ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Odyssey : 19 Eurycleia Recognizes Odysseus (3)

2005-06-22 19:52:50 | BookClub
この前のこの記事で,間違いのご指摘ありましたので修正しました。いやもうご指摘の方は,バンバンお願いします。私の記事は信用しちゃいけませんよ~。(爆) なにしろヘボ英語力+早とちり得意な性格のおかげで,指輪もポタも2年間勘違いしっ放しだった事もありましたんで。


Penelopeは,20羽のガチョウを飼っていて,彼らが穀物をつつく様子を見るのが好きでした。ある日彼女はこんな夢を見たと語ります。1羽の鷲がやってきて,ガチョウ達の首を折って殺して床に積み上げました。それを見て,彼女が嘆き悲しんでいると,美しい着物をまとったギリシャの貴婦人達が集まってきましたが,鷲が戻ってきて,屋根にとまり,そのガチョウ達はSuitorで,自分は夫だと語ります。

彼女は起きて,あたりを見渡しましたが,ガチョウ達はいつものように餌をつついていました。

「Odysseusじいさん」は,「その夢は他に解釈のしようがありません。Suitor達は全員殺される事でしょう。」と言います。しかしPenelopeは,「夢というものは必ずしも正夢ではありません。それは象牙の門と角の門と2種類あり,象牙の門から来た物は人々を騙し,決して実現されません。しかし磨かれた角の門から来た物は,本当に起きる事を語ります。しかしその夢はそこから来たものではありません。もし正夢という事が証明されたら,私も息子も喜ぶでしょうに。」
「しかし,あなたにお伝えしたい事があります。私はOdysseusの家を去らねばならぬ日が近づいています。彼は時々12本の斧を並べて1本の矢で射抜いていましたが,Suitor達に同じ事をやらせてテストしようと思います。1番上手な者と一緒にこの家を出ようと思います。」

するとOdysseusじいさん,「それはすぐやりましょう。きっと,彼らがヘタな矢を撃ち終わる前に,Odysseusが帰ってきますよ。」

Penelopeは,「ああ,あなたと一緒なら眠くなりませんわ。ですが,もう寝る時間です。あなたはどうか好きな所でお休み下さい。」と言って,自室に戻りました。

Odysseusはどうやら「永遠の少年」系の人ですね。でも奥さんいい人ですね。(笑)それにしても,Phaeaciaの若者に挑発されて「まだまだ若いもんには負けない」体力を披露したのは,ひょっとして伏線だったのですか。


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