ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

学校教育で性的マイノリティに向き合う時が来た!

2008-02-11 05:48:01 | Weblog
愛媛県の教育委員会でまとめた「人権教育の基本的な考え方と進め方」
という人権教育資料があります。

愛媛県の人権施策推進基本方針で性的マイノリティが人権重要課題に
取り上げられていることから、人権教育でも扱うように書かれてあります。

愛媛県 人権施策推進基本方針(PDF)
http://www.pref.ehime.jp:8080/comment/jinkenkekka/gaiyo.pdf

「人権教育の基本的な考え方と進め方」の中で、性的マイノリティは
このように書かれてあるんです。

###
「性的マイノリティ」
同性愛者など、性的マイノリティは、古くから日本の社会にも存在した。明治時代以降、性的マイノリティがタブー視されてきたこともあり、自らの性的指向等を明らかにすることにより、受けることが予想される嘲笑や侮辱といった周囲の無理解による悩み、不安、苦痛等を抱えている。
また、思春期においては、多くの場合、性的指向や性同一性障害に気付き、悩んだり、家族や友人、教師などの何気ない言葉や態度で精神的に傷ついたりすることがある。学校教育では、人権尊重の視点に立って多様な性の問題についての学習機会を設けるなど、性的マイノリティに対する理解を深め、差別や偏見をなくすよう人権教育・啓発を進めることが重要となっている。
###

すごいでしょ?とてもしっかり書かれてありますよね。

ここまで踏み込んで書いてあるのは全国でも先進なのではないでしょうか?
後はこれに沿って学習機会を設けていくだけじゃないですかね!!

でも、なかなかそれを実行してくれる先生が少ないのです。
どう扱ったら良いか分からないので避けていくのでしょうね。

性的マイノリティを扱うことは、子供たちにとって興味があることだけに
無邪気にとらえられて差別を助長するのではないか?慎重にすべきだ!
と主張してた中学校の校長先生もいました。

子供たちが同性愛者になったら困る!こんな親御さんの勘違いな心配?
を気にして何も出来ない人もいるかもしれません。

でも上記のように教育委員会でも教育を進めていくべきものと認識しているのです。

後は、本気でこのことに向き合っていくだけです。
どのように学習機会を設ければよいか?
どのように授業で扱えばいいか?

さあ、
教育委員会としても、また現場の先生方々においても
本格的に考え始めていただきたいと強く思います。

先日、愛媛県の教育委員会へ要望すべく挨拶してきました。
改めて関係担当を集めていただいてミーティングの機会をお願いしてるところです。

近く有志の先生方との勉強会もありますので
昨日の記事に引き続き、学校教育に求めたい皆さんのご意見などを
ぜひコメントください!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする