2016年11月13日(日)、奥州市水沢区佐倉河の県道270号線(旧4号線)沿いにある民家の窓に絡みついているキカラスウリ(黄烏瓜)の果実を見つけました。まだ蒼いものから、黄色く熟したもの、すっかり枯れているように見えるものまでありました。
キカラスウリ(黄烏瓜)ウリ科 カラスウリ属 Trichosanthes kirilowii
var.japonica
林の縁や人家近くの藪などによく見られるカラスウリと同じような所に生える
つる性の多年草。葉はカラスウリより黄色みの強い緑色で、比較的すべすべして
いる。花期は8~9月。カラスウリに比べると花のレース状の広がりが少ない。
果実は長さ約10㎝の広楕円形で、カラスウリよりはるかに大きく、黄色に熟す。
イモ状に膨らんだ根は多量のデンプン(澱粉)を含み、これから天瓜粉(てんかふ
ん)をつくる。分布:北海道(奥尻島)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット
図鑑3・秋の花」より]