見せているだけ。

余裕が無いとは、自分の精神の弱さのことなんです。

しばらく心を休ませる必要があるのだけど・・そう思いながら10数年
短い休みでは足りない。休めば何とかなるのかどうかも分からない。

とりあえず、とりあえず。

何とか、何とか。

遠くを見つめる。深い心に吸い込まれる。


お前なら出来るはずだって。

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