Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

生活よりも重要なことがあるのか

2022-07-02 12:00:53 | 日記
猛烈な暑さが続いていますが、皆さまいかがお過ごしですか? 
この暑さと物価の高さをひしひしと感じながら思うこと。
なぜ、テレビはこんなに暑い原因や、物が高いのに給料が上がらない理由を報じないのか。ただ、「あついですねー!」「サラダ油の値段が高いと困りますねー!」って叫ばれでも、そんなん嫌というほど感じてますけど。と思うだけ。
知りたいのは、どうすればこの暮らしが良くなるのかという話なのだけれど。
温暖化をくい止めないと、10年20年先がまじでヤバい。というか、来年再来年だって思いやられる。
給料を上げてくれないと、投資どころか貯金ができない。
だいたい、貯蓄から投資へ、って貯金でお金が増えないしお給料が上がらないから、イチかバチか投資にかけてみてよ!って話ですよね。

給料が上がらないのは、日本の企業の体力がなくなっている(輸出に強い商品がない)から、その原因はバブル崩壊後の日本の国策が良くなかったからではないのか。
大企業が生き長らえることを優先させてきたから、日本はものづくりが得意だったはずなのに、今や「これが自慢!」みたいな産業がない。
非正規を増やしてコストダウンしているから、力のある社員が育たないのは当たり前です。
人に投資しなきゃ、会社のために頑張るという気持ちのある若い人なんてでてこない。

「痛みを伴う改革」って今から思えば、強い人ほど改革されるべきだったんですよ。
それなのに、この国は何かおかしい。最近騒がれた節電も、ショッピングモールや、大きな会社がクーラーの設定を少しあげたらすごく節電になるだろうなあ、と思います。もちろん私たちだって節電した方が良いのですが。
 
この国は、きっと、もう本当にヤバいところに来ている。
なのに、みんなあまりにも平和ボケしています。
選挙に行ったって何にも変わらないかも知れないけど、政治に対してもの申せるのは選挙の時だけです。悲しいかな。





あまりにも久しぶりすぎ

2022-07-01 05:07:46 | 日記
いやいや、やっと落ち着きました。
先月半ば、二俣の母が2回目の足の手術をしました。
手術がうまくいくのか、その間父を預かることになるが、うまく行くのか。子ども達の迎えは誰がやるのか。
はっきり言って、私は母の入院前から心配でキャパオーバー。 
我が家の一年生は、その雰囲気を敏感に察知して情緒不安定になるし。
でも、我が家の周りには私たちを助けてくれそうな親戚もおらず、私たちだけで乗りきるしかありませんでした。
幸い、母の手術は無事に終わり、予定通り2週間と少しで帰って来てくれました。
今は家で歩くリハビリをしていますが、たぶん、再来週の病院の診察が済めば車の運転も出来るのではないかなあ。

母の入院中は、忙し過ぎて、イライラし過ぎて、ニュースも頭に入らないし、夜ぐっすり眠ることも出来なくなってしまいました。
それなので、「ブログ更新していないなあ」と思いながらも、書けないでいました。


紫蘇ジュース。このバカみたいに暑い日々を乗りきるため、少しずつ飲んでいます。

全く盛り上がらない選挙がもうすぐですね。
確かに、政権交代はまず起こらないし、テレビでもろくに選挙の話をやらないとなると、盛り上りようも無いのかもしれません。
でもね。
キシダサンが言ってること、おかしいと思うんですよ。
「いま問題が起こっていることに対して、今後こんな取り組みをしていきます!」という発言が多いです。
でもね、その起こっている問題の多くは自民党が引き起こしているでしょう。
ここ最近の日本はずーっと自民党が牛耳ってきたのだから。 
なのに、キシダサンからは反省の気配はまるでない。大臣だってやってたのに。(まあ、アベサンに一番反省してもらいたいけど)
だから、私たちは選挙にいくべきです。
いまの日本を採点するためにも。
DJのダースレイダーさんが言っていたけど、私たちが政治家の主人なんですって。私たちが政治家にお金を払って働かせている、と考えたら選挙いかなきゃ、って思いますよね~。

この続きはまた明日にでも。


やばくないか。

2022-05-31 05:45:18 | 日記
暇なはずなのにあわただしく、ブログが久しぶりになってしまいました。元気です。

最近読んで、心に残っている本。
右側は、森友学園国有地売却問題で自死された赤木俊夫さんについて書かれた本。
相場冬樹記者が、どこまでも正直に、根気強く問題に向き合っていることと、赤木雅子さんの強さ、明るさが凄かった。
明らかにおかしいことがされている。問題をNHKで深掘りしようとした記者は退職しフリーになった。改竄に抵抗した職員は精神を病んだ。
森友をニュースで取り上げず、どうでもいい話ばかり膨らませ、見て見ぬふりができる記者はNHKに残り、改竄に協力的だったり、口を閉ざした人たちは出世している。
もう、時代劇かよ!と思うくらい誰が間違っているのかは明らかなのに、問題の人はいまなおテレビの画面にうつり、「防衛費の増額は7兆円」「日銀は政府の子会社」とぶちあげています。
7兆円は私たちが税金で払うんだよ。お前が払え、と怒りで口が悪くなります。

口を閉ざし、問題を忘れることが、病気のように皆に広まっています。このままではマジでやベエ、と思います。あ、また口が悪くなりました。


光浦靖子さんのエッセイは、ものすごくよくて、GWの頃に読んだのに、ずっと心に残っています。
光浦さんほどの名声があり、センスもある方が、これからの生き方を冷静に考えて渡航を決めたことにすごく励まされました。
私も将来の自分のために、今の時間を使いたい。
新しい一歩を踏み出すことを怖れないでいたい。


いま、時々私もお弁当持ちで出掛けています。
あ、朝ごはんの時間。
その話はまたこんど書きます。








読書

2022-04-29 06:53:00 | 日記
Peace!!の建物を綺麗にする作業が想像以上に大変で、しかし、長いことお世話になった場所だけにきちんとしておきたいので、片付けの日々でした。

後はガスや電話を止めれば目処がたつかな~という所です。




逢坂冬馬さんの、'同志少女よ敵を撃て' 読みました。
本屋大賞受賞の挨拶で、暴力が大嫌いで、最もひどい暴力である戦争を描きたいと思ってきた。と話していたのが心に刺さりました。
戦争は良くない、人殺しはしてはいけない、とどれだけ訴えてもやまないこの世界。
緻密に練られた小説のなかで、ソ連軍狙撃兵の主人公が葛藤し続けるのを読むと、戦争にはどこにも善はないし、でも一兵士たちはただ、生きていくしか術がないんだ。と思い知ります。
この小説の中で、性犯罪が取り上げられます。いま、ウクライナでもロシア軍による性犯罪がされているのではないか、と言われていて、事実ならば決して許してはいけない事です。
でも、'同志少女‥'を読んだ後でこのニュースに触れた私は、「本当にレイプがしたくてした人ばかりだろうか」と思ってしまいました。
作品中で、兵士が「性暴力に加わらないと、隊の中で居場所がなくなるのだ」と話すシーンがあります。皆で性犯罪をすることで士気を高めているのだと。
どう考えても間違っていますが、暴力の渦に巻き込まれた戦争の最中に、一個人の正義感だけで暴力を振るうことから逃れるのには並々ならぬ覚悟がいる、というか普通の人には無理です。

戦争からも生き延びなければならないけれど、軍という社会の中でも生き延びなければならない。
人を殺してはいけない、という究極的な道徳が歪んでしまっている場所が戦争なんだ、ということを、強く感じた一冊です。

'戦争は女の顔をしていない'の文庫版を持っているのですが、友達がコミック版をくれたので読みました。
コミックになった時に、「この作品が漫画になるのか!」とすごく話題になっていましたけど、アレクシェーヴィチのルポの雰囲気を損なわずに、漫画になっています。
下着すら与えられない軍隊で戦い抜いた女性たちが、戦争が終わるとたちまち男からも、女からも疎まれるという現実。男が作り上げる歴史に描かれない話がここにはあり、これこそが戦争だ。と思います。




戦争について

2022-04-06 12:09:28 | 日記

ウクライナの惨状を目にするたび、自分の無力を痛感します。
亡くなられた方々、大切な人を亡くした方々の心に少しでも寄り添いたい。
人道から外れた残虐な殺人を目にしているであろう子どもたちの事も心配です。
とにかく早く、戦争を止めなくてはいけない。
でも、一方で、ウクライナは善でロシアは悪だ、というような考え方が広まってしまうことに恐ろしさを覚えています。
ウクライナの人々を守らなくてはいけない。それは圧倒的に正しい。でも、そのためにロシアの人々を排除するのは正しいのか。それしかやり方はないのか。
正義という言葉の後ろで戦いが正当化されることは、プーチン大統領がしていることに近いと思うのです。
圧倒的な正しさの前であっても、疑う気持ちは持ち続けなきゃいけない。でも、戦争は早く止めなくちゃいけない。一市民が出来ることなんて殆ど無いけれども、考えるのを止めたらいけないと思っています。





うちの春樹もおかげさまで7歳です。
誕生日をのんきに祝うことができるのも、少なくとも今の日本が平和だからです。