ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

性的指向・・

2005-12-07 01:15:20 | Weblog
地元紙、愛媛新聞でも12/4(日)に見開きカラーの全面で人権週間を知らせる特集広告が載った。

強調事項が明記され、県内中学生が書いた人権作文優秀作品が載せられ、その周りを県内の主要な企業などの広告が掲載されている。
私たちも人権に配慮する企業ですよといったところか。

「性的指向」って言葉をどれほどの人が理解できるだろうか?
ゲイの当人でさえ分からない人も多いと思う。

指向の字を「思考」・「嗜好」・「志向」などと間違って書く人もいる。

法務省のホームページでは異性愛の概念説明まで明確に説明していて立派だ。

「性的指向による差別をなくそう」という項目だけど、
この際「同性愛者など、性的指向による差別をなくそう」では問題ありかな?

そんなオブラートに包んだことで人権問題とされるようになったものの、意味が伝わらないと思う。

松山市の広報でも人権特集が組まれていて、各強調事項についてそれぞれに補足が書かれているのだけどなんともあいまい。

性的指向のところなどは「差別は不当であるという認識を持ち,偏見・差別を解消することが必要です」と主語が消えて意味不明。

この強調事項に性的指向が加えられてから4、5年経っているのではないかと思う。
そろそろ本格的な差別解消を求めていくべきではないかなあ?

数年前にこの強調事項を発見したときに、俺はすごく嬉しくて涙したことを覚えている。
未来には光がある!求めれば俺たち自身で掴んでいけるに違いない!

以前に、同性愛差別はこの国でも人権問題であるとされるようになったから俺たちも自信を持って不当な扱いがあれば主張しよう!と書き込んだことがある。

そのときのレスに「カミングアウトも出来ない俺は、世間ではヘテロであることになっているので心の中で悔しい気持ちはあっても権利主張は出来ない」と言うものがあった。

強調事項にまで取り上げられるようになったのもそれぞれ当事者が切り開いてきた結果であると思う。
俺たち自身の意識が変わらなければ世間も変わらない。
少しづつでも着実に変わってきている、それをより変わる方向に後押ししようじゃない?

さて、先の愛媛新聞の全面広告なんだけどね、多数の協賛広告を出した企業の中にね自分が勤める会社も入ってんだよ!
ことの意味を知ってか知らずか、お付き合いで毎年広告出しているみたいだけど。
これって、何かあったら使えるかな(笑)
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