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ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

戦艦大和をめぐる旅を計画中なのだ

2005-12-17 11:28:20 | Weblog
映画「男たちの大和」の公開もあって、戦艦大和がブームだ。

尾道には原寸大で作った大和の映画セットが期間限定で公開されているし、呉には大和ミュージアムという博物館も開館した。

松山からも海を越えれば近くと言えば近く、
この冬の休日に彼氏とちょっくら旅行で大和を見に行こうと検討してる。

原寸大って迫力ありそうだし、大和ミュージアムもなかなか面白いらしい

バスでしまなみ街道を走って海を渡り尾道へ、たぶん海風寒い中?!セットを見た後に、広島市内へ向かい1泊する。
次の日は、実は一度も行ったことが無い平和記念資料館にも行くつもり。

原爆ドームは見に行ったことあるけど資料館は無かったから。
長崎の資料館には行ったことあるんだけどね。

やっぱり日本人としてちゃんと向き合う機会を作りたいと思ってたし。

その後、呉の大和ミュージアムを巡ってフェリーで帰ってくる。といった行程。

今回は「大和」を巡りながら平和と戦争を考える旅ということになりそうだ。

戦後60年の年の暮れを締めくくるにはすごい企画だなあ。
まあ内容は硬い感じはするけど、実態は平和の時代を謳歌する、それもゲイカップルのクリスマスデートというデレデレ旅行なんだけどね。

広島でおいしいお好み焼屋とか、尾道ラーメンのいいとこ知らないかなあ?

今週末には旅を充実させるべく、映画「男たちの大和」を彼氏と見に行こうと思ってる。

目の不自由な彼にとって映画館は相当久しぶりで、実際どれくらい見えるか分からないところだけど、雰囲気、音だけでもと誘ったら楽しみにしてくれてるんだ。

途中気分悪くなったりしなきゃいいけどなあ。

映画としては、見た人に愛国心を鼓舞高揚させる作品だったりしないのか?見ている人の反応も気になるところだな。
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コペンと休日

2005-12-16 01:30:17 | Weblog
今日はタダ休養のために有給もらって休んでた。

年末のほろ忙しいときに「ひと休み」はいい感じです!!

今日もミゾレが降る寒い中、10年以上付き合いのある元彼が暇つぶしに寄ってくれた。
新しい車を見せて、ドライブがてら買い物に付き合ってもらうことに。

年上の元彼とは今でも兄弟?として仲良し。
ずっと一緒に同棲してたから気心知れてる。彼の前では俺は弟扱い。
転がされまくり。俺も何となく甘えた気分にはなってしまうもんだね。

久しぶりに会ったから結構お話しした。
二人ともおしゃべりだからしゃべりまくり!疲れた!(笑)

一食300円から500円で納まってしまうよう新しく出来た大衆食堂で飯食った後、コペンを走らせてホームセンターめぐり。

今回はセキュリティーの機械を購入しようと思ってね。
悪戯されないように監視してくれるやつだ。

悩みに悩んで買って帰って、夜取り付けに成功した。いい感じ!!

それと先日探し回ってたコペンのオモチャは松山では見つからなかった。
松山としてはマニアの殿堂みたいな店、富士教材(通称フジキョー)にも寄ったらさすがに置いてあった!しかし色違い。

取り寄せも出来ないとの事なので、結局楽天で購入。
それが今日届いた!

いやーカッコいいです!こんなオモチャ見てデレデレしちゃうんだよね~

コペンも段々運転のコツが分かってきたんで、スイスイ・キビキビ走る走る!

親父が俺のいない昼間にコペンを乗り回したい!と企んでいる様子。
ちょっと、貸せないです・・ ハイ

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「yes」買った!

2005-12-15 00:58:26 | Weblog
創刊されたLGBTマガジン「yes」を手に入れた。

松山にもタワーレコードの小さいのがあるのでそこで買ったんだ。

MTVからゴムのオマケつきだった。
さすがタワー、雑誌の帯封に「特典あり!コンドーム」と堂々と書いてあった。

普通の本屋ではなかなか出来にくいよね。
日頃からこういうことが平気で出来る企業風土?店のイメージ?ってすごいなと思った。

若い人が集まる店でこういう啓蒙って大事だよね。

創刊号と言うことでページ数としては少し物足りないけれど、大変オシャレでいい感じ。

中の記事は、完全にLGBT向けでね、なんだか、それが当たり前といった感じで
読んでいてなんとも心地よい。

今回は世界のLGBTメディアの動きを特集していた。
特に、アメリカMTV系のLGBT向けチャンネル「Logo」の記事は俺を興奮させた。

  Logoのページ http://www.logoonline.com/

このチャンネルは今年の6月に開局で、加入のケーブル局が用意すれば加入者が誰でも見れる
ベーシックチャンネルとしてスタートしたのだとか。

LGBTチャンネルといえば少数派用の別料金チャンネルだと思ってたら大間違い。
ケーブル加入してたら普通の一般家庭のお茶の間で流れるチャンネル。

このベーシック放送(追加料金なし)として開局したことで、
既に1800万世帯の利用世帯があるということなのだ。

ベーシックチャンネルで放送するには放送コードが厳しく、
エロビデオとかは放送できない。日本より厳しくて、ケツさえ映せない。

見た目には普通の総合編成のチャンネルだとか。
しかし、ゲイの視点、視線で物事を捉えたニュースや、映画、ドラマ、などを放送している。

当事者のみならず、MTVでもともとゲイセンスに影響を受けてきた若者たちが
喜んで視聴しているという。

過激な放送が始まるのではと思ってたケーブル局も、安心して導入しているというから
世帯数はどんどん増えるだろう。
加入者から放送希望の要望も多いことだろう。

また、無料放送と言うことはCMで成り立たねばならないが、
クライアントも番組内容を見て安心したどころか可能性を感じてCMを出し始めているとか。

俺も放送通信に関係している仕事をしているし非常に興味がある。

ゲイ向けチャンネルは俺も夢を見てきた。
日本でそんなチャンネルが出来たらすごいな、
俺がとんでもない富豪なら道楽で始めたいなあ、などと夢を描いて来た。

でもその想像図にはベーシックチャンネルに入れるなんて発想は無かったんだよね。
やっぱり夜中にはエロ番組になるなあとか、視聴対象を自ら狭めていた。

LGBTの感覚を24時間、テレビを通じて誰にでも放送する。
ゲイ特有のオシャレ発信、多様性の発信、ゲイって普通のこと。
そんな発信が日々出来るなんて興奮だ。

もともと親会社に資本があったことでスタート時に35億円も注ぎ込められたとか、
ニュースキャスターもCNNから記者を引き抜いてきて
毎日多数のLGBTニュースやLGBTからの切り口でニュースを取り上げているらしい。

企業としてもこのチャンネルの立ち上げは、新しい分野への開拓と気合が入っているようだ。
営利企業がLGBT市場に勝機ありと感じてトライしていることがすごい。
CM獲得の出足としては上々どころか上方修正らしい。

これから、このチャンネルの影響力はどうなるか?などと思えば
俺の妄想は限りなく膨らんでいくよ!!
面白い仕事だろうなあ!!

記事に、アメリカのLGBT市場は70兆円もあると書かれていた。
本当か!?と思うけれど、
アメリカでアウト済みの人が1000万人いるらしい、
アウトはしてない人も入れればその数倍。
ゲイセンスなもの興味を持つヘテロを入れれば70兆になるんだとか。

カミングアウトしている人はどちらかと言うと高学歴で、1割ほど高収入。
可処分所得が多いので消費も旺盛とか。

そんな記事を取り上げて「yes」創刊にあたりLGBT市場が日本でもどれほど成長分野かと
自ら熱弁していた。

その勢い、買った!

次の号は3月らしい。
創刊号でなんらか実績出して盛り上がっていってほしいなあ!!

とりあえず応援に買うべし!
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アンデルセンの恋

2005-12-13 01:07:07 | Weblog
アンデルセンは女性、男性かかわらず恋心をもっていたらしい。

プラトニックな恋愛に吸い込まれるタイプだっ様子もあるとか。

先日朝日新聞を読んでいたらそんな記事を読んだ。

アンデルセンが求めた男性に恋文を綴るのだけど気持ちを分かってくれません。
とうとうその彼は女性と結婚してしまうのです。
「人魚姫」はその翌年に書かれたものらしい。

また、その男性の妹とも同時期に恋心をもっていたらしいとも書かれていた。

バイセクシャルだったのかなあ?何となく違うと思うなあ
世間が女性と恋愛するのが当然だとしていたから無理してたんじゃないのかなあ、
せめて、その好きな男性に近い妹を好きになった気がしてたのか・・
なろうとしたのか・・。

アンデルセンのお話を読んでいると、なんともキュートな心の人だと感じる人は多いと思う、
そんななか、なんだか俺と同じ匂いがするぞ~!?とは思ってきた。

多分、彼はバイセクシャルというよりゲイだったのだろうと思う。

女性に生まれ変わればその男性とも恋仲になれるのでは?
なんて気持ちで人魚姫を書いたのだろうか。

記事を読みながら想像を膨らましてしまった。
なんとも切ない気持ちになった。

記事ではアンデルセンの故郷デンマークの研究者はアンデルセンに同性愛指向があることを認めたがらないようだと書かれていたが、
デンマークは世界で初めて法的に同性結婚を認めた国でもある。

俺も10代のころ、へテロに恋心を募らせた思い出がある。

あまりに不毛で、情けない思い出で、
それ以来ノンケ男に恋することは建設的なことではないのだ!!と
想いは封印するようにしている。

ゲイだって相当いっぱいいい男いるしねって!(^_^)
そんなことを思い出した。
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女系天皇・・徒然

2005-12-12 00:29:08 | Weblog
男系の男子が天皇を継承してきたらしい。

過去あった女性天皇は危機回避の中継ぎ的な役割で、結局は男系の男子が跡を継いできた。

本当かどうか知らないが、2700年前の神武天皇から天皇家の男性Y染色体がずーっと継承されてきているのだとか。

このY染色体が途切れてないから尊いということらしい。

中継ぎ的には女性が天皇になってもいけれど2700年続けてきた男系を本当に今の時代で反故にしちゃっていいのか?ということで議論されている。

Y染色体が継承されるなら中継ぎはOKなので、愛子さんが天皇になるのは特に問題なし。

問題はその次。
愛子さんがどこかの男子と結婚して生まれた子は、男子であってもY染色体は継承していない。
ここで万世一系の尊いとされるものが・・崩れるわけだ。

戦後、あんまりたくさんいた皇室ファミリーを整理した(皇籍離脱)
当時元皇族という家が18宮家もあった。
その人たちに戻ってきてもらって・・という案もあるらしい。

そりゃちょっと国民的にも認めにくいだろうなあ。

兄弟仲が悪いとか言う秋篠宮さん(皇太子弟)とこがこの際がんばって男子でも産んでしまえばいいのでは?なんて勝手なことも思いついた。

なんか兄をさしおいてかっさらっていくようで凄いことになりそうよね。
でもこうなったら仕方ないじゃないか・・なんて!?

まあ、とりあえず愛子さんが即位するとして。
愛子さんの旦那さんはどんな人になるのかと想像してみた。

その人をなんと呼ぶのか分からないが、大体そんな人だれかれ務まるものじゃないだろうし。
愛子さんがとんでもない遊び人になったとしたら・・??
いやいやそんなことには決してさせない教育がされるのだろうが。
こら!妄想しすぎ?

でだ、その結婚相手は宮内庁でいろいろ前もって準備されると思うんだけど。

そこで登場するのが!!!
皇籍離脱したはずの元皇族の男子!!!じゃないかと思ってる。

それならば、男系Y染色体が継承されるのだ!
結構国民も納得してしまうように思う。

元竹田宮とかいう30歳くらいの青年なんか、Y染色体継承に興味津々の様子。
彼の家族の中から候補を準備して・・・。いや、なんなら今から作って!?
まあ他にもいろいろ元皇室はいるだろうけれど。

皇室典範(法律)が来年にも改正され、女系を認め、男女にかかわらず第一子を1位継承者とすると決まろうとも、こんな方法を努力し続けて男系を続けていくのではないかな?

愛子さんの夫が尊いY染色体を持ってきたとしても、次は法律に決まっているだろう第一子を1位継承者とするというのが難関。

愛子さんは絶対に男子を初めに出産させられる!!
なんとしてでもそうさせるのではないか?
もし、女子が生まれようものなら、その女子の夫もまた元宮家を出して結び、絶対に男子を初めに産むことを求められる・・・・
男子にしがみつこうとするとすごいことになるな。

男女同権の21世紀には男子にこだわると国民意識から離れすぎて危険だ、皇室典範の改定ではそうおさめながら、実際的には男系Y染色体が続くように画策していくと言ったところかなあ。

歴史好きな俺は、日本の文化としてこんな皇族は世界見ても無いから継続してもいいのかな?とか、厳かに儀式めいた感じ、まあ有職故実に対する興味もあって天皇の存在は興味深く見てきた。
無くせばいいと簡単にいえない気持ちもある。

でも天皇制度って俺がぶち壊したいと思い解放を求めてきた「家」制度の大元締めみたいなところだよね。うーむ
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「yes」創刊 

2005-12-10 00:50:58 | Weblog
タワーレコード初のライフスタイルマガジン「yes」というのが今週創刊されたらしい。(880円)

ゲイをはじめとしたLGBTのセンスや視点を包含した野心的なカルチャーマガジンだって。

昔、「ファビュラス」って雑誌があったよね、残念ながらすぐ廃刊したけれど。
タワーレコードが出版するものとなればお洒落で長続きできるかもしれない。

エロ本では無いようだから(笑)

松山で手に入るのかちょっと探しにいこうと思う。

お正月第2段予定の映画でゲイの青春映画として期待される「17歳の天空」
(邦題 僕の恋、彼の秘密)主演のトニー・ヤンくんが表紙(今日の画像)http://www.bounce.com/news/daily.php?C=6728

本屋にも並ぶらしい。ゲイセンスなライフスタイルマガジンって入り方は広がりがあって良いネ。

ヘテロでもゲイファッションに興味がある人は多いし。
バディや薔薇と違ってこの雑誌を持っていることが直接的に怪しいってことにはなりにくいだろうし。

なにかムーブメントの兆しとなる雑誌となるかもしれないぞ!

今回の特集記事にあるらしいけどアメリカのMTV系列がやっているケーブルテレビ向けチャンネルで
LGBT専門チャンネルLOGOというのがあって、なんとその加入者数は1800万世帯だとか。

多分MTVに感化された若者たちがゲイセンスはおしゃれだと、
LGBT以外の人まで視聴するようなヒットチャンネルになっているのだろう。

他にも興味深そうな記事が見出しにいろいろ。

こういう雑誌によってお洒落にゲイの存在が当たり前の社会に変化させていくことは、
とってもゲイセンスにあっている気がするよ! 

早く本物を手にとってみたい。
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開戦の日を思う

2005-12-09 00:13:52 | Weblog
今日は日本が真珠湾攻撃を行った日だ。

日本が64年前にアメリカに宣戦布告し、真珠湾の太平洋艦隊を壊滅的に打撃した。

アメリカが他国から直接的な大攻撃を受けたのは、この真珠湾と、ニューヨークの貿易センタービルだけらしい。

だから、今でも同列に比較する人さえいる。
いや多分アメリカは今もあまり変わってないのだろう、
敵とみなせば強烈な報復をして仕返す国だ。

日本も国中焼け野原にされてしまった。

日本では8月15日の終戦記念日が当時をしのぶ日となっていて、今日の日はあまり取り上げられてこなかった。

どうも8月15日は日本が戦争に負けた被害者感覚としてとしての記念日と捉えられてる感じがする。

そもそも何故に我々の先人はそんな無謀な戦いに突入したのか?
それを考えることこそ未来への平和につながると思う。

今日の新聞で小泉、大連立を画策してたという記事を読んだ。

小泉首相が9月の総選挙大勝の後、民主党に連立政権を作らないかと持ちかけたらしいという情報が憶測を呼んでいる。

大連立と言えばドイツ、先日ここも総選挙がありながら2大政党が選挙の結果を無視して大連立をするという信じられないことをやってのけている。

こんなことをされちゃあ国民は何のために選挙をしたのか分からない。

そんなとんでもない裏切り行為であるにもかかわらず、ドイツ国民もよくそんなことを認めたなと思うけれど、同じことを日本でもやろうと考えたらしい。

民主党は即座に断ったらしいが、政権をとりたい気持ちはどの政党も同じ、
もしそんな甘い汁に飛びついたとしたら・・・

日本ではまだ政権交代が伴う2大政党制も現実化していない未熟状態にある中どうなることやら。

小泉の真意はやはり独裁なのか?末恐ろしい。
でも、ここで有事でも起こるものなら大連立して国難に望む!憲法も改正だ!それは大政翼賛会だ!

システムを壊すことなど平気のへ、そこが小泉のすごい事ではある。

人が思い込んでいることを、そんな風に考えなくてもいいじゃないかと崩してみせる。

この思考の転換を即すやり方は、ゲイの権利獲得の作業にもぜひ利用していきたいと感心することしきりだ。

状況を変えていくと言うのは凄い。
派閥を壊して官邸主導で決められるようにした、今度は政党も壊して・・?大連立、
ドイツにしても思いもよらぬ禁じ手だと思うけど、このシナリオ誰が書いてるんだろうか?
同時期になぜに小泉も同じことを試したのか?

まあ、ある目的のために多数の意見が優先され、何も意見を言えなくなってしまう状態。
それこそ64年前のことと一緒と思えるのだ。

悲しい歴史は繰り返すまい、そう誓ったはずだ。
でも手を変えてその道に進もうとしているのではないか?

肝に銘じる日にしたい。
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ニューヨーク・ニューヨーク

2005-12-08 00:32:01 | Weblog
絶対読んでほしいマンガがある。
「赤ちゃんと僕」などで有名な羅川真里茂さんの作品で、「ニューヨーク・ニューヨーク」だ。

出版が1998年なので読んだことがある人も多いと思います。
登場人物はゲイ、ニューヨーク市警に勤めるイケメン・ケインと美青年メル(どっちもイケル)
出会いから老後まで、それは愛おしい日々が綴られます。

カミングアウト・両親とのこと・ゲイバッシング・奔放なゲイライフ・ゲイである自分との対峙・・など
ゲイの人生における問題をそつなく盛り込みながら、
いとおしさに満ち溢れた感動的な物語が描かれています。

当事者が読んでもびっくるするほどゲイの立場がポイント突いて描かれているんだ。
さまざまなエピソードに触れるたび、自分のことや恋人のこと、家族のことを思いながら
読む人は嗚咽に震え、止まらなくなるでしょう。

俺にとっても相当な影響を与えた作品と言っていい。
ゲイとしてどのようなプライドある人生を歩むか。
そんなことを考えさせられた。

メルのような消えてしまいそうな可愛い子は、俺の恋愛を振り返ってみてもほっとけないタイプみたいだ。
奔放なところはケインに似てるかもしれないが、あれほどかっこいい奴じゃないけど。

登場人物にも恋しながら読んでいったが、母親がなかなかゲイである息子を受け入れられないシーンなど印象的だ。

大変なトラブルを乗り越え、やっと静かな生活を送れるようになったシーンや分かりあえた家族など、
俺もそういう幸せを目指して生きたいと思ってきた。

心に残る台詞が多く、大切に 大切にしたいと思う物語なんだ。

寒い夜になってきましたが、コタツの中でジーンとなるにはもってこいです。

一度読んだ人も読み直してほしい、読んでない人は絶対に読んでほしい!!

4巻まであり、ブックオフで探せば1冊100円で手に入ると思う。
読んだことある人いますか?
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性的指向・・

2005-12-07 01:15:20 | Weblog
地元紙、愛媛新聞でも12/4(日)に見開きカラーの全面で人権週間を知らせる特集広告が載った。

強調事項が明記され、県内中学生が書いた人権作文優秀作品が載せられ、その周りを県内の主要な企業などの広告が掲載されている。
私たちも人権に配慮する企業ですよといったところか。

「性的指向」って言葉をどれほどの人が理解できるだろうか?
ゲイの当人でさえ分からない人も多いと思う。

指向の字を「思考」・「嗜好」・「志向」などと間違って書く人もいる。

法務省のホームページでは異性愛の概念説明まで明確に説明していて立派だ。

「性的指向による差別をなくそう」という項目だけど、
この際「同性愛者など、性的指向による差別をなくそう」では問題ありかな?

そんなオブラートに包んだことで人権問題とされるようになったものの、意味が伝わらないと思う。

松山市の広報でも人権特集が組まれていて、各強調事項についてそれぞれに補足が書かれているのだけどなんともあいまい。

性的指向のところなどは「差別は不当であるという認識を持ち,偏見・差別を解消することが必要です」と主語が消えて意味不明。

この強調事項に性的指向が加えられてから4、5年経っているのではないかと思う。
そろそろ本格的な差別解消を求めていくべきではないかなあ?

数年前にこの強調事項を発見したときに、俺はすごく嬉しくて涙したことを覚えている。
未来には光がある!求めれば俺たち自身で掴んでいけるに違いない!

以前に、同性愛差別はこの国でも人権問題であるとされるようになったから俺たちも自信を持って不当な扱いがあれば主張しよう!と書き込んだことがある。

そのときのレスに「カミングアウトも出来ない俺は、世間ではヘテロであることになっているので心の中で悔しい気持ちはあっても権利主張は出来ない」と言うものがあった。

強調事項にまで取り上げられるようになったのもそれぞれ当事者が切り開いてきた結果であると思う。
俺たち自身の意識が変わらなければ世間も変わらない。
少しづつでも着実に変わってきている、それをより変わる方向に後押ししようじゃない?

さて、先の愛媛新聞の全面広告なんだけどね、多数の協賛広告を出した企業の中にね自分が勤める会社も入ってんだよ!
ことの意味を知ってか知らずか、お付き合いで毎年広告出しているみたいだけど。
これって、何かあったら使えるかな(笑)
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同性愛差別は人権問題!

2005-12-06 00:44:12 | Weblog
今週は法務省と全国の人権擁護委員連合会による「人権週間」

新聞や公共団体の広報などで告知されていますが皆さんご存知?

数年前から、その人権問題強調事項として「性的指向を理由とする差別をなくそう」と入っていることは知ってますか?

法務省のホームページなどでは、「性的指向」というヘテロには聞きなれないだろう意味も、はっきりと「特に同性愛者に対する差別をなくそう!」と明記されています。
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03.html

今年の人権週間 強調事項 (性的指向のみ説明を残しました)
詳細はこちらhttp://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03-01.html

○「育てよう 一人一人の 人権意識」
-思いやりの心・かけがえのない命を大切に-
○「女性の地位を高めよう」
○「子どもの人権を守ろう」
○「高齢者を大切にする心を育てよう」
○「障害のある人の完全参加と平等を実現しよう」
○「差別をなくそう」
○「アイヌの人々に対する理解を深めよう」
○「外国人の人権を尊重しよう」
○「HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見をなくそう」
○「刑を終えて出所した人に対する偏見をなくそう」
○「犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう」
○「インターネットを悪用した人権侵害は止めよう」
○「性的指向を理由とする差別をなくそう」
 同性愛者など,少数派の性的指向の人に対する偏見は根強く,社会生活の様々な場面で人権問題が発生しています。性的指向による差別は不当であるという認識を持ち,偏見・差別を解消することが求められます。
 性的指向・・・性的意識の対象が異性,同性又は両性のいずれに向かうかを示す概念のことで,異性愛,同性愛,両性愛を指します。

○「ホームレスに対する偏見をなくそう」
○ 「性同一性障害を理由とする差別をなくそう」


この強調項目はまさに我々の事を指してくれています。
日本でも同性愛差別は人権問題となっている訳です。

人権問題において無知は許されません。
また、自分の人権が侵されるようなことがあれば、問題にすることが可能な状態に一応あるのです。

国会で継続審議が続いている人権擁護法案が現実化すると、
より差別にたいしては厳しく罰せられるようになります。

この強調事項に沿って、法務省や人権擁護委員でどのようなことが話し合われ、
考えられているのかは分かりません。

一度聞きに言ってみてもいいのかなと思います。
実際の当事者から権利を確立するために意思が表明されなければ、
彼らもどのような助け方をすればいいのか分からないのかもしれないね。

そして、未来には当然ゲイの人権擁護委員も存在しなくてはならないでしょう。

過去、同性愛は趣味趣向の範疇とされ、そんな変態趣味に人権も糞もあるものか!
勝手に見えないところでやってくれ!といった状態でした。

今もそう思っている人は多いと思う。

しかしながら、実際のところ国として改善すべき差別問題であると認識し
行動を起していきたいというところにまでなっているのです。

このことは俺たちももっと自信を持って利用していかなくてはならないのじゃないかな~?


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