Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

熟読

2010-08-04 20:46:00 | インポート
今日の午後、結構暇だったので店でとっている朝日新聞を珍しく隅々まで読んでいました。
私が気になるのはハブ港でも管さんのことでもなく、1歳と3歳の子供たちがアパートで亡くなっていたというあの事件の記事です。
私にはまだ子供もいないですし、かなり恵まれた生活をしていると思っているので、あのお母さんの苦しみはちっとも解らないのですが、けれどその兄弟を命だけでも助けることはできなかったのか、と思わずにはいられません。

そのあと、以前残った秋葉原の無差別殺傷事件の公判が記事になっていたのを読みました。
インターネットへの依存ぶり、両親に対する感情の希薄さ、被害者の遺族の方々への謝罪の仕方、どれをとっても全く理解できません。
どうして自分が傷つけられたと感じたときに、その(傷つけられた)相手ではなくて他人を傷つけることによって仕返ししようとする人がいるのでしょうか。まず誰かにその怒りを訴えてみることはできないのでしょうか。
事件を理解できていないので、とんちんかんな事を言っているのかもしれないですが。


「暮らしの手帖」に『大事なのは友人を作る力です。人の良いところを見つける力は、何よりも大切な能力です。』
というようなことが書いてありました。これを読んでハッとしたのですが、私の祖母は私が悪口を言うと
「人を悪く言うということは、その人もかおりを悪く思っているということだよ。よく思えばその人もかおりを好きになるよ」
といつも叱ってくれました。
それを私は32歳になってもなかなか守れずに、人の悪いところを見てしまいがちですが、皆がなるべく他人のあらを探さず、良いところを見つけるように生きていけると犯罪も少しは減るのではと思いました。