ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Field of Blood : Chapter 9

2007-01-12 00:46:22 | Athelstan・Doherty
作者はPaul Dohertyという人ですが,実は驚いた事にこの人は他にもPaul Harding,Michael Clynes等たくさんのペンネームを持っているんですね! 

彼はAthelstan(正確にはSorrowful Misteries of Brother Athelstan)シリーズの他にもオニのように(笑)ミステリーを書いてます。Athelstanシリーズと同時期に「Hugh Corbett Misteries」というのが出ていますが,これもまた中世ミステリーですよ。他にも「Canterbury Tales」とか,「Ancient Egyptian Mysteries」というのまであります。さらに驚く事に,こうしたミステリーの下調べで培った知識を活かして(というかおそらく元々こちらがご専門なのでしょうねぇ(笑)),中世関連のノンフィクション著書も多数。例えば左の本などは,Athelstanの檀家さん(^^)が,ホモではないかと話題にしていたエドワード2世についての解説です。

で,Paul Dohertyという人,何者かと思ったら「またまた」先生ですよ。ロンドンのEssexの学校の校長先生だそうです。まったく,ローリングといい,C.S.ルイスといい,トールキンといい,イギリスはホントに「先生」には要注意ですね!(笑)

この章になって,Athelstanは,かつて見習いの時に逃げて戦争に行き,兄か弟が戦死して戻って来たという話がちらっと出てきました。


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2 コメント

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こんばんは~ (すなみ)
2007-01-13 23:18:43
ホントに鬼のようにかきまくってる方ですねぇ。翻訳のあとがきにいろいろ書いてありましたが、中世ミステリ[だけ]で、3シリーズって(^^;)

そうそうこのドハティさんオックスフォード大出身だそうですよ(^^)博士号論文のテーマが「中世英国のエドワード2世とイザベラ王妃」だったと、「白薔薇と鎖」(The white rose murders)のあとがきに書いてありました
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これだけ書きまくっているなら,専業作家として十... (える)
2007-01-14 14:09:33
‥またまたオックスフォードですか! これだけ面白い作家を次々輩出する環境を,日本の大学も少し真似して頂きたいもんですねぇ(笑)

>「白薔薇と鎖」(The white rose murders)
またまた別のシリーズ物ですね。どうもこの人の小説を集めだしたら,本棚が大変な事になりそうです。(爆)
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