ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ニューヨーク・ニューヨーク

2005-12-08 00:32:01 | Weblog
絶対読んでほしいマンガがある。
「赤ちゃんと僕」などで有名な羅川真里茂さんの作品で、「ニューヨーク・ニューヨーク」だ。

出版が1998年なので読んだことがある人も多いと思います。
登場人物はゲイ、ニューヨーク市警に勤めるイケメン・ケインと美青年メル(どっちもイケル)
出会いから老後まで、それは愛おしい日々が綴られます。

カミングアウト・両親とのこと・ゲイバッシング・奔放なゲイライフ・ゲイである自分との対峙・・など
ゲイの人生における問題をそつなく盛り込みながら、
いとおしさに満ち溢れた感動的な物語が描かれています。

当事者が読んでもびっくるするほどゲイの立場がポイント突いて描かれているんだ。
さまざまなエピソードに触れるたび、自分のことや恋人のこと、家族のことを思いながら
読む人は嗚咽に震え、止まらなくなるでしょう。

俺にとっても相当な影響を与えた作品と言っていい。
ゲイとしてどのようなプライドある人生を歩むか。
そんなことを考えさせられた。

メルのような消えてしまいそうな可愛い子は、俺の恋愛を振り返ってみてもほっとけないタイプみたいだ。
奔放なところはケインに似てるかもしれないが、あれほどかっこいい奴じゃないけど。

登場人物にも恋しながら読んでいったが、母親がなかなかゲイである息子を受け入れられないシーンなど印象的だ。

大変なトラブルを乗り越え、やっと静かな生活を送れるようになったシーンや分かりあえた家族など、
俺もそういう幸せを目指して生きたいと思ってきた。

心に残る台詞が多く、大切に 大切にしたいと思う物語なんだ。

寒い夜になってきましたが、コタツの中でジーンとなるにはもってこいです。

一度読んだ人も読み直してほしい、読んでない人は絶対に読んでほしい!!

4巻まであり、ブックオフで探せば1冊100円で手に入ると思う。
読んだことある人いますか?

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1 コメント

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はーい(挙手)♪ (とわ)
2005-12-08 21:59:56
好きだし、持ってます。

この作者、ちょっと卑怯だろ~って

くらい、感動話を描くのうまいですよね。

今は文庫もでてるんじゃないかな。

4巻に載ってた「僕から君へ」も好きです。



前、ちょっと知り合ったかっこいめの22才くらいの

(たぶん)ヘテロの男が、「ニューヨークに行く

友人に貸すから」と「BANANA FISH」を持ってて、

ちょっとしたイタズラ心で「ニューヨーク~」を

すすめてみたことがあります。



「あっ、知ってます。おもしろいですよね」と

言われた時はちょっと驚きました(笑)。
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