ペパキャンのサバイバル日記

円形脱毛症で髪の毛がなくなりました。今はスキンヘッドライフ満喫です。
見た目問題当事者としての情報発信中!

瞬く間の出来事

2005-05-25 00:00:00 | インポート
 息子に自転車を買い与えてほぼ3年の月日が過ぎ、その間息子は全くと言っていいほど自転車には見向きもせず、無残にも自転車は雨ざらしとなり、ハンドルは錆び、タイヤの空気も抜けていた。幼稚園のお友達が次々に自転車デビューしているのに、全く焦りや競争心のない超マイペースな息子は、いったいいつになったら自転車に乗るんだろうと思っていた。

 まあ、遅くとも中学生になるまでには乗るやろうとゆっくり構えていた私であったが、どうもようやくその時期が訪れたようだ。先々週の週末あたりから少し乗る気になって練習を始めた。息子は補助輪をはずしても、すぐに乗れると思っていたらしく(←超おバカ)最初のひと漕ぎで既に挫折。何回か転びながらようやく直線は乗れるようになったのが先週末。

 そして月曜、火曜と放課後は一目散に公園にダッシュで通った結果、わりにあっさりと乗れるようになってしまった。まだハンドルが不安定だし、カーブも怪しいし、坂道はダメだろうけどなんとなく乗れてるっぽいな。なんていうのかなあ。ああいう時の子どもの集中力ってすごいなあと感心したりする。「乗りたい!」っていうシンプルな気持ちだけが彼を突き動かすんだろうな。

 問題はどの時点で彼の気持ちが点火したかということだ。仲良しの2つ年下の女の子が最近スイスイ乗れるようになったのがきっかけにはなったんだけど、あののんびり屋の息子が「よっしゃ!やったるで!」っていう気持ちになった瞬間を見逃したような気がする。もちろんそれは息子の頭の中でとっても密やかに行われた変化なのかも知れないし、目に見えるとは限らないのだけど。毎日一緒に暮らしていてもこうやって見逃してしまうんだなあ。文字通り瞬きする間に成長していくんだもん。