Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

限界集落について考える

2018-01-31 06:27:00 | インポート


店は富加町にありますが、住まいは関市だし関高校卒業生なので、フリーマガジン『ぶうめらん』を毎号楽しみにしています。

今回の特集は上之保の「鳥屋市地区」!関市の深刻な限界集落について詳しく、分かりやすく、楽しさも交えながらまとめてありました。
ここのところ、私たちの住まいの地域も実家も、人の住むまちとしての限界が来ているのでは…と感じていたので、私にとってはタイムリーな特集でした。(深刻な話がタイムリーってどうかと思うけど)

うちの夫は、いま消防団の部長をしていますが、新しい部員さんが入らないので彼らは10年務めても引退することが出来ないでいます。30代40代の働き盛りの人たちには厳しい任務です。合わせて自治会の草刈りだの神社の氏子の仕事だの、地域の役目が回ってくる場合もあります。
保育園や小学校も、子供が少ないので、PTAの役員を何度もやらなければならなかったりです。
とても不幸だと思うのは、夫のように面倒な役目を負う人たちは、親や故郷を見捨てることをせずに残ることを選んだ親孝行な子供たちだということです。
真面目に仕事にも行き、地域の仕事や家の農業を手伝い、そのせいで結婚できずに親と暮らしている…そんな人たちが大勢います。

時々、私達くらいの年代の人が引っ越していくことがあります。もちろん、引っ越しは悪いことではありません。夢を追うためだったり、新しい勤め先が遠かったり、事情も有るでしょうから。
でも、こういう「限界集落予備軍」みたいな土地に住む若手があまりにしんどいせいで「逃げたい」と思う人が多いのも事実。

集落を維持していくには、「逃げたい」なんて思うまちでいてはいけないよなあ。と『ぶうめらん』を読みながら考えています。

 

にんじんの千切り入りのスコーン。
ヘルシーで甘みがあります!