ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
見た目問題当事者としての情報発信中!

5月の風のような

2005-05-31 00:00:00 | インポート
 今日で5月も終わりか。今月は忙しかったな。やることがいっぱいあってあんまり本も読めなかったな。梅雨になったらいっぱい読もうっと。さて、「ほぼ日デリバリー版」掲載を友達に沢山宣伝したせいで、ちらほらと感想を寄せてくれる友人がいるのに、ちょっとそこのアンタ!はい、私の同居人、夫はまだ読んでナーイ!

 まあ、本当にお恥ずかしい話、私の夫君は活字がまるでダメな人で文芸書はもちろんビジネス書、ハウツー物、漫画、ヘタすれば取り扱い説明書すら読まない活字アレルギーのような人です。もちろんこの日記なんか読んでる気配すらない。私はちょっとでも絶対活字量が不足すると「本!本!本が読みたい~~!」って中毒症状おこすような人なのに。

 だから本の話題は我が家ではタブー。「ねえねえ、こんな面白いの読んだよ!」と話しかけても絶対通じないし、「石田衣良ってさあ、コピーライターっぽくて小気味いいよね。」なんて言っても夫にはちんぷんかんぷんなのである。こういうのが結構辛い時期もあった。夫婦なのに共有できないっていうこと自体が。今は特にそう思わないけど。

 でも「ほぼ日」に掲載された私の投稿を隅から隅まで読んで、「あそこはもうちょっとこんな風に表現した方がよかったんじゃないか。」とか批評されるよりかマシか。いや批評されてもけなされても読まないよりは読んでくれた方が表現者としてはありがたいものなのか?うーん。とにかく私たち夫婦は5月の風のようにからりと乾いたドライな関係かも。


てゆうか「お代わりっ!」

2005-05-30 00:00:00 | インポート
 美味しい新茶を頂いたので、Sさんを呼んでプチお茶会。今、ちょうど梅田の映画館で「韓流シネ・フェスタ」というのをやっていて、周代わりで韓国B級映画が上映されているという。Sさんはそれを早速見に行って来たというので、その感想などを聞きながらお茶をずずずっとすする。

 私が「このお茶はねー、静岡の新茶でねー、初摘みでねー、特選てラベルが貼ってあってねー、八十八夜なんだってー!!」などと喋っているそばからSさんは「てゆうかお代わりっ!美味いっ!」。おーい!人の話聞いとるんか!いや、たぶん全然聞いてないな。Sさんはいつ何時でも胃袋最優先な人だもんね・・・。

 でもふと思った。私たちはどうも食べ物にしろお洋服にしろ、いやこの際モノやサービス全てについてどうもストーリーを必要としすぎるんじゃないかなって。これはこういうブランドだから素敵なお洋服だとか、この食べ物は今の時期しか出回らなくて地域限定販売だからきっと美味しいに違いないとか。

 要は身体よりも頭の方で先にいろいろな物語を作り上げて、身体や味覚をそっちに合わせている場合が多々あるように思うんよね。袖を通した瞬間に身体が「ああ着心地がいい!」、食べたり飲んだりした瞬間に「美味しい!」と何の前提もなく思える感覚を忘れがちかもな。Sさんの胃袋は、そのへんとっても正直でよろしい。


「ほぼ日デリバリー版」掲載

2005-05-29 00:00:00 | インポート
 前にも同じようなことを書いたような気がするけど、このことはいつも頭の隅っこにこびりつていることだから敢えてもう一度書こう。私が円形脱毛症のお友達と話していて、いつも感じることは「周囲の理解が得られないこと」だ。だって普通の人は生まれてからずっと普通に髪の毛あるもんねー。それがある日いきなり無くなるなんて考えたこともないと思う。

 人間というのは案外鈍感にできていて、自分や自分の周囲に直接起こった出来事以外はなかなか共感しにくいものみたいだ。病気や事故や失恋なんかもね。だから一番怖いのは無理解、知識がないってことだ。中東で起こっている紛争だって私たち日本人には宗教対立という概念そのものがないから「ああ怖い」で済ませてしまう。そこから先は考えない、というか考えられないのが一般の人ではないかと思う。(もちろん私も含めて)

 なんだか話があっちこっちに飛んでうまく伝わりにくくなっているぞ。そうだ。円形脱毛症のことを知らない人がいっぱいいて、そのせいで病気になった当事者は「ハゲ、ハゲ」と幼い頃からいっぱい苛められているんだ。男の人がある程度の年齢になったら少し髪の毛が後退するのとは全然違う病気なのだけど、とにかく日本人はものすごく髪の毛にこだわる人種なんだよね。で、どうしたらこの病気のことを世間一般に広く理解してもらえるかってことをずーっと考えていた。

 かなり長いこと考えてはいたのだけど私の小さな頭でいくら考えても妙案は浮かばへんのよね。まだまだHIVや「うつ」みたいに病気の名前そのものが認知されているとは言いがたいよなあ。そこでちょうど今「ほぼ日刊イトイ新聞」の「ほぼ日デリバリー版」というメルマガで経験論というテーマでメールを募集していたので送ってみたら掲載されました。こういうのも少しは病気の啓蒙に役立つかなあ。何もしないよりマシかなあ。まあ、お暇な方は読んでみてください。「私の経験は脱毛です。・・・・・」から始まる投稿です。

ほぼ日デリバリー版 2005年5月27日第944号
http://www.1101.com/home.html


おばちゃんパワー炸裂!

2005-05-28 00:00:00 | インポート
 韓国ミュージカル「GAMBLER」を見に行って来た。一応韓国語教室授業の一環ということで、課外授業ですわな。梅田芸術劇場(旧:梅田コマ劇場)は足を踏み入れた途端、ありゃー!アジュンマ(おばちゃん)だらけやないですか!どこからこんなに沢山のおばちゃんが湧いてくるんだ~~!!

 主演はホ・ジュノという私と同い年のかなり有名な俳優さん。ミュージカル以外にもドラマや映画にも出演作多数で韓国ドラマを見たことがある人なら一度は目にしたことがあると思う。彼を真近で見られるだけでも、一緒に行ったおばちゃん達は興奮気味。さすがに背は高いし歌はうまいし存在感あるよなあって感じ。

 ただ字幕と舞台を交互に見るのはちょっと目が疲れたな。ちゃんとセリフを理解するにはあまりにプアな私の韓国語ボキャ。こりゃまだまだ前途多難だ~。でもストーリーはわかりやすいし、歌もダンスも楽しめるのであっという間に3時間近くの舞台が終了。最後はカーテンコールに応えるキャストたちにおばちゃん達がスタンディングオベーションの嵐だ~~。

 「ホ・ジュノッシ!サランヘヨ~~!」いつの間にか皆席を立って手をちぎれんばかりに振ってキャーキャー騒いでるよ。おばちゃん達皆もう少し壊れてる感あり。舞台が跳ねた後、CD購入者のみの握手&サイン会があるのでおばちゃん達はそれにもちゃーんと参加してまたまた「サランヘヨ~!」(←ていうかこれしか知ってる単語ないのか!)の連発で、おばちゃんパワーの底力を感じた夜。


アバウトで行こう

2005-05-27 00:00:00 | インポート
 なーんかこの頃特に思うこと。JR尼崎の脱線事故の原因の一つが過密ダイヤだったっていう報道にも関係あるのかも知れないけど、皆「余裕」がない人が多いんだよね。「余裕」は「遊び」と言い換えてもいいかも知れない。本来の遊びではなくて、クルマのハンドルの「遊び」の部分てあるでしょう。あの「遊び」ですね。

 都会に住んでいれば、携帯でスムーズな乗り換え検索などすれば本当に一分の無駄もせずに電車や地下鉄ってパパパッと乗り換えできてしまうんです。そのためには電車の前方部分に乗るのがいいのか、後方がいいのかまで考える。で、検索したとおりに電車が寸分違わずやってきて目的地にスイーッと連れてってくれる。もうこれ常識だったんです。でもやっぱあんな事故があると常識って言うのも疑ってかからなあかんなあと。

 話は飛ぶようですが、私にもお母さん友達というのが少しはおりまして子どものことや学校のことなど話したりするのですが、これまた「遊び」が少ない人が多いんですね。「○○先生はこないだ信号無視してたっ!」とか「○○先生が本屋で漫画読んでた。」とか。んなことどっちでもいいだろうと。先生だって人間だもの。たまには信号無視だってするし、漫画ぐらい読むだろうよ。なんでそう目くじら立てるのかわからない。

 電車と先生の話題。特に関係もないような気がするんだけど、ある意味受け取り側に「遊び」の感覚があれば、もう少し違ってくるのかなと思うのです。電車は少し遅れて当たり前。家を5分か10分早く出れば多少遅れたって構わないだろうし、学校の先生が漫画読もうが、キャバクラ行こうが、ちゃんと授業やってくれてるんだったら問題ないわけで、いろんなこともう少しアバウトでいいんじゃないかなーと、最近そんなことばっか考えています。