The Confession of Brother Athelstan (A short story) (The Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan) 価格:(税込) 発売日:2013-02-04 |
クランストン,ここで耐えきれずテントの端のテーブル上のワインを発見。ル・マルシェもカップを取り,「喉渇きましたか,どうぞ」
クランストンは幸せそうに飲み終わると「さて,ここにいるのは,相手を大嫌いなライバルの騎士,主人同士の争いだけでなく,美しいイサベラも争う。そして,主人をあまり好きでない従者ジャイルズ,そして,槍は朝マイケル卿によってチェックされたが君は全くタッチせずに試合に臨んだわけだ。」
ル・マルシェもワインを一気に飲み「そうです。検視官殿を含め誰もが私がウッドヴィルの死に責任があり,王のベンチで証拠を挙げ,戦いの場で示すべきと思っている。そしてあなたは」とアセルスタンの方を見て「好きな事を仰って結構です。あなたのような人間には慣れてますよ」と従者の方を見て「でも,繰り返しますが,私はウッドヴィルを殺してはいません」
「しかし誰かが殺した!」と,その時,Michael卿がつかつかと入ってきた。
「人々は,ウッドヴィルが馬を制御できなくなったのを見ている。槍が滑り,盾が落ちた。わしは馬を調べてきた所だが,後ろ足に傷があった!」
ル・マルシェ「では馬が彼を揺すったと」
「そうだ。そしてウッドヴィルの従者のユースタスが怪しいぞ。2番目のトランペットの時,奴はウッドヴィルの馬の手綱を持っていたはずだ。ナイフを隠し持ち,馬を集めた時に後ろに回って切ったのだ。今奴は外にいる。何も知らぬと言っているがの。」
アセルスタンはクランストンの表情から,同意してないのを悟ります。が,クランストン「ユースタスを連れてこい!」ユースタスはかわいそうに,2人の男に両脇を掴まれあがいていました。クランストンはカップを差し出して「飲め。落ち着け。お前にかけられている容疑にはまだ何の証拠もないぞ。
「証拠はあるぞ!外に来てみろ!」とお触れ役。
アセルスタンは密かに,クランストンは獲物は決して逃がさないんだよなあと思いながらついて行く。
そこには不運な馬がいました。ユースタスが支えるべき左側に,明らかに故意につけた傷がありました。
再びテントに戻るとクランストン「オリバー君,君はウッドヴィルを知っていたか?」「何度も言った通り。」「彼は槍試合は上手だったか?」「はい,おそらくこの国で1番」「では今日は勝てると思ったか?」
ル・マルシェはこの質問にそっぽ。
「正直に答えなさい!騎士として,今日の試合に勝てると思っていたか?」ル・マルシェ首を振る。ゆっくりと「いいえ,負けると思っていました。」
「もし馬が怪我をしていたら,彼は気付いたか?」
「さあね。ロバートさんは馬の扱いもうまかった。実戦では矢が飛んできたり,火のついたトーチが向かってきたり,待ち伏せしていた輩がいきなり飛び出したり,騎士はいろいろな危険と向き合わなくてはならないんですよ。馬は手で操作するのでなく膝でやるんですよ。もし馬が怪我をしてもロバートさんなら制御できたはずですよ。」
そこでマイケル卿割り込む「しかし予想できなかった時はどうなんだね?」恐怖でわけのわからない事を口走り始めたユースタスを指さす「あいつはロバート君が集中力をなくした瞬間に馬を傷付ける事ができたのだぞ」
クランストンは急に"What do you think, Brother?"とアセルスタンに話を振る(え~、これはもちろん『君はどう思う?』なんですけど、その時アセルスタンはベネディクタとモードがまだ若い騎士達と楽しんでいるのかなと考えてたwので、うまく訳せない(笑))
しかしアセルスタンはもうこれ以上ここにいるのは良くない,と,近くの舞い降りる鷲という居酒屋に移動する事を提案。
その時すでに若い騎士はさらにベネディクタに近づいていました(笑)ますますベネディクタに近づく騎士を見て,アセルスタン,思わず自分を聖職者としての戒めで縛り付けます。(笑)
アセルスタンは,馬を足であやつれるって本当?と確認。クランストン,ル・マルシェの言う事は正しいと認めます。優れた乗り手なら,たとえ馬がけがをしてもなだめられるだろう。すると,なぜウッドヴィルの馬があれほど興奮したのかという疑問が残ります。
クランストンは「ウッドヴィルほどの騎士なら,立て直してル・マルシェの攻撃をかわす事ができたはずだ。他に何かあるな」と言うと,もう1度テントに戻ります。そして既に縛られていたユースタスに「主人に何か恨みを持っていたか?」と尋ねます。
ユースタスは否定。するとクランストンはジャイルズとユースタス、2人に「君達は知り合いか?」すると2人は困った様子。「これは双方のサイドに犯人がいる事になるんだよ。一方は槍を尖らせ,一方は馬を傷つける」
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