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ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ウォンビン除隊!?

2006-05-31 00:27:30 | Weblog
日本では考えられないほどにいろいろ気を使わないといけないのでしょうね。

あ~ウォンビン。そもそも入隊前から膝じん帯の調子が悪かったらしい。

入隊前にそのことを公にすれば兵役免除になったらしいけれど、
韓国芸能界に吹き荒れた兵役忌避疑惑をかぶされることを考え、
手術を先延ばしにしてたらしい。

去年11月に入隊、最前線に従事、4月に手術を受け現在リハビリ中、
順調に回復と聞いていたが、結局軍生活に戻ることは不可能として除隊の方向で
審査委員会にかけられるらしい。

ウォンビンは自ら最前線の勤務を申し出て鉄柵線警戒勤務についていたが、
その激務で悪化したとなっている。

なんだかシナリオ地味た話だけれど、そこまで展開を想定して手術を先延ばしし、
その先のことを考えて敢えて最前線に自ら就きますとアピールしなければなかったのか・・

俺は彼が兵役に出るのが年齢的に遅かったことや、芸能人兵役忌避疑惑を自ら払拭し
率先してお手本となるべく最前線へ行くのだと思っていた。

徴兵を逃れるものは国民にあらず!?
お勤めをしっかり勤め上げてこそ一人前の男!?
そんな状況の国では相当に気を使うことだろう。

しかし、いくら最前線でがんばったとはいえ半年程度での除隊、
その除隊って響きが今後の芸能活動でよくない印象を与えちゃうのだろうか?

だって、すぐには芸能活動復帰なんてことは出来ないでしょうし。
でも思ったより早く彼の活躍を見れるのなら嬉しいような・・なんか複雑。

そんなことをまた考えていると、何とか後方勤務、事務的な仕事をあててもらって、
後1年半辛抱したほうが後々いいのかと思ってきたり・・。

そうだな~この際、活動の場を日本に移して活躍されてはどうでしょう!!
ぜひ日本へいらっしゃい!

そうなれば俺は素直にうれしいぞ(笑)
なんてノンキな話じゃないんでしょうね・・・

愛国心とかが、このような形で測られる社会って大変だな。
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障害者とか健常者とか

2006-05-30 01:30:43 | Weblog
昨日は彼氏くんと愛媛県障害者スポーツ大会というのに行ってきた。

彼氏くんも視覚障害者として長距離走に出場すると言うので応援がてら連れて行ったんです。

今年から知的障害者と身体障害者の合同大会になったらしくて、
大変多くの参加者とその家族が愛媛県総合運動公園に集まってて驚いた。

すっごく早く走る人とか、ゆっくりでも一生懸命走っている人、
ゴール手前でこけちゃって悔しがっている人・・・

彼もあの大きなトラックを何周も走って偉いな~と関心したしカッコいいなと眺めてた。

学校の仲間が彼を沢山応援してくれていて、彼の学校での様子も垣間見れたのも良かったな~。

そして、何より多くの知的障害者の人たちに囲まれたのがいい経験だった。
なかなか、日常生活では知的障害者の人たちとあまり出会わない環境にいる。

歩き回ったり、大声で叫びまわるなど、凄い元気な人たちもいて、
すぐ近くで数時間一緒に過ごしたのでいろいろなことを考え自分を振り返る時間を持てた。

何がいったい普通といえるのだろうね?
周りのみんなもごく当たり前の光景と穏やかに見守って時が過ぎていく。

日頃、サラリーマンをしていると自分の周りには厳しい社会ばかりが見えてくる、
健常者はといえども競争競争で精神を破綻するほどに働いている、
そんな厳しい社会を生きる中で、世知がなくなり、弱者切捨ても当然と思うようになってきたり・・

こうやって、元気な彼ら、自分たち以上にコミニケーションを大切にしている彼らを見ていると、
もっと許容があるもう少しゆったりした社会になっていくべきなのだろうなと思える。

彼氏くんは、俺にそういう体験をしてみてほしいと思って連れてきてくれたようでした。
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セクシー男がお掃除サービス!?

2006-05-27 00:27:58 | Weblog
以前、俺の好きなブログ「海沿いゲイ生活」http://blogs.yahoo.co.jp/itsgaything
さんところで紹介されていたアメリカの洗剤メーカーのコマーシャル

それがね~凄いんです。
ちょっとセクシーな展開ですので注意してクリックしてね!(音も鳴るよ)
http://www.cleaninghunk.com/

超タイプなモデルだなー、
こんなことが本当にあったら~~って想像するともう・・
楽しくなっちゃいます(笑)
何度も見直しちゃた(笑) たまにはこんな記事もいいでしょ!!

でもね、以前3月頃このページ見たときはもっとドキドキな展開だったんですよ。

あれから何があったんでしょうね、編集されちゃってます。

この洗剤の申し込みをしたら先が見えるのかな?

以前見たときは、上半身脱いでから仰向けになって暖炉の中をセクシーポーズでお掃除(悩殺)

その後にこの奥さん、とんでもないことしちゃいます。
わざとコーヒーを彼のズボンに返してね!
彼はズボンまで脱いじゃうんですねー。鼻血ブッ!

ネット上とはいえ凄い宣伝だなー。びっくり!!素敵です!!(笑)
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禁煙ファシズムだって!?

2006-05-26 01:14:35 | Weblog
彼氏くんに禁煙を勧める俺は・・そう、タバコがとても嫌いなんですねー。

その憎しみを述べたら恐ろしいことまで言いだしそうなほど湧き出てきます!
ブログではナルタケおとなしめに修まっておりましたが??
朝日新聞5/15ころにあった禁煙賛成・反対の記事を読んでいたら抑えられない気持ちに
なりましたので・・・書きます!ドドーン!!

「禁煙ファシズムだ!」とか言って喫煙者がどこもかしこもで排除されていく状況に
文句を言っている喫煙者がいますが、つい最近まで長らく「喫煙ファシズムの時代」だったですよ。
喫煙者が優先される社会でした。

それを棚に上げてよく言うなと思ちゃいます。

「俺はいい気分になるが、お前たちは我慢してろ!
幸せというものは不幸の上に存在するのだ!フフフッ」とばかりに
容赦なく煙害をまきちらす態度に、パワハラとか男権主義とか、果てはテロに近いもの
だと感じてきました。(嫌煙者にはそう感じるのですよ)

室内はだめなら外だったら何処でも大丈夫だろうと思っているようですが、
歩きタバコ、建物外の出入り口付近で吸う、
公園のようなところでも隣に誰か座っているのに風上で吸う、など
他人が通り過ぎるような場所で吸うことは考え直してほしい。

それだけ嫌いな俺でも完全排除ではなく分煙をしていくべきだと思っています。

でも分煙環境を作ることへの後押しが少ないようですね。

分煙室など密閉した場所を用意するのは場所も費用もかかるので、予算も取りにくく、
この際に排除してしまえ!と簡単に切り捨てられている状況が見えます。

そんな喫煙者には禁断症状が出てきてイライラは募り爆発寸前、
「なぜ俺を苦しめる!」と被害妄想がどこかへ向かっていき、とっても危険です。

そんな簡単に止められるものではありませんし、我慢できるものでないことが
彼氏くんの禁煙で良く分かりました。

そこで俺の提案
7月に30円ほど値上げするらしいですが、ドーンと3~4倍値上げして
その費用で分煙室を公共の場や商店街に次々整えていってはどうでしょう!?

税金をたくさん納めるのだから偉そうにどこでも吸っていいだろうという考えは
やめてもらいます。

自分の吸う場所を自分たちで確保してもらって、
その中で堂々と吸ってもらえばいいかと思いますが・・・




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禁煙がんばる俺の彼

2006-05-25 00:53:06 | Weblog
二コレットガムを使って禁煙に挑戦中の彼氏くんですが、
3週間ほどたって変化が少し現れてきたようです。

一日10本強は吸っていたらしいのですが、毎日3,4個のガムで済んでいるとか。

ちょっと少ない感じもするけれど、ガムがあまり好きになれないのもあるらしい。

それでも続けているのは偉いよねー。

開始1週間後くらいでどうしても吸いたくなって1本拝借したら、ウゲ!
とかはならなかったらしいが、なぜか1本だけで十分満足って気分になってびっくりしたらしい。
今まででは連続数本吸わないと落ち着かなかったらしいのに。

来週はそういう1本も今後は禁止ね!って頑張ってもらっていたら先日、
人の吸った煙に嫌な気分を感じたらしい。おっ!いい感じ?

まじめに頑張ってくれています。
なんとなく体の調子が良くなっている気もするんだとか。

1ヶ月たたずして展開速すぎるんじゃないのって気もしてなーんか心配だけど、立派です!

ニコチンパッチを保険適用にするかどうかと騒がれていましたね。
そもそも診療代は保険適用できるけどパッチなどの薬代は全額負担と言われてて、
それじゃあ何が保険適用開始だって思ってました。

なんと!今日のニュースで6月からはパッチ代も禁煙指導診療代もすべて含んで
保険が使えるようになって原則3割負担になると決まったようです。
実質自己負担1万円くらいで禁煙ができるみたいですね。
とてもスタートしやすくなりました。素晴らしい!。

パッチを毎日張って数週間おきに診療受けるだけ、費用も1ヶ月のタバコ代くらいで出来る。
毎月タバコ代が一生別の小遣いに使えるようになりますよ。

すべて保険適用になるならガムより病院に行ってもらったほうが安くてよかったかなー。
彼は1割負担だし・・。

でもいざ病院行かそうとすると敷居が高く感じて躊躇しちゃうかもしれないよね。

とりあえず、購入済みのガムで無駄なく成功するようにお願いします!
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ゲイとして自分らしく生きる・・って

2006-05-24 00:37:34 | Weblog
ゲイリブ行動を見ると、なんだか自分が責められているような気がしてくる。

ゲイパレードなどで世の中騒がれると、困った気持ちになる。

一生懸命隠れて生活している自分が暴かれるのではないかと不安になる。

同時にパレードなどに自ら殻を破って参加している人などを見ていると、
いいなと思う気持ちもある。でも自分には出来る訳が無いと思う。

何もしないでいる自分を振り返ると、なぜか責められているような気になってくる。

距離をおきたくなる、人によってはそんな自己を立たせるためにゲイリブ批判をする、

嫌悪感を感じる。さらにゲイフォビアにまで発展、間接的にも加担していく可能性もある。
息苦しい社会を自らが後押ししていく。

「責められる・・」俺のブログを読んでそう感じている人もいることと思います。

クローゼットでいるしかないと思うような抜き差しなら無い事情もよく分かっている。

この問題は責める責められる、良い悪いの話なんかではない。
本当に辛く苦しいことだ。

そのように承知しながらも、それでも俺は、
「これからも隠れていくのか?」と問い続けると思う。

隠れゲイとしてうまく生きていくための知恵を書くつもりは無い。

うまく自分らしく生きていけれるように「生き方を少しずつ考え直してみないか?」
と書いていくだろう。

ゲイは社会の中で相当な自己矛盾と戦って生きている。
その苦労は並み大抵ではないよね。

それを強いる社会がおかしいのだけれど、それぞれ個人の問題としてのみ捉えさせられ、
仕方なく個人個人の一人の中で自分の中に本当の自分を押さえ込んで生きている。

なぜ、自分は自分らしく生きていくことは出来ないのだろうと思いながらも、
今まで社会においてヘテロとして何とか格好をつけ生きてきた自分もあり、
それで築き上げた人間関係もあるから身動き出来ない。

そんな時を過ごしながら気がつけば、隠れた自分が本当の自分になってしまう。

どこかで軌道修正できればいいのだけれど、こうなってくると本当に難しい。

俺の場合でも、勤め先でカミングアウトしたのは28歳のころ。
そろそろ言っても良い頃かと模索しながら時期を探し、そこから軌道修正していった。

始めてしまえば何とかなるものだったが、まずはの一言を発するまでは相当な覚悟が必要だった。

アウトした今でも次々出会う全員に言ってまわる訳でもないから
ヘテロと決めつけて会話してくる人もいる。アウトしたらしたで面倒なこともある。

でも自分を偽っていない生き方が出来始めていることへの替え難い喜びと自信がある。

これからの若い人では、初めから自分を偽らずに社会に出て行く人も多くなっていくだろう。

いつかは軌道修正したいなって思う人についても、社会が何時からでも切り替えを
受け入られる環境になっていって欲しいと思う。

多くのクローゼットなゲイは「人間には多様な面があるものだ」と、
その場の自己解決をして取り繕いつつ、自己を殺して生きていっているのだ。

本当に生きていくっていとおしいと思う。

だから、そんな大変な境遇の中でも、自分を見つめ 心の自分と会話し、
そして頑張って自己矛盾を解決していこうと思いたち、
殻を破って挑戦し始める人の姿、その過程を見ると・・・

本当に感動するんだ。
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世の中には男と女しかない?

2006-05-23 01:31:27 | Weblog
ジェンダーフリーバッシングで、どこぞの政治家が
「世の中に、男と女の区別が無いとなれば世の中オカマだらけになるのか!?ドハハハ!!」なんて最低の暴言を吐いた人がいる。

前回書いた小学生で性同一性障害の話の続きです。

俺の彼氏くんは女性的なしぐさのある可愛い子です。
彼に少年時代のことを聞きました。

小学5年くらい、自分は男性が好きなようだと自分で理解し始めたころ、
テレビなどではニューハーフが流行っていたそうです。
子供ながら、自分の将来を考えた時にこう思ったらしい。

~~
自分は男性が好きだ。
男性と普通に付き合うためには、どちらかが男でその片方は女でなければならないだろう。

ということは、自分が女性になれば男性と恋仲になることが出来るはず。
将来、完全な女性になれるか分からないがニューハーフを目指していくことになるのだろう・・

性転換とかもすることになるのかな・・。
それに男らしく振舞うのはしんどいし・・
~~

こんなことを考えていたようなのです。
世の中には男と女しかない、そう社会から思い込まされていたので、
そのような答えしか思いつかなかったのですね。ちょっと恐ろしいことでしょう?

俺の場合も少し違いましたが似たような感じです。

~~
俺は根っからのエロだったからか、もし女性になれば俺は思う存分に身の回りの
かっこいいノンケ達とエッチできるだろう!

でも女性になんかなれる訳が無いじゃん(泣)・・

しかし女性にならなければ自分の欲求を満たせれるようなエッチは生涯出来ないのだろう、
そして女性にならなければ本当に心からの恋愛なども一生出来ないのだろうってね。
~~

その後、ゲイとして活動するようになり、出会いもあり、
別に女性にならなくともゲイ同士でかっこいい相手といっぱいエッチ出来ちゃう
経験などをしていって、そんな考えは消えうせた(爆)

彼氏くんの場合も、しばらくはニューハーフの修行に行かねばと思っていたらしいけれど、
普通にゲイ同士でも恋愛できることを知ってその考えは無くなったのでした。

「世の中には男と女しかない!」という観念に束縛されていただけなのですね。

それが理由で自分が同性愛者なのか性同一性障害なのか判断つかなくなっている人も多いと思う。

性同一性障害の場合、俺たちが振り返って思ったような性欲、恋愛といった
ことからの自己確認をする以前に、根本的な自分の性別自体に違和感を感じて
いると思います。

先の小学生の場合、恋愛とか性欲で確認できるような年頃では無いことや、
俺たちのように間違った情報によって女性にならなければ!なんて思っている訳
じゃないでしょう。
幼い気持ちで素直に自分は男性ではないと思うのですから、今は女性として扱ってあげたい。社会みんなで見守っていきたいですよね。

先に書いた政治家がそんな暴言を言えるのも、このような境遇に生まれてこなかったから
無理解に簡単に出来るのでしょう。

でも自分らしく生きることを抑えられてしまう当人にとっては
たまったものではありません。
もし、男児として子供時代を過ごさなければならなかったらと想像すれば・・

ここで使う「自分らしく」とは自分勝手などとは全く違うものです。
尊厳にかかわるような話ですもんね。

女っぽい男性、男っぽい女性といろいろあっていいのです。
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小学2年で性同一性障害と診断

2006-05-20 01:59:16 | Weblog
同性愛と性同一性障害、それは似ているようでまったく違う。

だから男性同性愛者である俺がどこまで性同一性障害のことを書けるのか分からないけれど、
同じ性的マイノリティとして、性の多様化を求めるものとして書くことにします。

兵庫の小学2年の男子小学生が性同一性障害と診断され、学校でも女児としての通学
することを地元教育委員会が受け入れたという画期的なニュースを見た。

同性愛者と性同一性障害はよく混同されますけど違います。
簡単に説明してしまいますと、同性愛は自分の体の性についても現状のまま良いと肯定していて、
愛する相手が同性です。(例 男性同性愛者なら自分自身も男でいたいし、男として男を愛します)

性同一性障害の場合は、自分の体の性に違和感を持っており、自分が思っている性と体が
一致しないでいます。殻と中身が違うわけですね。

一見しただけでは、同性愛者と変わらないように思いますが内面ではまったくの別物。
愛する相手が実際の性から見て異性か同性どちらに向かうか?それはまた別問題になるからです。
(例 体は男性であるが、中身は女性、この場合愛する相手は男性の場合が多いと思いますが、
人によっては同性(女性)を好きになる場合もあると思います)

世の中、男と女と2種選択でしか捕らえられない人には頭が混乱するでしょう。
ゲイも別にどちらかの内面が女性であるからカップルが成立している訳じゃないのです。

性というものはいかに多様なものかと改めて思ってくるでしょう~?

さて、今回の小学生は性同一性障害とみられ、生まれもった体は男ながら本当は女性であると診断され、
社会的(学校)には女性として扱われて生きていくことになった。

とはいっても小学2年での判断、10代になればまた違ってくる可能性もあるかもしれない。

男性同性愛者の場合でも女の子っぽい子がいますし、
幼いころから女の子のように振舞っていた方がしっくりして来たといいます。

そうやって10代20代と成長していくわけですが、
手術をしてまで性を変えたいと思うまでには至らない人もいるのです。

この小学生の場合、成長期に入ればホルモン治療を開始して
男性的な体の変化が出ないように抑えられていくのでしょう。

しかし性は神秘なるもの、
18歳くらいになってやっぱり自分は男のようだ!
と考え出す可能性も無いとはいえない。本当に分かりません。

でも今回のような挑戦を社会としてやってみようと思い立った兵庫県は素敵だ。
本人の気持ちの安定を考えれば、どちらが健やかに育っていけるか、
自己を作っていく重大な時期に10代の間は我慢しなさいでは済まされないことだろうと思う。

男性、女性、異性愛者か同性愛者かバイセクシャルか、そして性同一性障害者なのか、
こんなカテゴライズさえも意味をなさないほどに性は多様である、

そういうことなのだろうと思う。

こういう件をきっかけに社会でそういう意識が広がっていくなら本当にすばらしいことだと思う。

教育委員会はPTAにも報告はしていないのでクラスメイトも気がついていない人が多いだろうとのこと。

ただ、これから成長していくとホルモン治療していても徐々に察知されていくかもしれない。

今後、成長に合わせ周りの児童にうまく説明をしていけるか挑戦が続くだろう。

小学校5年になるとキャンプなどの実習で同級生とお風呂に入ることがあるらしい。
ヘテロの幻想で「俺も性同一性障害だったら女風呂に入れんのにな~」とか
馬鹿げたことを言い出すやつはいるだろうけど、
そういう学校ならクラスメイトがたしなめるでしょう。

バッシング花盛りのジェンダー教育、
このような児童の状況を想像することが出来るか?
ジェンダーフリーバッシングをする人たちは、その上での議論をすべきなのです。

毎日新聞の記事はこちら
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060518-00000045-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060518-00000062-mai-soci

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弁護士のくず、ゲイネタの回

2006-05-19 00:43:17 | Weblog
今日5/19(木)放送のTBSドラマ「弁護士のくず」
ひょんなことでチャンネル合わせたら、これは!と最後まで確認することになった。

今日のお話は「痴漢!女性専用車両の秘密」という題で沢村一樹ふんする
食品会社の若き取締役が電車で痴漢の容疑で逮捕。
絶対に無実だ自分はそんなことをする訳がないと認めない。

しかし、守ってくれるはずの奥さんは夫婦不仲が原因なのか犯人は主人だろう
などと言い出す始末。

事件をきっかけに夫婦は離婚、妻の父が経営する会社も解雇となってしまう。
結婚したのに夫婦の営みがないのだという。

そう、彼はゲイだったのだ。
女性に痴漢などするはずがない訳だ。

裁判の過程ですべてを失った彼は友達のところに世話になるという。
そう、その友達という男が5年来本当に愛してきた恋人だった。

仮面を被り続けた自分に問題があるのだと裁判中にゲイをカミングアウトし、
本当に守るべきものは何かを話すのであった・・・。

女性が金儲けのためのでっち上げ事件であったことが発覚してたので、
別に最後にカミングアウトしなくても良かったんですけどね。

出世のため、社長からの結婚話、当時の彼には断るなんて考えは思いもよらなかった・・
(そういうものだと思ってたのでしょうね、実際に結婚して間違いに気づいたのでしょう。
しかし社長の娘さんとしてはヤケクソにもなりますわな)

仕事やそれに関係した人間関係は失ったけれど、一番大切なものが残った。
必死に隠してきた自分のこと、大切な彼のことを話すシーンはしんみり。

そんな展開の話でした。

沢村一樹の相手役の男性、なんかいそーな感じのおしゃれな人で可愛かったです。
誰だったっけ?二人でいるときの雰囲気が良かったな。

俺は彼の「止まり木」でいられればそれでいいんだ、
俺なんかと一緒になっては彼の仕事に迷惑がかかる・・
結婚している彼氏を持つものの慎ましい悲哀?をにじませるシーンも。

裁判後の彼らの様子を弁護士男女が話すラスト、
「二人嬉しそうに寄り添って帰っていって、あれだけあからさまにされると
何でもなく見えてきた、
元のような立場の仕事には戻れないだろうけど二人でいられることが幸せでしょうね」
だって・・

俺がもし東京に住んでいて、満員電車で痴漢扱いされたら?って考えてた
ことがあったので、そのまんまのストーリーで関心もって見た。

相手の女性がこの人痴漢です!って言って来られたら無実を証明するのは
なかなか難しいですよね。
俺なら「ゲイだからありえない!」って主張するのかなあって。

でも変な展開で「ゲイ=変態性欲」とされちゃったら、ややこしいことにされちゃうかも・・
そんなことも考えてました。

結構ゲイカップルを肯定的に描くストーリー展開に、こんな物語が普通に出てきだしたか、
ふーんって思って見たよ。

自分の旦那はゲイかもしれない!?そんな目線で見ちゃう視聴者もいるのでしょうけど。

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5月17日、国際反ホモフォビアの日でした!

2006-05-18 01:55:17 | Weblog
人権問題に理解するとか、しないとかは無い。
同性愛など性的指向による差別も人権問題です。

内面として好き嫌いはあるでしょう、相手に在るそういう感情を否定するなんてことは出来ないことだと思います。
だからと言って、感情のおもむくままに嫌いだと表現したり、またそういう行動をする人を黙って放置したりすることは許されないことです。

好き嫌いは別として尊重しなければならない!
このことは最低限の社会的ルールでしょう。
差別行動をする人も自由である?そんな考え方は無い

同性愛のことを理解する、しない?
では理解できなければ差別をしていいのか?無神経でいていいのでしょうか?
差別を助長するような発言をしてもいいのでしょうか?
社会はそれを放置していて良いのでしょうか?


おかげで、日本では今のところゲイだからといって日常的にリンチにあったり、
逮捕されたり、公開処刑されたりすることはありません。

でも世界にはそういう国が今なお多数ある訳ですよね、
信じられないことです。

それを私たちが見ぬ振りをすることは罪だと思う。

人権を無視する国を注意することは内政干渉なんかではない。
人権無視な行動をする人は社会から注意されるように、
国際社会でもまともな国と認められないし、お付き合いも出来かねるわけです。


さて、日本にあるゲイフォビックなことって何があるかなあ?

命にかかわるような迫害はありませんけど、静かに存在しますよね。

変態性欲として見られていることとか、
お笑いの対象としてもかまわない風潮とか、
いじめの対象になりやすいことや、
あからさまな嫌悪感をあらわにしても許されたり、・・他にもあるよね

それらによって当人がカミングアウト出来ないでいることで問題は明らかです。

例えば、職場やクラスで「男同士でエッチするなんて気持ちワリー!」
こういった発言をする人がいるとします。

そして、それに同調する人、そして黙っている多くの人というのがあるでしょう。

でも、俺は女性がいる前で「女性とエッチするなんて気持ちワリー!」なんて言わないです。

本当のところ俺の場合は女性とのエッチを考えたらウヘー!って思ちゃうけれども、
だからと言って女性に対しキモイ!なんては言わないのです。

それは、ゲイだとバレるからというのではなく、聞いた相手が傷つくことだから。

すべてにおいて俺も気が回っているかは自信がないけれど、
想像したいという気持ちはあります。

俺たちはヘテロ社会にいることで、相当に自分を抑え、
ヘテロ社会に融通しまくっていることに慣らさているんかなって思うことがある。
ゲイの問題を個人で解決すべき問題としてのみ捉えていませんか?

先ほどの日本にあるゲイフォビックなことって何があるか、皆さん書き出してみませんか?
そこから解決すべき問題が見えてくるかもしれません。


今回初めて日本でも行われる「反ホモフォビアの日」はまだまだ手始めでしょう。

でも最近レインボー柄のページバナーを表示させている人も多く見られ、
初めてそういうものの意識を持った人たちもいる。
そこからのスタートいいじゃないですか!

6,7月のゲイプライド月間、8月のゲイパレード、などとあわせて
どんどん社会にアピールしていくといいなと思う。

過去、人権問題として社会に認められていった様々な差別問題(肌の色・男女・・障害者・・)がそれぞれの当事者が努力して切り開いてきました。

じんわりと着実に社会を虹色の意識に染めていく・・・
そんなところが日本にあった行動になるのかなと思う。

あるときには明確な抗議、選挙アンケートなどの大上段に構えた自己アピール、
パレードなどでの直接的なアピール、そして今回のような間接的なアピール、
それぞれに大事だと思う。
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