これは5巻発売の約半年前に発表されたOOPの一節です。
ローリングさんがどういう意図でこの文章を選んだのか定かではありませんが,これは実に奥が深い文ですね。当時さんざん分析したのでよく覚えてますが,これを読んだだけで,ダンブルドア先生は5巻の終盤に健在な事,この直前,ハリーは何かを感情的にダンブルドア先生に訴えようとしていたらしい事,が,5巻を読む前からだいたいわかってしまいました。(まあもちろん,何についての話かという事も)
その当時のメモを捜し出し,久しぶりに読んでいたら,6巻発売を目前にして,すっかり忘れていた,「ある事」を思い出しました。実は,ダンブルドア先生,"it is time for me"と言っているんですよ。"for you"(ハリーの為)じゃないんですよ。え,ダンブルドア先生が「あの話」をハリーに明かしたのは,ハリーの為じゃなくて,「自分の為」,だったんですか!
("for us"と突っ込まないでゴラム君(爆))
ここから伺える物は何か,と書こうとして,‥実はここでハタと手が止まってしまいました。結構いろいろな事が頭に浮かんでくるんですよね。
やはり,ダンブルドア先生は,ヴォルデモート掃討作戦に全責任を持っているという事ですね; Orderもトレローニー先生のあの予言のその一部なのでしょうか。。
ところで,Orderという組織は,いつごろ,何の為に結成されたのでしょう? まさかその予言の為? う~ん,そこまではどうだかわかりませんが,ポッター夫妻にロングボトム夫妻,ジェームズのお友達が皆入っていた事から,その予言の為の活動が占めていた割合は高そうだという事が伺えますね。
5巻の前半で,トレローニー先生とスネイプ先生が,ホグワーツで働き始めた時期を教えてくれましたが,これが大変重要な情報だった事もわかります。トレローニー先生があの予言をしてから2年の間に,ダンブルドア先生は死喰い人だったスネイプ先生をリクルートして,ホグワーツの魔法薬学の先生にしました。何故そうなったのか,いきさつはまだ明らかにされていませんが,これもダンブルドア先生の計画だったんだな,という事がわかりますね。(ひょっとすると6巻でその辺りが明かされるかもしれませんよ。)
そんなこんなで,ハリーに,いつ,君は「選ばれし者」だったという事を伝えるか,というのも,ダンブルドア先生の計画のうちだったので,"for me"だったのでしょう。
ところで,彼は,ヴォルデモートと対決するなどという1番危険な仕事は,自分でやりたかったに違いありません。それを他人,まして,自分の生徒に「君にやってもらうよ。」なんて言うのは,‥これは泣き虫オデッセウスでなくても,泣くでしょう。
彼がシリウスの事を,やや批判気味に語っている場面がありますが,シリウスのように気持ちを抑えずパッと出て行って,パッと散ってしまえる人間を,ちょっと羨ましく思っているんだなあというようにも聞こえます。
"for me"1つで,結構うだうだ語ってしまいました。失礼しました。
Dumbledore surveyed Harry through his half-moon glasses. He lowered his hands. "Harry, it is time" he said, "for me to tell you about everything what I should have told you five years ago. Please sit down."
ローリングさんがどういう意図でこの文章を選んだのか定かではありませんが,これは実に奥が深い文ですね。当時さんざん分析したのでよく覚えてますが,これを読んだだけで,ダンブルドア先生は5巻の終盤に健在な事,この直前,ハリーは何かを感情的にダンブルドア先生に訴えようとしていたらしい事,が,5巻を読む前からだいたいわかってしまいました。(まあもちろん,何についての話かという事も)
その当時のメモを捜し出し,久しぶりに読んでいたら,6巻発売を目前にして,すっかり忘れていた,「ある事」を思い出しました。実は,ダンブルドア先生,"it is time for me"と言っているんですよ。"for you"(ハリーの為)じゃないんですよ。え,ダンブルドア先生が「あの話」をハリーに明かしたのは,ハリーの為じゃなくて,「自分の為」,だったんですか!
("for us"と突っ込まないでゴラム君(爆))
ここから伺える物は何か,と書こうとして,‥実はここでハタと手が止まってしまいました。結構いろいろな事が頭に浮かんでくるんですよね。
やはり,ダンブルドア先生は,ヴォルデモート掃討作戦に全責任を持っているという事ですね; Orderもトレローニー先生のあの予言のその一部なのでしょうか。。
ところで,Orderという組織は,いつごろ,何の為に結成されたのでしょう? まさかその予言の為? う~ん,そこまではどうだかわかりませんが,ポッター夫妻にロングボトム夫妻,ジェームズのお友達が皆入っていた事から,その予言の為の活動が占めていた割合は高そうだという事が伺えますね。
5巻の前半で,トレローニー先生とスネイプ先生が,ホグワーツで働き始めた時期を教えてくれましたが,これが大変重要な情報だった事もわかります。トレローニー先生があの予言をしてから2年の間に,ダンブルドア先生は死喰い人だったスネイプ先生をリクルートして,ホグワーツの魔法薬学の先生にしました。何故そうなったのか,いきさつはまだ明らかにされていませんが,これもダンブルドア先生の計画だったんだな,という事がわかりますね。(ひょっとすると6巻でその辺りが明かされるかもしれませんよ。)
そんなこんなで,ハリーに,いつ,君は「選ばれし者」だったという事を伝えるか,というのも,ダンブルドア先生の計画のうちだったので,"for me"だったのでしょう。
ところで,彼は,ヴォルデモートと対決するなどという1番危険な仕事は,自分でやりたかったに違いありません。それを他人,まして,自分の生徒に「君にやってもらうよ。」なんて言うのは,‥これは泣き虫オデッセウスでなくても,泣くでしょう。
彼がシリウスの事を,やや批判気味に語っている場面がありますが,シリウスのように気持ちを抑えずパッと出て行って,パッと散ってしまえる人間を,ちょっと羨ましく思っているんだなあというようにも聞こえます。
"for me"1つで,結構うだうだ語ってしまいました。失礼しました。