ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
見た目問題当事者としての情報発信中!

まあこんなものだろう

2005-05-23 00:00:00 | インポート
 今日は土曜に行った途上国支援のイベントについて書こう。インドネシア訪問記とバングラディシュの職員を招いてのスピーチ。休憩を挟んで3時間ほどの内容だったが、企画した側から見れば、全体としては概ねスムーズに運んだように思う。出席者が思ったよりも少なかったのが少し残念。

 イベント直前に打ち合わせをしなかったにもかかわらず、ボランティアの面々は各自大変自発的に動き回る様子を見て、こちらも気分がよくなった。人に言われて何かをするのは簡単だ。でも誰にも言われなくても自分から積極的に自分の役割をまっとうしようとする人間はそう多くはいない。こういう人たちに囲まれている限り、このボランティアは続けてみたい。

 インドネシアの農村地帯の映像は貧しいけれど美しかった。緑の濃さが圧倒的だ。子どもの表情が屈託がなく可愛い。バングラディシュは想像していたより貧困と人口増加が深刻な問題だ。北海道くらいの面積の国に日本より多い1億4000万人が暮らすなんて。洪水、早婚、教育、雇用、保健衛生、女性と子どもの人権確立。問題は山積している。うーん。国際支援なんて一口で言うのは簡単だが、こりゃ何十年単位の仕事やなあ。

 事前の段取りも悪かったし、引き継いだ仕事がうまくはかどらなかったし、新規に会員募集した割には大して人数も増えなかったけど、まあ、この規模でぼちぼちやっていくのも悪くない。大きな会に発展させることよりも内容の濃いイベントをやっていく方がこのNGOの理念にかなっている。地球規模で考えると支援する国とされる国の経済格差は広がる一方だ。富の再分配がうまく機能するには、まだまだ沢山の時間が必要だろうな。