2016年11月20日(日)、盛岡市先人記念館(盛岡市本宮字鉈屋敷2-2)を見学した後、近くにある岩手県立美術館(盛岡市本宮字松幅12-3)のレストランで昼食を摂りました。広い庭に植栽されたジュウガツザクラ(十月桜)が、花を沢山咲かせていました。
ジュウガツザクラ(十月桜)バラ科 サクラ属 Prunus×subhirtella cv.Autumnalis
落葉低木~小高木。コヒガンザクラの園芸品種で、4月上旬と10~12月の2回花が咲く。樹皮は暗灰褐色。若枝、成葉、葉柄などに毛がある。葉は互生し、長さ4~10㎝の倒披針形で質はやや厚い。先端は長く鋭く尖り、基部はくさび形で、縁には先端が芒状の重鋸歯がある。葉身の下部に2個の腺点がある。花は白色のものが多いが、淡紅色、濃紅色などもあり、3~5個が散形状または散房状に咲く。花は直径1.5~3.5㎝。花弁は楕円形または卵円形で5~15個、時に16~18個のものもある(八重)。雄しべは50~60個。雌しべは1個で雄しべよりやや長い。萼筒は長さ7~8㎜で膨らみ、無毛または少し毛がある。冬に咲く花は小形で小花柄が短く、春咲く花はやや大形で小花柄も長い。果実は稀につく。用途:庭木、公園樹、鉢植え、盆栽、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]