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ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

いきなり満願成就ですか!?

2005-01-21 07:36:42 | Tolkien・その他
実はなんと,LOTR SEEトリロジー連続上映イベント(幕張)当選しました! しかしもちろん普段そんなにくじ運よい方ではないので,ひょっとして早くも今年のツキを使い果たしたか?(笑)
でも,ついこの間FOTRを映画館で観たいとか,ROTK SEEの上映会には行けないとか,つぶやいたばかりなのですが,いきなり両方が同時に叶うとは。これはまさに"This is the gift!"です。

そこでさっそく,会場のシネプレックス幕張ってどんな所かとか,スケジュールをチェックした結果,どうやらNo.9(352席)でやる模様です。どうも私は去年,地元のシネコンで「タワーリングハリーポッター」(爆)を見てしまって以来「1番前恐怖症」になってしまい(笑)ました。300人全員来るとは思えませんので,最悪,前から4番目位かな。でも,まあ,とにかく遅刻だけはしないようにしよう。

Three Rings for HollywoodとBBC版ドラマ

2005-01-16 11:47:39 | Tolkien・その他
"Three Rings for Hollywood"を読んだ時から,BBC版はどうなのか気になっていたので,久しぶりに,ちょっとだけ聴いてみました。

BBC版の「ビルボがガンダルフに指輪入りの封筒を預けるシーン」では,その直前のガンダルフとビルボの会話の中に,ビルボがゴラムから指輪を取る事になったなぞなぞのシーンのフラッシュバックが流れます。そして,ガンダルフがビルボがまだ封筒をポケットに持っていると指摘すると,ビルボは素直に封筒を置いて出て行きます。正確に原作通りではないのですが,違いは全く感じられず,とても巧妙な演出だなあと思いました。

そして,ファラミア大将の登場シーンを聴いて見ました。実はこのBBC版で初めてファラミアがまともに描かれたんだなあと思うと,感慨深いものがあります。しかもいきなりかなり原作に忠実で,映画では描かれない部分もちゃんと描かれているのがいいですね。

ついでに,灰色港のラストシーンを聴いてみました。ボキャ貧ゆえこんな言葉でしか表現できませんが,‥イアン・ホルムは怪物! そしてここも脚本の力が相当効いていて,映画とは違う嬉しい演出もあり,音楽も含め,お金をかけてないとわかるにも関わらず,PJ映画版に負けない,いやむしろ,こちらの方がもっと感動的にさえ見えてしまいます。

‥という事で,BBCラジオドラマは,とりわけ脚本がかなり優秀だったんだなあと,改めて思いました。

これから指輪とどう付き合おうか‥

2005-01-02 12:19:16 | Tolkien・その他
指輪祭り(笑)だった2004年もついに終わり,映画に関しては2月のROTK SEEの発売で一区切り付くことになった指輪物語ですが‥

今後の指輪との付き合いについて,メディア別にまとめてみました。

インターネット
私が主な情報ソースとしているのは,お馴染みのTORNWOTRTORCの他(以下URLを載せていいかどうかわからないので名称だけですがyahooでヒットします),The Brothers of Gondor(通称BoG=沼(^^;)),The Council of Elrond(通称CoE),などです。
ロード・オブ・ザ・リング映画は終わったとは言っても,俳優さん達のその後情報や,まだこれからハワード・ショアの音楽のCDや,今の所噂だけなので期待しちゃいけませんが,高画質版とかNG集とか未公開シーン集とか完全ノーカット版とか,SEE以降のDVDの発売もあるだろうし,こちらもいつになるかわかりませんが「ホビットの冒険」の映画化があるかもしれないので,これらのサイトは今後もチェックして行こうと思っています。

映画館
今年は2月末からROTK SEE上映会が決まっていますが,実は私はちょうどその頃ニュージーランドとオーストラリアに旅行する(とは言っても指輪とはほとんど無関係の目的で)為,多分行けそうにありません。
ところで,私はいまだにFOTRだけは映画館で観た事がないので,いつか観る機会があればいいなあと思うのですが。。。

LOTR映画とは別に,指輪俳優さんの出演映画,という楽しみもありますが,今年はまず,ケイト・ブランシェット,イアン・ホルムが出演しているアビエーターですね! アビエーターについては,ヴァン・ヘルシングに出ていたケイト・ベッキンセールにも注目してます♪ ディカプリオはどーでもいいってか?(爆)
そして,オーランド・ブルーム主演のKingdom of Heaven。十字軍の話ですね。古代の戦いの話はデフォルトで私の好みですが,最近この手のジャンルはトロイを除いて尽く失敗しているので,うまくいってくれるといいですね。ハリポタも好きな私としては,ルーピン先生,ムーディ先生を演じた俳優さん達が揃って出演しているというのもお楽しみポイントです。

本,朗読など
できれば指輪物語本編は毎年読み返してみたいのですが,去年はそれでほとんど1年かかってしまって他の本を読めませんでした。今年はHoMEで明け暮れると思いますのでその必要はないかな(笑)。あ,そ~だ,指輪物語は,朗読CDも持ってますので,これで済ませるという手はあるぞ。
‥HoMEが終わったら,シルマリルとUTの2回目を挑戦したいと思ってます。シルマリルはCDで済ませられたら楽だったんですが,それはちょっと無謀でした(爆)。
「ホビットの冒険」については,BBCラジオドラマ版に挑戦しようと思ってます。こちらはそんなに長くないし,朗読CDは無事終わっているので,挫折はないだろうと思いますが。。(汗)

レンジャーさんは生き残っていた

2004-12-29 18:28:47 | Tolkien・その他
ROTKの戴冠式のシーンでの話です(特にSEEの話ではありません)。ちらっとですが,個人的にはかなり嬉しい事を発見。ファラミアの右隣で弓を持っている人は,イシリアンのレンジャー,ですよね?
‥これが何故嬉しいかと言いますと,私はThe Lord of the Rings: Weapons and Warfare という本を持っているのですが,この中で,映画設定ではファラミアがオスギリアスに無謀な攻撃をした時に,イシリアンのレンジャーは滅びたという事になっていたから,です。
私はあのシーンにはいろいろ言いたい事はある(大将兜が全然似合ってないとか,その他もろもろ原作とかけ離れておりますので正直言ってあまり好きではありません(汗))のですが,まあ,レンジャーさんが生き残っていた事を確認できて,よかったです。

ところで,戴冠式とファラミアのオスギリアス攻撃話が出てきたついでに,ちょっと気になっていた事を思い出しました。ファラミアが馬でミナス・ティリスの町を下る時,始めの方でPJの子供達など何人かの住民がクローズアップされます。その時最初にクローズアップされる女の子,かわいいなあと思っていたら,彼女は戴冠式の時も,アラゴルンが歌い始めた直後にも映るんですね。今度はちょっとおめかしして微笑んでいます。あの子は女優さんの卵?それともだれかの娘か妹?

→SEE持ってるだろう,‥‥でしたね。(汗) ちょっとコメンタリーをあさって捜してみようと思います。

指輪記念日

2004-12-21 02:16:26 | Tolkien・その他
実は,そろそろLOTRの原作(原書)を読み始めてから2周年の「はず」なんですよ。本を読み始めた正確な日時はわからないのですが,FOTR SEEが家に到着したのは12月10日。映画を先に観てしまったので,読み始めたのはその後ですが,2003年1月2日には「1巻の4章を読んでいる」というメールを人に出しているので,読み始めたのは,ちょうど今日辺りではないかなあと思っています。
で,(自分でも)驚いた事に,読み終わったのは4月30日,ネイティブの人でも初めての時は2ヶ月かかるという本を,ノンネイティブの分際でたったの4ヶ月で読んでしまいました。(だからいまだにわからない事,勘違いだらけです(汗))実はこれは,FOTRは映画館で観てないのに,TTTは原作を読んでから映画館で観ようと決心して,公開中に間に合わせようの一念で。結局TTTは3月29日に読み終わって,1回,ROTKを読み終わってからもさらに1回映画館で鑑賞できました。

思えばそこから2年間,ひたすらゴールのROTK SEEを待ち続けてきたわけです。本当はその前から原作をご存知の方は4年間,ホントに長かったですね。で,泣いても笑ってもこれで最後のROTK SEEで。。。

今ホビットの冒険のCDを聴いていて,そろそろ大詰めなですが,実はBBC版も持っているので,壮大にBBC版ホビットの冒険+LOTR3部作SEE連続鑑賞しようかなあ。。

BBC版LOTR : The Gray Havens

2004-11-11 23:08:25 | Tolkien・その他
一行はアイゼンガルドで,復旧作業に忙しい木の鬚に会います。どうやら木の鬚はサルマンはもうパワーがないと思い「逃がして」しまった様子。BBC版でも原作と同じようにガンダルフは彼に"You may be right."と言います。これは相手の意見を尊重しながら実は異を唱える時に言う言い方。英語にもこんな婉曲な言い方ってあるんですね。つまりガンダルフの本音は,「そりゃ違うだろう~!」
木の鬚は最後に例の有名なセリフ,"For the world is changing. I feel it in the water, I feel it in the earth, I smell it in the air."を言って一行を送りますが,不思議と,これから良いい方向に向かうとも,悪い方向に向かうとも,どちらにも取れてしまいます。それが人間の生きる道って事か。。

ここで一行は裂け谷組以外とはお別れ。レゴラス,ギムリは,ファンゴルンと闇の森経由で北の方へ。ここで,確か原作では「もうみんなが集まる事はないかも」と言ったのはギムリだったと思いますが,BBC版はレゴラスの声でした。
嬉しい事に,ピピンの,パランティアがあれば皆連絡できるのに,が,BBC版にも入ってますが,今はもう,友達と世界中にバラけてもほとんどリアルタイムに連絡を取れ合う時代。これからこの本を読む子供達は,この場面にピンと来ないかもしれませんね。

‥そして,ついにアラゴルンとのお別れ。バックに流れるしみじみとした音楽は,「裏山の白の木」の場面と同じです。思えばBBC版アラゴルンと映画版アラゴルンは,俳優もアクセントも違っても,いつの間にかどちらも同一のアラゴルンに思えるようになってしまいました。どちらもいい俳優さんを選んでくれたって事ですね♪

そして一行は裂け谷へ。BBC版のビルボの声はやや元気過ぎかな。まだあと10年20年は楽にイケそう?

エルロンドと別れたホビット達とガンダルフはブリーに到着します。私は,バタバーさんが,馳夫さんが王様になったと聞いて,びっくりしてボソボソつぶやく所が大好きなんですよ。特にBBC版ではバタバーさんのアクセントも温かみがあって楽しいですね。

そしてブリーの出口でガンダルフとお別れ。しかし,BBC版もTom Bonbadilがいない為,このお別れはちょっと不自然な感じに見えてしまいます。

いよいよホビット達はシャイアへ。庄察隊とのやり取りなどは省略されていて,いきなりホビット庄で「彼等の人生で1番悲しかった」という場面へ直行します。ロージーの"Hullo Sam"はあるのですが,残念ながら,その後のセリフは省略されてます。(その後のセリフで,彼女は逞しく優しく気の利く女性だととわかるんですけどね)で,戦いのシーン。‥やっぱり,角笛の音は一緒でした。(笑)でもまあ,ローハンの(とは言っても元々はドワーフの)角笛ですから,ミナス・ティリスでアングマールの魔王と一緒に聞いたあの角笛と同じでもOKです。

サルマン,グリマとのやり取りの主要部分はほとんど原作通りすね。ここはBBCさんも重要と認識されてますね。サルマンの声は相変わらず若々しいなあ。そしてなんと,グリマに刺された後のサルマンの変化の様子も期待していた以上に描写されてました。(さすがに立ち昇った煙が西の方向を伺うというのは省略でしたが)

その後,駆け足ではありますが,ガラドリエル様から頂いた種を育てた話,エラノールの命名,サムの家族を袋小路屋敷に住まわせる事,赤表紙本の事などが語られ,いよいよ‥‥

‥フロドとサムは灰色港への旅に出ます。
以前にも書いた事があるような気がしますが,BBC版には,原作にも映画にもない,粋な計らいがあります。ビルボの別れの歌,の一節が入っているんですね。
BBC版のラストは,素晴らしいですよ~。きっと映画とは原作への愛着度が違いますよね?(し~~~っ!!)最後の方で,フロドがこの上なく静かで優しい声で,"Do not be too sad, Sam. ... You have so much to enjoy and to be, and to do."と言っているのが聞こえてくる所など,よい演出です。

BBC版LOTR : やはりBBC版も忙しかった

2004-11-09 23:27:31 | Tolkien・その他
昨日に引き続き,Disc12の感想です。

フロドとサムに関しては,BBC版には,オークと一緒に歩く所や,鍋を捨てる所がちゃんと入っています。鍋を投げる音がまたリアルでよいです。
モルドールルートで1番気に入ったのは,やはりなんと言っても,指輪棄却シーン。ゴラムがフロドの指を引っこ抜くまでの過程がちょっとわかりにくにのですが,その後,彼は文字通りの狂喜乱舞。(この喜び方がすごいステキ♪)やがて突然声が遠のいて‥‥この効果音,映画に1歩もひけを取らないんですよ~。

さて,それ以降のシーンですが,映画は,まあ,あれはあれでいいとしているのですが,やはり原作準拠が超~嬉しい。

サムが,王様と聞いて,どの王様?とうろたえる所もあるし,"Nine Fingers"の歌もあるし,もちろんファラミアの活躍もあります。残念ながらエオウィンに"Speak plainer!"と怒られる所とか,ファラミアがエオウィンをちょっとたしなめる所がなくて,この会話の面白さがなくなってしまったですが‥。

でも中でもかなり気に入ったのは,地味ですが,アラゴルンとガンダルフが裏山で白の木の苗を見つける所。ここ,音楽がまた(地味ですが)いい味出してます。(ガンダルフが自分の役目は終わったというくだりはありません(悲))そして,アルウェンの登場。いいですよね~~。やはり夕星姫"Evenstar"の名前の通り,夕暮れが似合いますよね。正しく登場させれば,こんなにステキなものなんですね!

そして主なキャラクタはローハンへ移動。
エオメルとエオウィンがメリーに念入りに挨拶している所がよいです。もちろんおみやげの角笛も頂きました。(また同じ音かな? それは次を聴けばわかるな(笑))
個人的には,原作ではファラミアの最後のセリフは戴冠式での"Behold the King!"なんですが,エオメルに祝福された時とホビット達にさよならと,2つも余計に喋ってくれているのが嬉しいです。

BBC版LOTR : DVDばりのタイトルをつけて遊んでみる(笑)

2004-11-09 00:05:39 | Tolkien・その他
今日はDisc12。前のDisc11辺りからその傾向はあったのですが,ここは1つとして映画と同じシーンがありませんね。(笑)DVDばりに場面ごとにタイトルをつけて遊ぶと,こんな感じ?

** exchanged scene
* new scene

  1. In Orcs Company *
  2. Faramir and Eowyn *
  3. The Wheel of Fire **
  4. The Mouth of Sauron *
  5. The Crack of Doom **
  6. Here at the end of all things **
  7. The Field of Cormallen *
  8. "Do you not love me, Eowyn?" *
  9. The Steward and the King *
  10. Queen Arwen *
  11. Many Partings *


指輪棄却以降の話は「映画にはない」と思ったので(おっと過激)それ以降全部*1つにしちゃいました。
しかしこれだけ項目があるのを見ると,ホントにこれで1時間?と思ってしまいます。BBC版もこの辺りは相当駆け足なのですね。
明日は,ここについての感想を書きます。

BBC版LOTR : ラジオによるペレンノールの戦い

2004-11-06 22:46:54 | Tolkien・その他
***ROTK SEEネタバレあります***
やっと13枚中11枚目に相当する所までやってきました。

話はキリス・ウンゴルの塔でサムがフロドを救う所から始まるんですが,この頃のBBC版フロドは,ちょっとした事でカーーーッと激怒したり,極度に落ち込んだり,平静に戻ったり,気分の移り変わりが原作や映画以上に激しいです。おそらく,この頃から強烈に重みを増してきた指輪の負荷を表現する,ラジオ版の作戦なんだなと思いました。そう言えば映画では,フロドの首の痛々しい「チェーンずれ」でそれを表現してましたね。ふむ,皆さん苦労して演出考えるんですね。

場面変わって白の塔。あ,いつの間にかファラミア帰ってたんですね。(←こら,前のパートで"Your son has returned, after great deeds."って言ってたじゃん!)すっかり意気消沈して何もかもやる気のないデネソール侯。ミナス・ティリスの第一環状区が燃えていると聞いて,"Why do the fools fly?"と言う所は,SEEには入るようですよ。
そして自分はファラミアを連れて墓に行くと言って,ピピンに暇を出します。ピピンはその場は冷静に引き下がりますが,ファラミアを助ける為に慌ててガンダルフを捜しに行くというくだりは原作と一緒ですね。

一方,ミナス・ティリスの大門にはグロンドが運ばれてきました。ラジオドラマの効果音としてはなかなかいい出来,だと,私は思います。そしてガンダルフと対峙するナズグルの親分。このドラマの始めの方の彼の声はちょっと威厳なさ過ぎだと思いましたが,ここの声はなかなかよいです。
その時,お馴染みローハンの角笛~。(ローハンの角笛も,ボロミアの角笛も,アラゴルンの角笛も同じ音なのはややイマイチかな)

そこへピピンがやってきて,デネソールとファラミアの事を告げます。原作はガンダルフの反応がとても悪くて(って言うか,彼は防衛を最優先したかったんですが)ファラミアが生きたまま焼かれてしまうと聞いてようやく救助に向かったんですが,BBC版は原作に忠実。映画はガンダルフの反応よすぎです。

さて場面変わって,ペレンノールの北の端に集結したローハン軍。BBC版は残念ながらセオデンの檄はありませんが,この戦いを男声ソロの歌で綴ると言う作戦を取ります。この歌,いかにもセオデンのイメージに合ってます。時々,セリフが交錯します。が,エオウィンの声,完全に女だぞ。よく誰も気がつかなかったですね。(笑)悲鳴ばかりが聞こえるので,うっかりすると聞き逃しがちですが,セオデン,落馬して愛馬の下敷きになり,致命傷を負います。そこでエオウィン,原作通りのあのセリフ,"Begone, foul dwimmerlaik!"が炸裂です。ここの彼女とメリーの連携は,カッコいいです。そしてアングマールの魔王がシューーーーッと消えてしまうと,セオデンとメリーのお別れのシーン。(どうして映画はエオウィンなんだろう? 悪いとは言いませんけど。。。)

しかし,倒れているエオウィンを見つけて,我を失って走り出すエオメル,そこへまた角笛の音がして,アラゴルン,レゴラス,ギムリが右から登場。そしてペレンノールの戦いは終結を迎えます。

話は前後しますが(上の場面のどこかに割り込んでいたはずと思いますが(汗))廟所でのデネソールとガンダルフのやり取りです。原作版とBBC版のデネソールはここで初めて,アラゴルンの名を口にして,そんなヤツに頭は下げん!と言います。ガンダルフは(まあ原作準拠なのですが)映画よりはずっと腰が低く,我慢強くデネソールを説得しようと試みますネ。しかし,デネソール侯の手にはパランティアが‥!(う~ん,映画でもここでパランティアを出して欲しい所ですが‥‥)デネソールが焼身自殺を図ってしまうと,‥♪あれ,あの曲,セオデンにぴったりだと思っていたのに,ローハンだけのテーマではなかったんですね。

そして,映画では最大のミステリー?(いまだに観てないからね)療病院です。BBC版には嬉しい事に,アラゴルンとエオメルの,ミナス・ティリスに入るの入らないの問答(笑)が入ってます。♪ それと,原作ほどしつこくはない(爆)けど,ヨーレスとのアセラス問答も入ってます。(どちらも映画には入ってないでしょうねぇ)

アラゴルンとファラミアのやり取りは,やけにクールです。アラゴルン,まるで逃げるように他にも診る人がいるからと去っていきます。(映画でもこうだったら怒るぜ)
そしてエオウィンの所で。。エオメルと,ほぼ原作と同じやり取り。映画では,"she loves only a shadow and a thought"は本人に直接言ってますので,この辺り一体どうなるのか,ちょっと見ものです。
ちなみに,映画ではエオウィンを先に診て,ファラミアは後回しにされてしまうようなのですが,これは一体どういう意味なのか,気になる所です。映画版のアラゴルンとファラミアはどちらも原作よりずっとベタなので,何かねっとり?と話でもしてくれれば嬉しいですけどね。

次にアラゴルンはメリーを起こしに行きますが,「起こし」のバックで流れるしみじみとした音楽が,メリーがあくびをして起き上がった瞬間にぴたっと止まってしまう所がちょっと笑えます。セオデンを想い出す為に,これからも煙草を吸おうと言う所,好きなのですが,おそらくこのセリフは映画には出ないだろなあ。。。。

さてこれからモルドールに攻め込もうというミーティングのシーンなのですが,原作と違ってイムラヒル大公がいません。しかもレゴラスとギムリはメリーのお見舞いに行っているので,BBC版でのこのミーティングはちょっと寂しいです。。。。という事で,いよいよ次はようやく滅びの山です。

Run!Run!Run!