ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ゲイとして学校教育に望むことは何?

2008-02-10 05:20:03 | Weblog
同性愛者としての自分の気がつくのはいつだったでしょうか?
10代の性の目覚めと同時に、自分たちは他の人たちと違うことに
気がついていきます。

向き合うのを後回しにしたところで、次々と押し寄せてくる性的な関心
のなかで、自分の性的指向をどうにも認めざるを得ない状況に追い込まれます。

どうも、自分は世間と外れた人生の道を歩んでいかねばならないようだ・・
そんな不安の中、自分に向き合うことは危険な作業となる。

親の期待に答えられそうにない自分を責め、社会から迫害を受けるのを恐れ
自分とは何か?という重要な問題にも向き合えないままに・・

自分自身を肯定できないものは、自分を大切に出来ないことになる
多感な10代を、そんな悶々とした時を過ごし
自分自身に自信をもてないままに学生生活を終了し、社会へ出て行かねばならない

少しでも自己を肯定できるような発信が、社会から、学校からあれば・・

性の目覚めのころと同じ時期である中学校や高校から肯定的な情報を得られる
ならば、どれほど当事者は力強く生きていけるだろう・・

そんな思いは、多くの同性愛者にとって
自分の10代を振り返って、そう願いたいと思うことだと思う。

自分も、そんな気持ちから活動のなかで要望をし行動に出ています。


活動の中で少しづつ知り合った教師の皆さんと勉強会をしはじめたり。

愛媛でも1校ではありますが、人権授業の一環として性的マイノリティの
授業に取り組んでくれた学校も出てきました。

県で策定済の人権施策に合わせて、性の多様性を学んでいける授業を
してもらうように教育委員会にお願いしたり・・

学校の学びの場で、扱っていけたなら
当事者はどれほど心強くいられることができるでしょう・・

当事者ではない生徒にとっても、より良い意識を広げていくでしょう。


近いうちに、教員の皆さんと勉強会をする機会があります

皆さんにも、ぜひ自分の10代の頃を振り返っていただいて
学校教育でどのような学びの機会があれば良いと思えられるのか

皆さんのご意見を聞かせてください
コメント
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