6月3日 夜 このブログの
<5月18日記事>でも触れていました 百想芸術大賞の発表がありました
<2016年 第52回 百想芸術大賞HP>
これまで、韓国映画テレビファンの方にはおなじみの賞。
今年の映画部門には、スンウさんの個人ノミネートはなかったものの 昨年度 スンウさんの「出演」映画 が全て 大賞候補に入っていました
結果 すべての作品が大賞受賞となりました
☆「思悼」 主題歌OST曲 꽃이 피고 지듯이 の歌唱 ⇒映画部門大賞 イジュニク監督
☆「暗殺」 カメオ出演 ⇒作品大賞
☆「内部者たち」 ⇒最優秀主演男優賞 イビョンホンさん
3/11(金)公開 『インサイダーズ/内部者たち』予告篇
「内部者たち」では助演でスンウさん個人をノミネートされても良いと思っていたのですが 一年間の数多くの作品の中でというといろんな視野からの作品からの選出
残念ながら スンウさんは5人のノミネートには残らず残念でした。
しかし、今年度受賞者のイギョンヨンさん
”悪代官役”を存在感たっぷりに演じた「内部者たち」だけでなく数多くの作品で納得の登場シーンを続けての最優秀賞受賞はうれしく思いました
ところで、今回映画大賞受賞された イジュニク監督
昨日の授賞シーンはこの映像でどうぞ
[52회 백상] 영화부문 대상 이준익
今回のイ監督の授賞は「思悼」ともう一作 韓国詩人の人生を描いた「トンジュ」
二作での作品の質の良さが評価されているところです
イ監督の作品は韓国映画ブームの時期に大ヒットした「王の男」「ラジオスター」「楽しき人生」をはじめ、主人公の思いを観客にきちんと伝える表現で評判を受けた作品が続いています
そんな中で イ監督というと・・・特別の思いがあります。
監督の2013年の作品で「ソウォン(願い)」
幼女がつらい犯罪に巻き込まれた後の家族再生を描いていくストーリーだったのですが この映画が私の地元で行われた「ダマー映画祭 2013」で日本初上映でした
監督と主演のソルギョングさんが来広されてトークされました
一般市民の中で起きた事件の中から改めて父親が中心となって家族の生活を築いていくという流れを愛情と社会周囲の暖かい
気遣いで表現していくという監督自身の心の強さと柔らかさとをしっかりトークして帰れられました。
不器用でも必死な愛情ある父親を演じたソルギョングさんとの息もぴったりで
心にしみるお話を聞いて帰ることができました。
そのトーク会場で次作として予定を述べられていたのが「思悼」
二年後、その作品が大賞受賞ということでイ監督の制作姿勢の一貫性と素晴らしさを強く感じます。
イ監督の話に重きが行ってしまいました
スンウさんの話に戻ります。
スンウさんは脚本と制作者の真意が理解できる作品に出演されているのがご自身の信条
営業的な作品は選ばれていないといって過言ではありません。
今年度のスンウさんの選んだ映画作品についても 選択姿勢の一貫性、個人賞の受賞のあるなしにかかわらず いい作品を観客に届けるべく役者魂をしっかり感じる結果を感じます